泥棒などのキャラクターについては
→泥棒
概要
強盗とは、他人から無理やり金品を奪う行為。またはその行為を働くもの。
フィクションでは銀行とかによく出る。
ただの泥棒よりタチが悪く、刑罰も重い。
裏社会の隠語では「タタキ」と呼ばれる。
強盗と法律
ここでは、日本の現行刑法における強盗に係る条文を取り上げて解説する。
- 強盗罪(刑法236条)
- 強盗予備(刑法237条)
- 強盗したいなあ…よし、準備しよう → 2年以下の懲役
- 事後強盗罪(刑法238条)・昏酔強盗罪(刑法239条)
- 泥棒したら獲物が抵抗してきたので強行突破 → 強盗罪に同じ
- 睡眠薬とかを使って黙らせておけばいいんじゃね? → 強盗罪に同じ
- 強盗致死傷罪(刑法240条)
- 強盗・強制性交罪等及び同致死(刑法241条)
強盗致死傷罪(刑法240条)で有期懲役に減刑は有り得るか
- 強盗致死の場合は酌量減刑が適用されて有期懲役になる可能性もあるが、強盗殺人の場合は酌量減刑が適用されて有期懲役になることは殆ど無い。
歴史
- 中世ヨーロッパで有名なのは強盗騎士、ゴットフリート・フォン・ベルリヒンゲン。別名鉄腕のゲッツ。彼はフェーデという自己解決制度(いわゆる決闘)を利用し、大金を稼いでいた。それで何度も危機に陥るが、天寿を全うした。
- 日本では悪党と呼ばれていたのが強盗に該当する。もともと「悪」は「つよい」を意味していたが、悪党が鎌倉時代から台頭してくると現代の意味合いに変化していく。中世はとにかく世紀末な世界観だったのだ。
- 武田信玄が今川義元亡き後、遠江へ侵攻し、今川家の美術品を保護しようとした。しかし家臣の馬場晴信は略奪を禁止させ、美術品を全て焼き払うよう命じさせた。「略奪は野盗がすること」として、武士道に恥じる行いはしなかった。略奪が多い乱世で、こういう人も戦国時代にはいた。