「やぁやぁ我こそは百足組也、いざ尋常に勝負!!」
プロフィール
所属校 | 楯無高校 |
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学年 | 2年A組 |
身長 | 152cm※1. |
出身 | 長野県楯無市※1. |
誕生日 | 12月1日(いて座)※1. |
年齢 | 16歳 |
血液型 | AB型※1. |
好きな食べ物 | 馬刺し※1. |
好きな戦車 | TKS豆戦車20mm砲搭載型※1. |
CV | 内山夕実※2. |
※1.14巻より。
※2.スマホアプリ『ガールズ&パンツァー 戦車道大作戦!』のみ。
概要
弓道部のエースだったが、大洗女子学園の快進撃と優勝を見て大いに触発され、戦車で戦うことを決めて弓道部を退部。同級生の松風鈴が戦車道を始めたがっていることを知り、彼女とともに自宅に保管されてあった九七式軽装甲車で「強襲戦車競技(タンカスロン)」に挑む。
人物像
元弓道部で成績優秀、物静かで無愛想な美人。品のある雰囲気から、周囲には「しずか姫」と呼ばれているが、その本性は貪欲なまでに戦うことを望む、戦国武将さながらの血気盛んな性格。人の名前や顔を覚えるのが少々苦手。
実家は酒造を営んでおり、多忙な両親に代わって彼女を育てた養育係の影響と、元来もっていた素質が相まってか戦国趣味に染まりまくっており、本人も「生まれてくる時代を間違えた」と笑うほど。古風な口調で勇ましく話し、護身用に脇差を携帯したり、資金稼ぎに体を売ってみようかと発想したり(とはいえ、さすがに恥じらいは捨てていないため、顔を赤らめながらの提案であった)、初試合の時は騎馬鎧と和弓を装備するなど、その浮世離れした言動は見事なまでに貫徹している。だが、情報収集をする時は一転して活発でフレンドリーに触れ合うなど、臨機応変に演じられる。
濃い趣味のせいでなかなか親しい友人ができなかったようだが、鈴とは数々の戦いを経験する中で相棒としての信頼関係を構築しており、時には周りを戸惑わせるような仲睦まじい様子も見せる。が、鈴が少なからず邪な想いも抱いていることには気づいていない。
白星は決して多くはないものの、サンダース大学付属高校の「フライングタンカース」や、大洗女子学園のアヒルさんチームとの熾烈な戦いで、多くのギャラリーを魅了。強豪校がタンカスロンに関心を抱き、次々と参戦を表明するきっかけとなった。
本来はガチの戦闘を目的としない、「道」とつくものを好いてはおらず、戦車道への参入を選ばなかったのもこれが理由。しかし戦車道に打ち込む者を侮っているわけではなく、心技ともに優れた競技者には敬意を払っている。大洗女子の面々にいたっては、ほとんど畏敬の対象。
……とはいえ、いざ戦闘となればそこはそこ、戦車道では渋い顔をされそうなえげつない奇策など、人道に外れたもの以外ならあらゆる手を使って敵を追い詰める策士である。某名参謀の大胆不敵な偵察行動を真似て、対戦相手の懐に飛び込んでいくなど度胸も満点。
一方では車上から相手に名乗りを上げたりと、正面切っての戦いにも重きを置いており、戦車戦のセオリーを学んできた対戦相手からすればその挙動は異質にさえ映る。チーム戦では味方の鼓舞や士気高揚にも適性を見せ、囮役を買って出ることも厭わない。
常に必勝の手を以て戦いに臨み、得られるものがあれば負け戦でも笑ってみせる器量の持ち主。しかしただ一度だけ、黒森峰女学園との戦いでは、「勝ち目のない戦い」に卑劣な心理攻撃で挑んでいる。これが自分のスタイルに背く行いであるという自覚はあったらしく、試合が終わった直後には、逸見エリカらにはっきりと謝罪していた。
要約すれば、勝ち戦であれ負け戦であれ、何よりも満足できる戦いによる高揚感を重視するタイプの人間であり、アリサからは南北戦争で活躍した、ジョージ・A・カスターに例えられている。
実家はかの武田軍の百足衆に連なり、代々造り酒屋を営んでおりかなりの金持ち。戦車があったのも数寄者の先代が戦車道にはまったからである。長篠の戦いで忠義を貫いて戦死した鳥居強右衛門(武田の敵方の足軽)を「すね様」と呼んで敬愛しており、彼の絵姿をチームの旗印にしようと提案したが、鈴に即却下された。
先祖になぞって九七式軽装甲車は赤色をベースに、砲塔にムカデ、車体に武田菱が黒色であしらわれており、このことから、大洗女子のチーム名に倣う形で鈴に「ムカデさんチーム」というチーム名を決められる。
また、生まれてから一度もテーマパークといった娯楽施設に行ったことがなかったため、ボコミュージアムに訪れた時は子供のように目を輝かせながら堪能し、その後も余韻に浸って楽しんでいた。その際、ボコられグマの本質を見抜いて感銘を受け、そこで出会った島田愛里寿と共感し友となる。