概要
本作の世界に存在する大陸の二大強国の一つ(もう一つはティアムーン帝国)。シオンの故郷。王都(首都)はソル・サリエンテ。王城ソルエクスード城がその堂々たる威容を誇る。
城下には自由商業の特区である解放市場があるが、その一帯は特区である事を隠れ蓑にした無法地帯となっており半ばスラム化している。
正義と公平に基づく国際秩序の維持と、この世界の最大宗教である中央正教会の教理と貴族の義務に基づいた全世界人民に対して、その生活を安んずるべく義務と権利を過不足なく与える事の遂行、さらにはこれを世界全ての国(王権)に遂行させる事を国是に掲げ太陽に愛されし国の二つ名を持つ。
実は、王室関係者の与り知らぬところで諜報員風鴉が各国にて暗躍を行っており、特にティアムーン帝国では帝国を崩壊させるために様々な策謀を弄していた。また、貴族の中でも伝統的な保守層の「領土拡大派」は「無能な王に統治されるより、栄光あるサンクランド国王に統治されたほうが人々の幸福になるだろう」という傲慢な考え方を持ち、他国の主権を軽んじる傾向にある。
これがある思想組織に突け込まれたりする隙となっており、そして、これがミーアが以前の時間軸で革命軍によって処刑される原因を作っていた。
本編の世界線は諜報員が行っていたことが明るみに出て、他国主権への介入も停止となり前述の傲慢な考えも通らないようになっている。