解説
現実世界においては、主に戦車・装甲戦闘車両などの兵器に後から取り付けられる装甲。
元の設計で防御力が不足しているとされた場合や、特別な用途に用いられる際に増設されることが多い。
「増加装甲」と一口に言っても種類や外見は様々で、通常の装甲板や反応装甲、予備履帯、コンクリート、金網やチェーンなど、用途に応じて多岐にわたる。
フィクションに登場する架空兵器の装備としてもポピュラーで、本来の機体の姿を覆い隠すという「偽装」のために用いられたり、増加装甲そのものが武装搭載のための兵装ステーションとして働くこともある。
なお、現地改修や応急措置的に追加されるものを指す際には「追加装甲」という表現が適切。
増加装甲が設計段階から想定されたものを指すのに対し、追加装甲は一時的な防御力強化や特定の状況に対応するためのものを指す場合が多い。