概要
CV:米澤円
知波単学園の戦車長の一人で、副隊長の1人。誕生日は1月27日でみずがめ座生まれ。
後ろに編み込んだおさげが特徴。九七式中戦車チハ新砲塔型(新チハ)に搭乗している。
知波単学園の一番槍で、敢闘精神溢れる知波単チームの中でも特に血気盛んであり、長く我慢出来ない気が短い性格。突撃上等で退くを知らず、知波単の精神を一番に体現している。座右の銘は「ホシガリマセン、カツマデハ(欲しがりません、勝つまでは)」
バンダイビジュアルの公式ショップの製品紹介ページにおいて名前を玉田ハルと記載されていたが、ミスだったのか現在は修正され、後に『最終章』第3話で「玉田環」であることが判明する。
劇中での活躍
劇場版
『劇場版』の冒頭のエキシビションマッチでは、西達とは別の方向から聖グロリアーナ女学院チームをバンカーに包囲していた。しかし、調子に乗って突撃を敢行してしまったところをダージリン達のチャーチル歩兵戦車に返り討ちにされる。
大学選抜チーム戦でも引き続き、チハ新砲塔型に搭乗して参戦。
あさがお中隊に配属され、「203高地」の左翼を進行するもアズミの中隊と交戦。敵の猛攻に苦戦を強いられ、また無謀な突撃を敢行してしまい、池田と名倉が撃破され自車も横転する被害を受けるが撃破は免れる。
遊園地跡地に後退した後は、西裏門の守備に就く。ここでも懲りずに突撃しようと考えていたが福田に突撃を否定され伝統を蔑ろにしていると憤るが、西が受け入れたためカモフラージュしての池の中での待ち伏せに切り替え、侵攻して来たM26パーシング1両を奇襲して撃破に成功するが、この時も深追いしすぎたため危うく撃破されかける。
その後、動物の彫刻に紛れての待ち伏せの際、射点に着く前に我慢できずに動いてしまい、偽装に使っていたアヒルの風船が破れ慌てて逃げる羽目に。
大洗チームの大半が野外音楽堂に追い込まれ包囲された際、包囲に穴をあけようと突入するも勢い余って音楽堂に滑り落ちてしまう(その際よく見るとアリクイさんチームの三式中戦車に激突している)がウサギさんチームが呼び起こした観覧車先輩のおかげで脱出に成功。
包囲網突破後は、アヒルさんチームと合流してラーテ型ゲームセンター内でパーシング2両と交戦。施設内でパーシングに零距離接射して撃破に成功(ターレットリングに命中した様子)。
終盤、島田愛里寿のセンチュリオンと遭遇し、丘上からの奇襲を挑むも返り討ちに遭い行動不能となった。
エンディングでは帰路の特別列車の客車内で床に転がって寝ていた(監督曰く、一番だらしがない)。
BDのコメンタリーでは知波単学園の鉄砲玉、知波単学園の戦車道を一番体現している隊員などと語られている。
最終章
ここからは重要なネタバレが含まれます。
『最終章』第1話では、チーム総出で大洗女子学園とBC自由学園の試合を観戦しに訪れた際、他のメンバーが行儀よく正座する中、一人だけ胡坐をかいていた。
第2話では、副隊長として新チハ3輌から成る玉田小隊を率いている。
福田が考案した「さよなら突撃(転進して距離をとる)」や「遠隔突撃(少し離れたところからの間接的な突撃)」に「それは突撃なのだろうか?」と疑問に思う細見に対し、「突撃が付いているのだから突撃」と言って納得させている。池の畔での戦闘では、小隊を率いて「ごきげんよう突撃」を敢行し、自らの手で大洗で最も重装甲であるレオポンさんチームを撃破するという大金星を挙げる。その後のジャングルでの追撃戦では一番槍らしく先頭に立って大洗女子を追撃していたが、それは窪地に誘導する罠であり、真っ先に落ちてしまう。
それでもなお崖を登って突撃しようとするが西隊長に制止され、更に「転進」ではなく「撤退」命令が下ったことに誰よりも大きなショックを受け、撤退の際には魂が抜けたような顔になっていた。
撤退中もしばらくショックに立ち直っていなかったが、正気に戻ると撤退に今一つ納得していなかったが西に諭される。その後、あんこうチームを仕留めるべく細見・名倉・久保田達とともに側面から奇襲を仕掛け、突撃に拘らず一撃離脱に徹して途中で名倉と久保田が撃破されながらも執念深くあんこうチームを追跡する。終盤、西に自らの突撃を具申。だが、それは今までの玉田の闇雲に突撃するものでは無く考えて突撃するという彼女の意志を示したものであり、西の快諾を受ける。そして岩場で西とともにあんこうチームを挟み撃ちして自らが仕留めることに成功する。だが、その大金星に西や皆と同様に舞い上がって万歳三唱をしているうちに敵フラッグ車のカメさんチームが西に強襲を仕掛けに現れ、慌てて砲撃するも狙いが外れて西が撃破されてしまう(しかも、撃破したあんこうチームに道を塞がれていたため、盾になることも叶わなかった)。
帰りの車中でお礼の手紙を書く際、「感謝の”しゃ”の字は、写真の”しゃ”でよかったでありますか?」と西に尋ねていた。
その後、準決勝の大洗女子学園と継続高校の試合を西・細見・福田とともに観戦に訪れ、隣で同じく観戦に来ていたアンツィオ高校のアンチョビ達におすそ分けでイタリア料理をいただくが、チーズを「乳臭い食べ物」と呼んだり、パスタをフォークや箸を使わずに蕎麦のように一気にすすって食べるなど、非常に行儀悪く食べていた。
余談
日本戦車道流派に「玉田流」という流派があるのだが、古くからある以外の詳細は不明。
関連タグ
欲しがりません勝つまでは:太平洋戦争中の日本で生まれた標語。