曖昧さ回避
- ドライソーセージの一種。→ペパロニ(食べ物)
- 『ガールズ&パンツァー』の登場人物。
ここでは、2について述べる。
概要
本編では登場しなかったが、OVA「これが本当のアンツィオ戦です!」にてカルパッチョとともに新キャラとして登場。
「ノリと勢い“だけ”はある」と評されるアンツィオの校風を良くも悪くも体現している人物で、性格は陽気で単純明快、語尾によく「ッス」をつけるなど体育会系のノリが目立つ。料理も得意であり、資金調達のためにチームで経営している露店でも主力として活躍している。
戦車道チームを立て直したアンチョビを「姐さん」と呼び慕い、部下たちを鼓舞するその姿から、チームのムードメーカーであるように思える。…ちょっとノリが暴走族っぽいが(イタリアはマフィアの本場なのでそこからの連想なのかもしれない。まあ、ムッソリーニ時代のイタリアは厳しい取り締まりで一度マフィアがほぼ全滅しているのだが…)
容姿
黒髪、ショートヘアーでくせっ毛。左のもみあげを三つ編みにしているのが特徴。
何気に発育が良く、公式イラストでの水着姿などではプロポーションが際立っている。
活躍
予告編の時点で「オツムの使い方云々」を語っていた彼女だが……
- アンツィオに潜入した秋山優花里が秘密兵器の話題を切り出した際、最初は不審に思うようなそぶりを見せたが、次の瞬間には「おめぇ通だね~!」と感心した様子で優花里にP26/40の所在をあっさりバラす。
- 大洗女子学園との試合では戦車を描いた偽装パネルで相手を欺く「マカロニ作戦」を実行するも、アンチョビに注意されたことを忘れて予備のパネルまで設置してしまったため、大洗側にその意図がバレる。
- 十字路を越えて前進してきた八九式中戦車と交戦しているにもかかわらずその報告を怠り、アンチョビから「マカロニ作戦」の経過を問い質された時に初めて報告する(本人は、アンチョビに理由を聞かれるまでは忙しいからと報告を後回しにしようとしていた)。
- アンチョビが「分度器作戦」を指示した時、同乗していた後輩ともども作戦内容を忘れていた。
等々、壮絶なアホの子っぷりを発揮。
試合ではアマレットが運転するCV33に車長(兼砲手、装填手、通信手)として搭乗。他の4両と共にその機動力を生かしてアヒルさんチームと交戦する。いくら八九式中戦車でも、機銃しか装備してない戦車で挑むのは無謀すぎる気が……
ハイエナの如く八九式の周りに付きまとい、八九式の主砲の弱さとCV33の軽さを利用して撃たれてもゾンビの様に復活してアヒルさんチームを苦しませた。
しかし、車輌のウィークポイントに気付いたアヒルさんチームに次々と味方が撃破されてしまう。生き残っていたペパロニは、アンチョビの合流指示を聞いて彼女の元に急行する。あと一歩で合流するところだったが、追撃してきたアヒルさんチームの砲撃を受けて戦闘不能となった。
その時に撃破された車輌から脱出しようとして勢い余って転がり落ちたため、本編7話の最後に映らなかった模様(ちょうどP40の陰に隠れる形となっていた)。
劇場版
劇場版においては、アンチョビ及びカルパッチョと共にCV33で大学選抜チームとの試合に駆け付ける。操縦手を務めたが、本来2人乗りのCV33に無理矢理3人で乗ってきたため、終始窮屈そうにしていた。
長らくアンチョビの巨大なツインテールを地毛ではなくつけ毛だと思ってたらしく、試合中にカルパッチョがアンチョビのツインテールに対して文句を言った際、「外せばいいじゃないッスか、そのウィッグ」と発言していた。
「地・毛・だ!」
「そぉーだったんスかー!」
途中、ひまわり中隊を壊走させた謎の砲撃の正体を掴むべく、急遽編成されたどんぐり小隊の一員として捜索活動を開始し、森の中でカール自走臼砲を発見する。この際、アンチョビはカールのことを知らなかったが、ペパロニは一目見てカールだと答えており、彼女の戦車知識(厳密に言えばカールは戦車ではないが)は決して乏しくないことがわかる。…が、600mm臼砲のデカさに驚いたアンチョビがCV33の8mm機銃の何倍か尋ねると、ペパロニはすぐに割り算が出来ないことに呆れておきながら、自身も計算を間違えてカルパッチョに訂正されている。
「割り算も出来ないんスか~? 7.5倍ッス!」
「75倍です…」
一応フォローすると、位を間違えただけであり「600÷8」を瞬時に計算しているあたり決して地頭は悪くない。ただ詰めが甘かった。
なお、「兵法」という言葉を知らないらしい。
また、ガールズ&パンツァードリームタンクマッチでの感想戦では750倍と発言し、カルパッチョに75倍と訂正されている。
「兵法第六計、声東撃西ですね」
「へーほー…?」
遊園地の戦闘では、ほぼ車体分の狭さしかないジェットコースターのレール上を猛スピードで疾走、ナポリターンで逆走しながら敵戦車の懐に滑り込みそのまま付かず離れずの安全位置を保持(類似のシチュエーションから走行不能に陥ったカバさんウサギさんと比較すると錬度の違いが顕著)、水切りで池を渡り切る(「一回も成功したことが無い」と泣き言をこぼしつつもしっかり成功させている)等、作中屈指の曲芸運転技術を披露している。
あんこうチームの決死の突撃によって大洗連合チームの勝利が決まった瞬間、そど子の隣でいつの間にか作っていたパスタを食べていた。
最終章
第3話の聖グロリアーナ女学院との試合において、試合中にもかかわらず「穿つ」の意味をカルパッチョに聞いたり、ファルファッレが食べたいと目を輝かせたり、一段とギャグ要員としての立場が強調されている。
また、戦車乗りにもかかわらず「ゲリラ」という言葉を知らなかった模様。
リボンの武者
「リボンの武者」においては、(あまり珍しくない勘違いではあるが)アンチョビの出身地である豊田市を、名古屋市と一緒くたにして認識している。
余談
彼女のアホさ加減は、中の人の大地氏も少々心配しているレベルであるらしく、こんな自虐ネタも披露している。