曖昧さ回避
ノルド諸国としての北欧
ヨーロッパの地域区分の一つ。
日本では慣例的に「北欧」というと
の5か国を指す場合が多い。スカンジナビア半島とその周辺のデンマーク、そしてさらに北のアイスランドである。
これらは英語でいう"Nordic countries"の和訳に当たる。歴史的文化的な高い共通性からこれら諸国はまとめて呼ばれてきた。直訳すればノルド諸国である。
スカンジナビア三国、アイスランド、デンマーク(グリーンランド)は北極圏に領土を有する。
これらの国はいずれも親日国家としても知られるが、その共通点は日露戦争が絡んで独立国家を成し得たこと(ロシア圧政からの開放)に他ならない。ただし、スカンジナビア三国のノルウェー、スウェーデン、フィンランド同士の関係は極めて険悪である(仲が良ければ国は一つになっている)ことは念頭に置いたほうが良い(デンマークは割と大人しい、というよりドイツ寄り)。
北ヨーロッパとしての北欧
英訳すれば"Northern Europe"。この範疇は一定しておらず、"Nordic countries"と一致することもあればしないこともある。例えば国連統計部による地域区分では、以下の諸国を指す。
"Nordic countries"に、バルト三国、イギリス諸島が含まれている。
欧州連合の類語辞典、EuroVocでは以下の諸国が含まれている。
すなわち、"Nordic countries"とバルト三国である。
また、CIAの『ザ・ワールド・ファクトブック』では"Nordic countries"を"Northern Europe"と呼んでいる。