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聖ヴェールガ公国

せいゔぇーるがこうこく

聖ヴェールガ公国とは、小説『ティアムーン帝国物語』に登場する架空の国家。
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概要編集

本作の世界にある大陸の宗教における中心国。大陸の住民に古くから信仰されている中央正教会の本拠地であるため「公国を敵に回すことは、大陸を敵に回すことと同義」とされる。


それ故、軍事力を持たないものの絶大な発言権を持つ国。この国の要人が他国に赴く時には、赴いた先の国(に住んでいる中央正教会の信徒)が警護人員を割く事が慣例となっている。


公国を名乗っているが、これは中央正教会の組織において「王(人の上に立つ者)」とは正教会が信仰する「神」である、という思想に基づいており「神という王によって定められた公爵が地を治めている国」という意味。なので一般的に言う「公国」とは多少、意味合いが異なっている。


地理編集

本国はティアムーン帝国の東側、サンクランド王国の南側、レムノ王国の西側に位置する。


国土の中心部にノエリージュ湖という大きな湖があり、そこに浮かぶ中島にセントノエル学園と学園都市がある。


公都(首都)ドルファニアは国土の中心から外れた東側にある(ノエリージュ湖がド真ん中にあるため)。ドルファニアはノエリージュ湖で淡水漁業を行っていた漁師たちによる漁師町が基礎となっており、また流通確保のために街中に運河が張り巡らされている水運の街である。水運を担うゴンドラが運河を往き来する景観が名物のひとつとなっており、ゴンドラの水夫が吟じる舟唄(聖歌)もまた街を代表する風情のひとつで、正教会大聖堂への参詣訪問もゴンドラによって行われる事が多い。


本国の他に、ティアムーン帝国の南東には飛地領として独立港湾都市「セントバレーヌ」がある。



関連人物編集

ティアムーン帝国物語の登場キャラクター一覧を参照。

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