概要
風景などに似せる「迷彩」と同様にカモフラージュの手段としても用いられる。陸上自衛隊では服装や車両に草木や偽装網を取り付けるものを偽装という。
目的や重要装備、荷物や貯蔵品、人数といった情報を偽装することで戦略的優位を得るものもある。身分(身分証)や外見を偽装することで正当な権利を主張したり関係者になりすまし、組織内部へ潜入する場合もある。
見た目だけでも多くの人が騙されやすいことから、公的機関を名乗るなど詐欺や悪徳商法、強盗など犯罪が付け入る隙として用いる場合が多い。数値やグラフなど表現次第で誤認させる場合もある。印象操作とも。
製品等における偽装
性能、評価、耐久性、品質、原材料、産地(原産国)、消費期限、加工、衛生、適合性その他に対する数値データなどが偽装されている、誤差の許容範囲から大幅に逸脱している場合も多い。
日本では食品偽装が横行しており食品メーカーは言うに及ばず、2007年から2008年には高級料亭の船場吉兆でも期限切れ食品や食べ残しの再販などの行為が発覚している。
また2013年にはヒルトン東京、名鉄グランドホテル、阪急阪神ホテルズ、帝国ホテル、ホテルオークラなど高級ホテルの食品偽装も報道された。
2022年には外国産のアサリを熊本県産に偽装した食品偽装が発覚。
農林水産省の調査では97%に外国産混入とされる極めて大規模なものである。
公式企画への利用
『第16回らぶドロップス恋愛小説コンテスト』の参加に必要なタグの一つ。詳細はらぶドロップス16を参照。