誰も知らないゼロが目覚める。
概要
ロックマンゼロシリーズの第二作。システムに新たな変更を加えつつ、本家ロックマンシリーズやロックマンXシリーズの仕様にも近くなるよう調整されている。
ストーリー
シエルらレジスタンスと別れたゼロがネオ・アルカディアを牛耳っていたコピーエックスを倒してから1年後。ゼロは逃げながらもハルピュイアが指導者代理となっているネオ・アルカディアの追及にただ一人で立ち向かっていた。
その頃、シエル達はエルピスら他のレジスタンス集団と合流して戦力を強化、ネオ・アルカディアに対抗していた。
そんなレジスタンスにゼロが戻ってきた。そしてそれが過去に封じられたダークエルフを巡る大事件の幕開けになる事を誰も知らなかった。
登場人物
主人公。
前作でコピーエックスを倒した後、レジスタンスのメンバーからネオ・アルカディアの矛先を反らす為、一年近くの時間を一人で行動し、ネオ・アルカディアの追っ手と単独で戦っていた。
レジスタンスを結成した少女。本作では作戦指揮をエルピスに任せ、新たなエネルギー源「システマ・シエル」の開発に尽力しており、これの提供によってネオ・アルカディアとの争いを終わらせようと考えている。
元はネオ・アルカディアで都市管理局員として働いていたレプリロイド。封印されていた過去のデータを目撃した為にイレギュラー認定されてしまい、現在はレジスタンスの新たな指揮官として動いている。
シエルに好意を寄せているが、彼女とは意見がしばしば対立しがち。また、レジスタンスに戻ってきたゼロには嫉妬に近い感情を抱いている。
レジスタンスにて保護されている二体のサイバーエルフ。赤い方がプリエで、青い方がクリエ。
シエルがシステマ・シエル開発の鍵として研究している。
性質は幼い子供に近く、純真無垢。自分達のオリジナル(母親)であるマザーエルフに会いたがっている。
本作内では「ミー」「ミミ」といった鳴き声しか発せなかったが、次回作では…
レジスタンスメンバー
以下、本作初登場のメンバー
セルヴォと共に武器開発を行っているレプリロイド。
どこかキザな雰囲気のレプリロイド。情報通で、話しかけると様々な情報を提供してくれる。
看護士レプリロイド。傷付いた仲間達の手当てを行う。
少年型のレプリロイド。サボリ魔でいたずら好き。
皮肉ばかり言っているレプリロイド。メナートと一緒に仕事をよくサボっている。
背の高いレプリロイド。荷物運びばかりやらされている。
エルピスが唱えた正義の一撃作戦のリーダー。作戦に参加するが、ハルピュイア達の反撃を受けて戦死する。
正義の一撃作戦に参加したレプリロイド。イソス同様、ハルピュイア達の反撃によって戦死。
眼鏡をかけた小柄なレプリロイド。主な仕事は資料探しや調べ物で、シエルの研究をサポートする。
茶髪の女性型レプリロイド。ジョーヌと共にオペレーターを務める。
金髪の女性型レプリロイド。ルージュと共にオペレーターを務める。
ネオ・アルカディア四天王
前作でファントムが死亡している為、登場するのは三人のみ。
今作では、ストーリー後半にて「アームド・フェノメノン」と呼ばれる第二形態に変身する。
ボス達
前作に続き、四天王の部下であるミュートスレプリロイド達が登場。
その他のボス
メガ・スコルピア
特徴
本作からEXスキルとフォームが追加された。
特にEXスキルは本作以降、一部仕様変更はあれど共通して使えるようになっている。
EXスキル
Aランク以上でステージをクリアした際、一部を除いたボスの攻撃をゼロが習得して、セイバーのコマンド入力やバスターショットなどのチャージ攻撃に転用する形で発動できるようになる。
リザルト画面で習得の旨が伝えられるが、このときランクがB以下に落ちても直前までAならば入手できる。
種類は様々で、特にセイバー系スキルでは相性の良いエレメントチップで強化されるものもある。
フォーム
後のボディチップ等々の元となる要素。
ステージクリア時に一定条件を満たしているとなにかに特化した色の姿、つまりフォームを手に入れられるというもの。
本作はフォームごとに攻撃力、防御力、スピードが四段階設定されており、そこまで気にならないかも知れないが各々微妙に性能差が定められている。
基本形態のノーマルフォームはすべて平均の2である。
ランクは問わないためEXスキルよりは集めやすい……と思いきや、
バスターを撃ちまくってザコ敵を数十体倒すとか、
チェーンロッド(本作専用の武器で先端を突き刺すことで敵やブロックを引っ張ったり天井ぶら下がりができるもの)でたくさん引っ張るとか、
ジャンプ斬りorダッシュ斬りでたくさん敵を倒すといった、意識してやらないと全く集まらないような内容も多い。
一周だけでフォームをなるべくコンプリートしようとして進めると、ほぼほぼランクSクリアは捨てるに等しい条件ばかりなため、2周目以降も集めるほうが良いこともある。
しかしフォームチェンジすると、ゼロの赤のカラーリング部分が様々な色に変わるという要素があり、フォームごとに変わった印象を与えてくれる。CMでも最後のカットで十色のゼロが映るため印象的な人も多いのではないだろうか。
ちなみに隠し要素はフォームにも存在する。
その他
- OPステージではコンフィグのUIがゼロ1仕様であり、ゼロの顔グラフィックも傷ついたものとなっている。
- また、OPステージではアステファルコンの同型機が登場するが、以後の出番は特に与えられていない。
- ライフゲージに描かれたゼットセイバーのアイコンがXシリーズを思わせるものから、ロックマンゼロシリーズのゼットセイバーと同じデザインに変更された(ただし、実際にゼロが振るセイバーのグラフィックはXシリーズに近しいデザインのまま)。