概要
『ウマ娘プリティーダービー』は、日本の実際の競馬界と実在競走馬をモデルの中心として制作された作品シリーズで、競走馬を擬人化したキャラクターであるウマ娘が登場。
その中の一人でコミカライズ版『ウマ娘シンデレラグレイ』の主人公となったのは、モデル馬が地方競馬の笠松競馬場(岐阜県笠松町)と移籍後のJRA(日本中央競馬会)の舞台で大いに活躍をしたオグリキャップ(ウマ娘)であった。
シリーズ全体の人気の高まりを受けて、笠松競馬場でその単行本第1巻発売を記念した冠協賛レースの開催が計画。
2021年1月19日の発売当日に開催される予定であったが、おそらく笠松競馬場の運営側の不祥事や新型コロナウイルス流行の影響などもあり中止となる。
2022年4月29日。
芦毛馬・白毛馬限定戦として、改めて「シンデレラグレイ賞」が開催された。
また、記念品としてうちわの配布、パネルの展示などが行われていた。
笠松競馬場としてはその日の売り上げだけで5億2千万円となり、シンデレラグレイ賞単体だけで8800万円の驚異の売り上げとなった。
2023年には「ウマ娘シンデレラグレイ賞」と、漫画版のキャラクターの名を冠した栗毛馬限定戦「ウマ娘ベルノライト賞」が開催。
またゲストとしてオグリキャップ役声優の高柳知葉と同じくイナリワン(ウマ娘)役の井上遥乃両氏が来場した。
また、久住先生描き下ろしの(本人曰く「およそ最高傑作!」の)色紙の展示も行われた。
2024年は、前年の2競走に続き同じく笠松所属馬限定「フジマサマーチ賞」が追加。
ゲストの声優では高柳氏とシュヴァルグラン(ウマ娘)役の夏吉ゆうこ氏が招かれた。
3回目ともなると入場者数は8000人を超えており、非常に盛り上がったとのこと。
また、去年に引き続き久住先生描き下ろしの色紙と絵馬も飾られている。
なお、2025年にはシンデレラグレイがアニメ化されるため、次回はさらに来訪者が増えると思われる。
レース結果
2022年
「シンデレラグレイ賞(11R)」
1着:ヤマニンカホン(ヤマニンゼファーの馬主の一族の馬。母父アグネスタキオン)/深沢杏花
2着:メイショウイナセ(元はメイショウドトウの馬主の馬でゴールドシップ産駒)/塚本征吾
3着:パッドゥラパン(トゥザグローリー産駒。)/藤原幹生
2023年
「ウマ娘ベルノライト賞(10R)」
1着:グレイトボルケーノ(母父キングカメハメハ)/藤原幹生
2着:ランディス(ディープブリランテ産駒、母父マンハッタンカフェ))/岡部誠
3着:パステルモグモグ(父の父がディープインパクト、母父ディープスカイ)/深沢杏花
「ウマ娘シンデレラグレイ賞(12R)」
1着:エイシンウパシ(エイシンフラッシュの馬主の馬。)/大原浩司
2着:スノーディザイア(ゴールドシップ産駒)/保園翔也
3着:ハンデンミラクル(父の父がステイゴールド、母の父がメジロマックイーン))/松本剛志
2024年
「ウマ娘フジマサマーチ賞(9R)」
1着:ハンデンキング/松本一心 ※2023年デビューの減量騎手
2着:モーニングフジ/森島貴之
3着:ソリッドステート/丸野勝虎
「ウマ娘ベルノライト賞(10R)」
1着:デイライト/東川慎
2着:アイファーダイオウ/岡部誠 ※ハッピーミークの主戦騎手
3着:カツノナインズ/渡辺竜也
「ウマ娘シンデレラグレイ賞(11R)」
1着:サルジュターグ/細川智史
2着:エイシンセブン/馬渕繁治
3着:へキレキイッセン/渡辺竜也