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リボンの武者

りぼんのむしゃ

正式には『ガールズ&パンツァー リボンの武者』。『ガールズ&パンツァー』シリーズに連なるスピンオフの漫画作品である。
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百足組、参る!

概要

 『ガールズ&パンツァー』本編の少し後――大洗女子学園の全国大会優勝後の世界で繰り広げられる、戦車道ならぬ何でもアリの戦車戦「強襲戦車競技=タンカスロン」に挑む新たな主人公たちの戦いを描くスピンオフ作品。
 タイトルの元ネタは手塚治虫の『リボンの騎士』。

 アニメ本編でも一部キャラクターのデザインを担当した野上武志と、考証やサブライター的な役割を担っていた鈴木貴昭の、2名の共作によって連載されている。鈴木氏が大まかな構成を担当し、各話の押さえてほしいポイントとオチ(それも口頭で伝えられる程度)を伝えられた野上氏が、各話シナリオ・作画の双方を担当しているとのこと。
 野上氏の独特な画風もあり、平野耕太藤田和日郎かと言わんばかりの、凄まじい形相を見せる演出が特徴。本編からは最も遠い絵柄であるとも言えるが、一方で鈴木氏が噛んでいることもあり、アニメからのゲストキャラクターについて、一歩踏み込んだ掘り下げが行われることも多い。
 作者をして『ガルパン』コミカライズ作品の極北と位置付けられており、読み手を選ぶ面もあるが、どこかほのぼのとした雰囲気を纏ったアニメシリーズ本編に比して、登場人物の鬼気迫る表情の応酬や凄絶な戦闘シーンの数々は大きな見所。
 単行本のカバーを捲れば、上述した絵柄・演出から発想されたのか「怖い顔をした大洗チーム」のイラストが登場。各キャラクターの言動も誇張して描かれているが(さすがに本編ではそこまで過激になってはいない)、中には同業者の黒歴史を暴き立てたものも。

 本編に携わるメインスタッフが手がけた作品ではあるが、あくまで本編とは異なるパラレルワールドの物語である。実際、鈴木氏は劇場版の展開については、野上氏には伝えずに制作を行っている。
 このためか大洗における奉納試合(『リボンの武者』)、エキシビジョンマッチ(劇場版)の2つの試合がほぼ同時期に行われるという、大洗女子学園にとっては極めてタイトなスケジュールになってしまった(鈴木氏が手がけた劇場版のノベライズでは、両試合が完全に連続した行事として行われていたものであるという補足が、こっそり行われている)。
 このあたりを考えると何らかの相違点はありそうにも思えるが、劇場版ではしずか達が壊した神社の階段の手すりが撤去されるなど、お遊び的に共通点を盛り込んだ演出も用意されている。
 また、別のスピンオフ作品『リトルアーミー』や『激闘!マジノ戦です!!』に登場するキャラクターも登場している。

2017年6月16日には、スマホアプリ『ガールズ&パンツァー 戦車道大作戦!』にて、しずかと鈴が参戦し、専用の書き下ろしイラストとアニメより先駆けてCVが追加された。

物語

 第63回戦車道全国高校生大会――初出場の無名校が、並み居る強豪を相手に驚異の快進撃を遂げ優勝するという伝説を目の当たりにした楯無高校松風鈴は、「自分も戦車で輝きたい」と戦車道を志す。しかし学校では10年前に戦車道が廃止されており、戦車に乗ることさえ叶わない。
 そんな彼女に声を掛けたのは同級生の鶴姫しずか。彼女もまた「伝説」に触れ、戦車に乗ることを選んでいた。鈴の覚悟を問うたしずかは、自宅で眠っていた二人乗り装甲車・九七式軽装甲車(通称・テケ車)を見せる。しかしたった1輌では戦車道を戦えない――憂う鈴にしずかは言う。
「私たちがやるのは戦車道にあらず。タンカスロンなり――!」

用語解説

タンカスロン

 「強襲戦車競技(タンカスロン)」とは、戦車道での使用を認められた車輌のうち、10トン以下の戦車のみが参加を許される戦車競技の一種。公式の戦車道と違って主催者はおらず、有志が行なう野試合に近い形式をとる。
 参加規程は車輌の重量制限のみで、言ってしまえばルール無用。1輌からエントリーが可能であり、試合への乱入、助っ人参戦、即席の同盟や裏切り、戦車以外の携行兵器の使用等々、自由度の高さは戦車道の比ではなく、戦車道連盟が定めた適合品から除外されるような部品を使っての車輌強化までも認められている。その様は「戦車」そのものであり、公式戦車道の試合よりも白熱とした戦いが行われている。
 非公式の競技であるため、試合を観戦しに来たギャラリーの安全に対する配慮は無いに等しく、何があっても自己責任。競技者、観客とも非常に危険である。また戦車道における有名校も校名を使った出場には問題があるらしく、それぞれが個別に強襲戦車競技出場チームを編成し、別名を名乗っての参戦が一般的。

大鍋(カルドロン)

 タンカスロンに興味を持ったダージリンが、入念な準備の末に開催したトーナメント大会。
 劇的な試合形式を利用しての、戦車道人口拡大に向けた広報活動、更には自身の後継者達の育成や、はたまた個人的な役得に至るまで、様々な思惑を込めて準備したものであり、各界から多くのスター選手が参戦を果たしている。
 おおよそルールとは無縁のタンカスロンだったが、今回は特別ルールとして、以下の要項が盛り込まれている。

①各試合ごとに、勝利条件は別途設定する(殲滅戦・フラッグ戦・一騎討ちなど)
②双方のチームは試合中に、「外」から1輌だけ助っ人を頼める。人選に制限は設けない。ただし、助っ人は必ずしも呼んだチームの指揮に従わなくてもよい(通称「用心棒ルール」)
③敗者は勝者の指揮下に入り、以降の試合に参加する

 このため勝ち進んだチームは、より多くの軍勢を率いて試合に臨めるようになるのだが、裏切りがルールとして容認されているこの試合において、単純な勝利は意味を持たない。
 要するに重要なのは、己が上に立つに値する器だと、対戦者に納得させ従わせるための、「面白さ」の追求なのである。
 ……ちなみにこのルールを作成するに当たって、ダージリンは西住まほと、「しずかとの一騎討ちの約束を守れるルール作り」を約束している。
 このルールに添って戦うならば、お互いが最後まで全ての試合に参加することになり、必ず対決する機会が訪れるようになっている。

登場人物

楯無高校/百足組

しずかと鈴が戦車乗りたさに、私有する戦車で結成した1輌だけの新参チーム。学校の認可を受けている様子はなく、もちろん予算もない。有名校を相手取った初陣で独創的な戦いを繰り広げてギャラリーを魅了し、強襲戦車競技界で徐々に存在感を示しつつある。

  • 鶴姫しずか / 成績優秀な元・弓道部エース。「しずか姫」の愛称で呼ばれる楚々とした美人だが、中身は戦いに飢えた侍娘。戦車道志望の鈴を誘って強襲戦車競技に臨む。戦車道どころか戦車戦のセオリーまでも無視する騎馬武者。車長と砲手を兼任。
  • 松風鈴 / 大洗女子の偉業に感化され、戦車に目覚めた元・帰宅部。しずかの誘いを受けて強襲戦車競技に参戦する。独学でテケ車を稼動状態にまで整備する努力家。「百足組(ムカデさんチーム)の命名者。操縦手を担当。
  • 遠藤はるか / 鈴の友人。愛称は「エンドー」。いきなり試合に参加することになった鈴を心配していたが、いつの間にかチームのマネージャー状態に。グッズ販売にも乗り出し、軍資金稼ぎにも一役買っている。

ボンプル高校

保有する戦車の貧弱さゆえ、公式戦車道では強豪校を相手に辛酸を舐めてきた。しかし車輌の重量にのみ制限のある強襲戦車競技においてはここ数年、その戦いぶりで頂点に君臨し続けている。

  • ヤイカ「騎士団長」の異名を持つ、ボンプル高校戦車隊長。戦車道を「お遊戯」と呼び、強襲戦車競技こそ本物の戦車戦であると語る。王者たる自負を持ち、勝利への執念は凄まじい。
  • ウシュカ / ボンプル戦車隊副官。可憐な容姿でギャラリーにも人気。ヤイカ同様に他校を歯牙にもかけない態度をとる一方で、試合では過酷な命令にも即応する忠実さを示す。
  • ピエロギ / ボンプル戦車隊隊員。

BC自由学園

学園艦統廃合の煽りを受けた、旧BC高校と旧自由学園の生徒からなるBC自由学園の戦車道部。分裂状態の寄り合い所帯であり、メンバーの信頼関係も最悪。

  • アスパラガス / 戦車道部の主流である旧自由派の隊長。戦車道を以って強襲戦車競技で「狩り」を行う、傲慢さの目立つ人物。部内の旧BC派を露骨に冷遇してきたが……。略称は「アスパラ」。伸びる。
  • ムール / 旧自由派の副官。アスパラガスほどではないにせよ、やはり旧BC側への態度はそっけない。部で揉め事が起これば矢面に立っている様子。後にボルドーとは肩を並べる間柄に。
  • ボルドー / 戦車道部で冷や飯を食わされてきた旧BC高校のメンバー。偵察活動にやってきたしずかの飲みっぷりを気に入る。ある一件が元で旧BC派の副官へと昇進する。

竪琴高校

戦車道そのものが廃れていた往時の有力校。戦車道部を復活させてまだ間もなく、メンバーも素人同然の集団。温厚な生徒が多いが、ギャラリーを沸かせる敢闘精神も秘めている。

  • アウンさん / 復活したばかりの戦車道部を率いる人懐っこい隊長。初試合として臨んだ強襲戦車競技でボンプルに惨敗。アンチョビの提案を受け、百足組と協同でアンツィオ高校と戦うことになる。

苫小牧メイプル学園


ケバブハイスクール


関連イラスト

我等が行うは「戦車道」に非ず!
练习



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リボンの騎士

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