ピクシブ百科事典

ウマ娘シンデレラグレイ

しんでれらぐれい

『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するウマ娘の一人・オグリキャップが辿るシンデレラストーリーを、競走馬・オグリキャップ号の数奇な運命をモチーフとして描き出すコミカライズ作品。
目次[非表示]

それは少女が " 怪物 " に至る道。



上記動画の実況中継はオグリキャップ中央デビューのペガサスS(実況:杉本清氏)。

概要

漫画: 久住太陽
脚本: 杉浦理史 / 漫画企画構成: 伊藤隼之介 / 原作: Cygames
週刊ヤングジャンプで2020年6月11日より連載されている、『ウマ娘プリティーダービー』のスピンオフ作品。これ以前の『ウマ娘』のコミカライズはWebでの掲載という形をとってきたため、雑誌の紙面を飾るのは本作が初となる。同じコミカライズ作品である『STARTING GATE』などと区別するため、公式や読者には単に「シンデレラグレイ」呼びか略称である「シングレ」呼びされるのが一般的。

アニメ版『ウマ娘』ではプロデューサーとして企画に携わった伊藤、シリーズ構成を務めた杉浦がストーリーを担当している。作画担当の久住は、世界観や設定については自身の触れるところではないとしながらも、非公式のおまけという形でTwitterに小話や補足情報などを掲載している。
2021年1月19日に単行本第1巻が発売。5月19日現在、既刊は3巻。

作風・評価

本編の序章に当たる第0章(今作の2巻まで)は『ウマ娘』シリーズとしては珍しい地方競馬の描写も多いことが特徴で、中央競馬を舞台としたアニメ版やアプリ『プリティーダービー』とはやや異なる雰囲気となっている。
対談インタビューによれば、「オグリキャップの現役時代を考えると、物語として長尺であり密度が高い分アニメだと何クールも使ってしまうため、連載という形で実現した」とのこと。レースの省略表現を差し引くにしても、好敵手たちのレース模様が盛り込まれるため、全体のボリュームは減らそうにも減らせないというのが実際のところだろう。

ウマ娘特有の史実に沿ったギャグ描写自体は健在だが、全体としてはシリアス寄り。アニメ版と比較すると純粋なレースは勿論、トレーナーの葛藤や出走問題を中心とした周囲のゴタゴタが描かれる場面も少なからず展開されている。
アニメ版などが「理想と希望」を描いているとするならば、この作品が描いてるのは「現実と絶望」。努力では決して超えられない残酷なほどの才能の格差など、ウマ娘のシビアな勝負の世界に重きを置いた作風と言える(無論、重々しい展開ばかりという訳でもなく、一種の清涼剤としてコミカルな表現も多彩である)。

作画担当の久住氏の画力も相まってか、ウマ娘たちが繰り広げる迫力満点なレース描写も見所の一つで、彼女たちのレースにかける必死な形相は最早「バトル漫画に片足突っ込んでいる」と評され、今作が他のウマ娘関連の媒体と比べて殺伐とした雰囲気を醸し出している要因とも言えよう。
久住氏も当初は「もう少し可愛い路線で描くつもりだった」ようだが、『リボンの武者』と『はねバド!』を読んでから吹っ切れて刃牙』と『HELLSING』を読みながら連載開始したとのこと。
確かに平野耕太氏が作品でよく描く「登場人物が黒塗りのシルエット多めになるが眼だけが爛々としている」構図(例:妖怪首おいてけ)に似た描写が、勝利を確信したウマ娘の背後から急速に追い上げてきたオグリが迫るシーンなどで見られる。

登場人物たちもストーリーや画風の影響からか、アプリやアニメ版と性格が少なからず変化しており、タマモクロスらに至っては「お前誰だよ」「アニメでドーナツ有馬記念してたとは思えない」と専らの評判。今作にはウマ娘でお馴染みのタイトル「プリティダービー」が省略されているのも特徴で、およそ美少女モノらしからぬ鬼気迫る表情は必見。『ウマ娘』ファン層の中ではバトルまがいのスポ根描写を指して『シンデレラグレイ』を引き合いに出す例も少なくない(久住氏はシングレもプリティやろがい!と憤慨?しているが…)。

地方を舞台に物語が始まり、「中央編」に移行してからの登場人物もオグリキャップ号が現役時代(1987年近辺)に激突した面々を中心に登場するため、今作を初出として「プリティーダービー」と共有されることになったウマ娘も多い(一部のキャラクターは権利関係で名義を変更する形で登場している)。

連載当初から一部の読者に根強い評価を受けていた本作だが、2020年末に開始されたアニメ版season2や、満を持してリリースされたアプリ版のヒットと連鎖する形でこちらにも注目が集まり、21年4月にはシリーズ累計35万部を突破した。

90年代を軸にしたアニメ版などとのストーリーの繋がりは敢えてぼかされているが、アニメの放送と合わせて久住氏の応援イラストがいくつか公開されている。

導入

ウマ娘たちが速さを競うローカルシリーズ開催地の一つ、岐阜県は羽島郡のカサマツレース場。牧歌的というにはのどか過ぎる、熱気に欠けたレース場に、トレーナーの北原は肩を落としていた。並居る強者が激闘を繰り広げる「中央」との温度差、心の底から応援したくなるスター走者の不在――。
そんな折、カサマツトレセン学園で競走ウマ娘としての道を歩み始めた、一人の新入生に出会った北原は、彼女の疾走に高揚を覚える。名前を尋ねる北原に、芦毛の少女は「 オグリキャップ 」と答えた。


登場人物

※ 身長やカラーリングは久住氏の作画イメージ

メインキャラクター

オグリキャップ(167㎝・芦毛 / cv: 高柳知葉

シンデレラグレイ


「立って走る… 私にとってはそれだけで奇跡だ 」
底抜けに純朴な芦毛の新入生。走ることと食べることに貪欲で、他のことには無頓着。母の尽力で培われた柔軟な身体が可能にする、超前傾姿勢でのスパートが持ち味。中央へ移る以前ということもあり、髪型はポニーテール。母のことが大好き。
北原の熱心なスカウトを受けて彼のチームに所属し、「レースに出してくれる人」という認識から徐々に指導者として信頼を寄せるようになり、同じ目標に向かう同志として絆を育んでいく。走ることで、勝つことで喜んでくれる誰かを思い、その期待に応えることがやがて彼女の大きな原動力となる。

ベルノライト(※ 146㎝・栗毛 / 茶髪・茶眼・三面図 / cv: 根本京里

シンデレラグレイの子


「やっぱり私 オグリちゃんのサポート続けたいなって」
引っ込み思案で小柄なウマ娘。教室ではオグリの隣席で、マイペース過ぎる彼女を何かと気にかけるうちに友人になる。オグリに対する3バカの横暴に立ち向かうなど、気弱なわけではない。
北原のスカウトに応じたオグリと連れ立つ形でチームに所属。実家がスポーツ用品店(カサマツだけでなく東京にも店舗を持つ大手)を営んでいるため、レース用具には一家言持っており、そのセンスは質実剛健。転機を迎えたオグリのため、サポート役に専念するようになる。
髪飾りの意匠をはじめ、各描写からツインビー号がモデルと思われ、史実のオグリを取り巻く人物たちの役どころも投影されている。

北原穣(キタハラ ジョウ / cv: 中村章吾
「 頂点(キャップ)…! 良い名だ! 」
地方におけるスターウマ娘の不在を憂うカサマツのトレーナー。いつまでも夢を捨てられない、ちょっとロマンチストなおじさんで、レース出場者になった妄想をしながらセルフ実況付きのジョギングではしゃいでいるところをオグリに目撃されてしまう。新入生の授業を見学中にオグリの走りに魅せられ、カサマツ学園生にとっての大舞台である東海地区の最高格レース・東海ダービーへの出走を目指す。ライブについては門外漢。
一部読者の間では、笠松時代のオグリキャップ号に騎乗していた安藤勝己騎手や、東海ダービーに対する思い入れから鷲見調教師がモデルではないかと考察されている。

六平銀次郎(ムサカ ギンジロウ)
「 それを焚き付けんのもトレーナーの仕事だろう 」
中央のトレーナーで、北原の叔父。トレーナーを欲していたカサマツに、仕事を辞めて燻っていた甥を放り込んだ張本人。休暇中の帰省ついでにカサマツのジュニアクラウン観戦に訪れる。東海ダービーを見据えてオグリを中京盃で走らせようとする北原を言葉少なに止めようとするのだが……。北原には「ろっぺいさん」と呼ばれている。サングラスを愛用しているのは昔からのようだ。

カサマツトレセン学園

フジマサマーチ(※ 170㎝・芦毛 / 薄浅葱・赤眼・三面図ライブ衣装

落書き


「 やはり負けっぱなしは性に合わん 」
カサマツの次期エースと目される芦毛の特待生であり、カサマツ篇でのオグリのライバル。
優れた瞬発力と逃げの脚質を持つ短距離向きのウマ娘で、レース勘にも秀でている。東海ダービー制覇を目標にしており、オグリの素質を認めて闘志を剥き出しにする。ストイックで無愛想なせいか、同室のウォークダンサーにはちょっとびびられている様子。
オグリを巡る一波乱を終えて後述の3バカとは仲良くつるむようになったらしく、第2巻のオマケページでは日和も含めた5人でレストランに行く程度には打ち解けている様子も見られる。
笠松時代のオグリを一度ならず下したマーチトウショウ号がモデルと思われる。

柴崎宏壱(シバサキ / cv: 柴崎哲志
「 今は… 二人にしてやってください 」
カサマツのトレーナー。北原とは先輩後輩のような間柄。マーチの実力を高く買っている一方で、指導をほとんど必要としない彼女とのコミュニケーションが課題とも考えている。地方には地方の良さがある、と語ってはいるものの、思うところはある様子。

ノルンエース(※ 167㎝・鹿毛 / 薄茶・黒眼)

ハッピーノルンタイン


「 一緒に走ったから分かる… アイツ… 」
悪目立ちするオグリに目を付けていびる3バカのリーダー格。寮では同室のオグリを、適当な理由をつけて物置部屋で寝起きさせていた。オグリとの直接対決で叩きつけられた異次元の実力に対する恐怖と、あまりにもひどいウイニングライブとのコンボに毒気を抜かれ、態度が軟化。ダンスの面倒を見てやるようになる。実家はダンス教室。
ルディやミニーと同じく、モデル馬の存在しないオリジナルのキャラクターであることが明かされている。
ちなみに3バカは幼少期からの幼馴染の関係。

ルディレモーノ(※ 165㎝・月毛 / 金髪・黄眼・ライブ衣装 / cv: 西川舞/画像右上)

カサマツ組


「 愛想の無ぇヤロウだな!! 」
わかりやすくガラの悪い3バカの斬り込み役。オグリへの突っかかり方はシンプルで、ミニーの悪辣さに引く場面も。

ミニーザレディ(※ 147㎝・青鹿毛 / 黒髪・緑眼)

センシティブな作品


「 ヒヒッ いいね予定通り♪ 」
3バカの頭脳派。オグリの靴紐を弄ったり、公式戦での妨害策を思いついたりと、悪知恵がよく働く。身長はベルノといい勝負。実は座学成績学年2位と地頭も良いことが判明している。
メガネではなくこのウマ娘同様にマスクを着けている。

川村日和

川村日和


「 文句あるなら練習しなさい3バカ!! 」
マーチ争奪戦に敗れて「3バカ」を引き受けた女性トレーナー。不真面目で反抗的な彼女らに手を焼いている模様。実は柴崎と幼なじみで元ヤンカサマツトレーナー組の中では長らく本名不詳だったが、第2巻のオマケページで設定が明かされた。

巌唯一
角刈りに口髭の快活な男性トレーナー(名前はデビュー戦の出走者リストより)。担当するサウスヒロインの号泣を笑って受け止める鷹揚な人物。

デビュー戦のウマ娘たちカサマツ同期
サウスヒロイン、セカイトーハー、ベーテシュガー、ジョイメーカー、ウルトライチバン、オーカンメーカー、ロイヤルチェリー、ウォークダンサー。いずれも有識者によるネタ元の推定が進んでいる。

中央(トレセン学園

タマモクロス(140㎝・芦毛)

♥


「 ま 兎にも角にも お手並み拝見や 」
白い稲妻」。中央の制服姿の小柄な芦毛ウマ娘。レース帰りに名古屋へ行こうとして電車を間違えカサマツへ。オグリとマーチが出走するジュニアクラウンに立ち寄る。中央所属は伊達ではなく、レースに向ける視線は玄人のそれ。「芦毛は走らない」というジンクスを踏み越えて快進撃を始めた、もう一人の怪物である。「白い稲妻」の名に恥じぬ圧倒的な追い込みを得意とするが、レース前はナーバスになりがちで、オグリとは対照的に少食気味。

小宮山
タマモクロスを引き受ける女性トレーナーで、彼女のことを「タマちゃん」、タマモクロスも小宮山を「コミちゃん」と呼び合う程の信頼関係を結んでいる。身長は175cmと女性としては大柄な体格の持ち主。たまにタマモクロスをからかっているらしい。

シンボリルドルフ

”皇帝“ シンボリルドルフ


「オグリキャップ…か 新しい風になってくれそうだ」
トレセン学園の生徒会長。「皇帝」の二つ名を持つGⅠ七冠の最強走者であり、作中における中央の象徴のような存在。自身が一線を退いてからシリーズにスター性が失われていることを愁えている。中京盃でのオグリの走りを目の当たりにしたことで、彼女の運命を変える選択を迫る。
脳内で渾身のギャグを考案したり、北原に厳しい言葉をぶつけてしまい落ち込んだりとお茶目なシーンも健在だが、今作では近しい関係のテイオー副会長、さらには理事長も登場しないため、学園の代表者たる生徒会長としてシリアスな描写をされることも多い。

ディクタストライカ

BANG!!!


「こんなもん大したことねぇよ 気合いでなんとかする!」
栗毛の弾丸」。オグリ転入時点での学園のエース。モデルはサッカーボーイか。見た目通りの勝気な性格だが、学園ではアルダン達と普通に会話するくらいには打ち解けている様子(たまにチヨノオーをモフることもあるらしい)。ヤエノたちからも格上の存在として意識されているようで、第1章では怪我で戦績は振るわなかったものの、復帰後の函館記念ではメリービューティーを押さえて芝2000mの日本レコードを叩き出し大復活を遂げる。

サクラチヨノオー

チヨノオー


「負けてたまるか…日本ダービーは…私が…私が勝つんだから!!!」
ど根性ヒロイン」。本作が初出となる実在馬名を持つウマ娘。地方上がりのオグリへは素直に好感を持っている実直な子だが、レース前でヤエノに啖呵をきるなど根は勝気。幼少期に現役時代のマルゼンと会っていたらしい。

メジロアルダン

メジロアルダン


「まだ脚は残っています!ここから……!!」
名門メジロ家令嬢」。本作が初出となる実在馬名を持つウマ娘。一応現時点の今作では唯一のメジロ家出身のウマ娘である。基本的には見た目通りのお嬢様気質だが、親戚と同じくセグウェイを笑顔で運転する姿を見るに年齢相応な活発さも持ち合わせている。当初は中央入りしたオグリの実力を「勝ったら奇跡」と懐疑的に見ている節もあったが、無事に彼女が中央初勝利を飾った際には態度を改め、クラスメイトでも一番に祝いの言葉を送ったり彼女に率先して話しかけたりと、中央組でもオグリとは良好な関係を築いている。

ヤエノムテキ

センシティブな作品


「強いウマ娘は大歓迎です 闘いましょう 正々堂々と」
剛毅木訥武道少女」。本作が初出となる実在馬名を持つウマ娘。カサマツで圧倒的な成績を残したオグリを歓迎し、(左手で)握手を求める。礼節を備えており、勝負の前に果たし状をしたためる古風なところがある。中央組ではある意味オグリの実力を最も高く評価している人物であり、彼女と自身の実力差にコンプレックスを強めている一面も。実は昔は中々粗暴な性格だったらしい。勝負服は和装がモチーフ。

ヤエノムテキのトレーナー
「渇ッ!!まだ思い絶ゆべからず!!」
ヤエノを引き受ける男性トレーナーであり、その風貌やガタイの良さに恥じぬ熱血漢。ヤエノの礼儀の良さや少し古風な一面は彼譲りのものと思われる。六平や小宮山とはそれなりに長い付き合いらしく、特に六平は昔からの飲み友

スーパークリーク

春ですね


「皆さん結構ミーハーですね」
同じく中央組でオグリのクラスメイト。アルダンと並んでオグリとは仲が良い。作中ではモノクロのため同じく長髪で言葉使いが似ているアルダンと見間違えやすいが、三つ編みの位置や微妙にアルダンより髪色が濃い点で見分けられる。よくディクタストライカやヤエノらとレース観戦をしているが、彼女だけ表情や心理描写、レース成績が伏せられていることがあり…?

ブラッキーエール175㎝ / 黒髪に白メッシュ・金眼 / 勝負服

センシティブな作品


「関係ねェ 田舎の砂遊びなんざノーカンだろ」
黒い闘士」。地方から転入したオグリを見下し食ってかかる。粗暴で好戦的だがファンの前ではそうでもない。モデルはラガーブラックか。上記の台詞から始まるオグリとの会話は多くの読者に(色んな意味で)インパクトを残した。

アキツテイオー
マイルの帝王」。元ネタはニッポーテイオーだと思われる。勝負服はサラシに羽織を着ながら草履を履くものすごく走り辛そうな格好だがウマソウルパワーのお陰で特に問題なく走れているらしい。G1を3勝している強豪で、短中距離では現役最強とも評された。宝塚記念では先手を打って勝負を仕掛けるが…。

シリウスシンボリ

no title


「ハハッ!いいねぇ!!やっぱ勝負はこうでなくちゃな!!」
唯我独尊の開拓者」。日本ダービー優勝後にヨーロッパで海外のウマ娘と渡り合った実力者で、今作では既に海外から帰国している。パドックでダンスをするなど派手好きのようだがダンス中に何人かに手足をぶつけて負傷させている(本人は気づいていなかったが)。気性も荒く、毎日王冠ではダイナムヒロインたちによるオグリの徹底マークに巻き込まれる形で進路を塞がれ「クソが!!邪魔だぞお前ら!!」と叫んでいた。

シリウスシンボリとルドルフ


本編では言及されていないが、実は会長の幼なじみだったりする。

ダイナムヒロイン
舞台上のお嬢様」。元ネタはダイナアクトレスと思われる。毎日王冠に出走するも、パドックでシリウスのダンスに巻き込まれて脇腹を蹴られた不憫な子。オグリの走りを真っ先に察知して進路を妨害するなど観察眼自体は確かだったのだが、あまりに相手が悪すぎた。

ロードロイヤル
("逃げ"は孤独でいい!)
こちらも毎日王冠のパドックでシリウスのダンスに巻き込まれた結果、頭を強く打って鼻血で発走除外になるという散々な目に遭った不憫な子。所謂典型的な逃げウマ娘なのだが、天皇賞(秋)で前述のアキツテイオーに敗北を喫した苦い過去を持つ(本人曰く「惜敗」と言及しているが、一応史実を考慮すると5バ身差の惨敗である)。
元ネタ馬はレジェンドテイオーだと思われる。

トップシュンベツ
「となるとスタートが肝心…ん?うわぁああああ!!」
ロードロイヤルと同じく逃げを得意とするウマ娘…なのだが、天皇賞(秋)では1番手になろうと集中するあまりにそもそものスタートから出遅れてしまう少し抜けた一面を見せている。
元ネタは恐らくトウショウサミット。

ゴールドシチー

シチーまとめ03


「この状況で言われると複雑な気分ね…」
100年に一人の美少女ウマ娘」と称されているが、無論ビジュアルだけではなく実力自体もキチンと持ち合わせている。その顔立ちから学園内でもファンは非常に多く、タマモクロスとはたまに食事を共にする仲。

マルゼンスキー

マルゼンスキー


「大外枠だって良かったのに…」
シンボリルドルフと同じく、レースで偉大な成績を数多く残した生きる伝説の一人。本作では良くも悪くも「会長」として扱われることの多いルドルフと対等に接することのできる数少ない人物であり、食事も共にするほど気心の知れた間柄。
本編ではマーチに興味を抱く場面があるが、史実のマルゼンスキーはマーチトウショウ号の父親・プレストウコウ号と走った日本短波賞で7馬身差の圧勝を収めたことがある。
オグリのダービー出走を巡っては、規程の壁をどうすることもできなかった自身の経験もあってか思う所があるようで…?

ミスターシービー

ミスターシービー


「まだ最後まで分からない これは日本ダービーだ」
ルドルフと同じく数々の栄誉を勝ち取ってきた三冠ウマ娘の一人であり、劇中では主にルドルフやマルゼンと共に登場している…のだが、全くと言っていい程出番がなかったアニメ版よろしく今作でも上記の台詞以外一言も喋っていない。第26Rに至っては上記の2人と共に日本ダービーを観戦する場面で彼女だけ吹き出しに隠れて顔が見えないという別の意味で不憫な目に遭っている(作画の久住氏にすら頑なに喋らない点をネタにされている)。

駿川たづな

身だしなみを整えるたずなさん


トレセン学園の理事長秘書を務める温厚な女性。ウマ娘・トレーナーの双方を様々な局面で支えているが、本作では出番は控えめ。初対面のオグリが「なんだろう…この感じ…」と引っ掛かりを覚えたり、第3巻のオマケページでは「手腕だけでなく脚力も一級品」と明確に書かれていたりもする謎多き人物。

担任の先生
オグリ達の担任の先生。朗らかだが気弱そうな人間の女性。若く見えるが実は40代らしい。

スタッフ研修生
中央でのベルノのクラスメイト達。全国のダートの砂をコレクションして比較したり、謎の液体を飲ませようとしたり、坂路での走法をデータから導き出そうとしていたりと、濃い上に圧が強い。

六平の教え子たち

メイクンツカサ
ツカサ先輩。先輩後輩の垣根無くフレンドリーな優等生。元ネタはメイショウサムソン(?)+ツカサパワーか。

クラフトユニヴァ
ユニヴァ先輩片目隠れそばかす内気な世話焼きで、アメちゃんを持ち歩いているらしい。元ネタはラインクラフト+ネオユニヴァースか。

ゴッドハンニバル
ゴッド先輩。雰囲気だけミステリアスなポンコツで、切り株に刺さるのはチーム内では最早日常茶飯事らしい。ジャージとアイスを間違える。元ネタはゴッドスピード+マルカハンニバルか。

その他

オグリキャップの母
「 よく食べてよく走る 立派なウマ娘になるのよ 」
生まれつき膝の悪かったオグリにマッサージを施し続け、彼女の大きな武器となる柔軟性を育む。デビュー戦を控えたオグリに、自身の現役時代の髪飾りを贈った。誕生日は6月17日らしい。
誕生日の一致から元ネタはホワイトナルビー号と推定されている。競走馬としてはそれほど目立った成績はないものの、15頭もの仔を産み、そのすべてが競走馬として勝ち上がり仔の総勝利数133というとてつもない記録を残しており、繁殖牝馬として初めてNARグランプリ特別表彰馬に選ばれたスーパー母ちゃんである。ちなみに読者から勘違いされやすいが劇中では存命でバリバリ元気だとか。カサマツ編では娘のデビューをラジオで聞いていた。

タマモクロスの母
「できるだけ走るのにいい環境で生活させたくて」
劇中の回想では幼少期のタマモと共に住居を転々としていたようで、走ることが好きなタマモクロスのためになるべくレース環境を整えるよう努力していた様子。元ネタはタマモクロスの母であるグリーンシャトー号と思われ、こちらも錦野牧場の経営難による倒産からあちこちの牧場を転々として生活していた。劇中の時代が現在となってからは登場していないが、元ネタの史実とタマモクロスの活躍年代を考えると…。

おっちゃん(仮称)
「流石ワシが見込んだウマ娘や!」
幼少期のタマモクロスに走り方を教えていた人物であり、喋り方からも察せる通り大阪出身。タマモクロスには現在でも「ウチが今こうしておるんはおっちゃんのお陰」と語られる程に慕われており、彼女の人生に大きな影響を与えたことは想像に難くない。しかし、既に現在の時間軸では病床に伏しているようで…。

藤井泉助(ふじい せんすけ)
「挑戦する機会さえ与えられんままで!!」
関西弁のメガネ記者。オグリの中央初戦・ペガサスステークスでの走りに惚れ込み、クラシック登録を逃した彼女をダービーに出走させようと、特例の許可を求めて奔走する。
当時の競馬評論で活躍していた大橋巨泉(※東京出身)がモデルという説もあり。

舞台設定

ローカルシリーズ
全国15箇所の開催地で行われているエンターテインメントレースの総称。カサマツレース場が主戦場となるカサマツの競争ウマ娘にとっては、SP(スーパープレステージ)Ⅰに位置付けられている東海ダービーへの出走が大きな目標となっている。
現実における地方競馬が元になっている。

カサマツトレセン学園
岐阜ウマ娘カサマツトレーニングセンター学園。生徒数は400名弱。座学や練習等でレースへの知識を深め、本格的な指導や出走するレースの選定については学園に所属するトレーナーに任せられている。レベルが段違いとなる中央(トゥインクルシリーズ)に関する諸々については「気にしなくていい」事とされているが……。
なお、食堂の料理は食べ放題である。凄まじい大食漢であるオグリキャップの入学により食堂のオバちゃん達の苦難が始まった。

トレセン学園
日本ウマ娘トレーニングセンター学園。東京・府中に広大な敷地をもつ、日本のウマ娘にとっての最高学府。トゥインクルシリーズで鎬を削る2000名ちかいエリートたちの戦場であり、最高格のグレードレース・GⅠの頂点に辿り着く者はほんの一握りである。スタッフ研修生として学籍をおくウマ娘もおり、そちらもレース研究に血道をあげる強者揃い。食堂も食べ放題であるが、調理主任のおばちゃんは「足りないとは言わせないよ」と不敵な笑みを浮かべ、オグリと火花を散らすなどこちらも強者。
授業や寮生活といった学園生活的な描写は少なく、ライバルとして描いているオグリとタマモが同室になってしまうとストーリー上ややこしくなるためか、30Rでの描写を見るとアプリ版などとは寮の部屋割りが異なっている様子。

URA(Umamusume Racing Association)
いわゆる「中央」。トゥインクル・シリーズを主催する組織で、トレセン学園の運営母体。トレーナーにも高い資質を求めるため、採用試験は難関として知られる。
劇中では中央諮問委員会が登場しており、ルドルフのとある行動を受け、本人を呼び寄せて真意を問い質している。

領域ゾーン
時代を作りうる限られたウマ娘が到達する本人さえ知らない剛脚であり、ルドルフ曰く「限界の先の先」。" 領域 "という呼称自体は第2章で初めて使われているが、それを匂わせる台詞が最序盤にて明かされている。超集中、フロー状態とも呼ばれる没入の境地で、レース中のウマ娘の身に起こるそれは、時に伝説となって人々の記憶に刻まれてきた。
第41Rの描写も相まってか、一部の読者にはゲーム版における固有スキルに当たるものでは?とも推測されている(薙刀お茶会といった演出はなんなんだという疑問は残るが気にしてはいけない)。

ウマらくがきまとめ


見た目にはウマ娘の目が発光したり、稲妻を纏ったりと個人差があるようで、通常のウマ娘のそれを遥かに凌駕する能力を発揮するとされる。本編内では既にルドルフ、マルゼン、シービーらが" 領域 "に到達しているらしいが…?

PV

ヤングジャンプ版

この単行本第1巻発売を記念した冠協賛レースが笠松競馬場にて2021年1月19日(発売当日)に開催される予定だったが、笠松競馬場を巡る一連の競馬法違反事件に関する新たな報道が朝日新聞より報じられた事を受け、開催中止(開催された場合でも、新型コロナウイルス緊急事態宣言により無観客での開催が予定されていた)。笠松競馬場のレース再開の見通しが立っていない為、代替開催も未定である。

関連タグ・外部リンク

オグリキャップ ウマ娘プリティーダービー 競馬 地方競馬
ハルウララ(ウマ娘):北原の「ローカルレースにおけるスター不在」を嘆く声を聞いた読者のうち結構な数が連想した"常敗の偶像(アイドル)"。スターでは無いが"地方"の盛り上げに一役買ってくれた。
孫悟空(ドラゴンボール):集英社作品における先輩で大食いなど共通点がある。またオグリキャップが蹄を悪くしていたエピソードを「靴が壊れていた」事で表現しているのだが、悟空も同じ理由でクリリンに負けており、オマージュの可能性がある。

『シンデレラグレイ』週刊ヤングジャンプ公式サイト
『シンデレラグレイ』無料公開分 - となりのヤングジャンプ
久住太陽 - Twitter
ウマ娘 シンデレラグレイ - ニコニコ大百科
ウマ娘 シンデレラグレイ - ニコニコ静画
漫画『ウマ娘 シンデレラグレイ』製作陣に直撃取材! - ウマフリ

関連記事

親記事

ウマ娘プリティーダービー うまむすめぷりてぃーだーびー

兄弟記事

pixivに投稿された作品 pixivで「ウマ娘シンデレラグレイ」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1720696

コメント