「……いつか必ず、叶えて見せます。僕だって……!」
プロフィール
キャッチコピー | 内気な心に抱く野望。目指すは偉大なウマ娘 |
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誕生日 | 3月14日 |
身長 | 160cm |
体重 | 安定感◯ |
スリーサイズ | B85・W56・H80 |
靴のサイズ | 左右ともに24.0cm |
学年 | 中等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | 海釣り、野球、1人で時間を潰すこと |
苦手なこと | 自己紹介、体重管理 |
耳のこと | 1人でいる時は、帽子をとって風に当てる |
尻尾のこと | 妹からよく勝手に三つ編みにされていた |
家族のこと | 家族の海外旅行は、交代で行き先を決める |
マイルール | - |
スマホ壁紙 | - |
出走前は… | - |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①嬉しいことがあった時はオーストラリアにいる幼馴染に電話する / ②寝ている時に口がもぐもぐしている |
自己紹介 | …シュヴァルグランです。…その、身の程知らずなのはわかっています。でも…いつか──い、偉大な…いえ、頑張ります |
CV | 夏吉ゆうこ |
内向的で物静か、そして才能ある姉と妹に大きなコンプレックスを抱いている真ん中っ子。
いつか2人を超え、自分の実力を認めさせるべくがむしゃらに努力する日々を過ごしている。
姉と妹とは仲が悪い……わけではないが、2人は華やかな気質のため、集まると少し浮く。
(公式ポータルサイトより)
ソロ曲
憧れていたんだ きっと最初会った時から
『 光の後ろ姿 』
作詞:宮嶋淳子(SUPA LOVE)作曲・編曲:池田健仁(Cygames)ストリングスアレンジ:市橋卓也(Cygames)
ああはなれない それでも憧れさえ越えたいと
『 僕が憧れた青 』
作詞:柿沼雅美、白戸佑輔(Dream Monster)作曲・編曲:白戸佑輔(Dream Monster)
概要
シュヴァルグランは、クロスメディアコンテンツ『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘の一人。実在の競走馬『シュヴァルグラン』号をモチーフとする。
アプリゲーム版『ウマ娘』の1stアニバーサリーに伴い、2022年2月のぱかライブTVでデザインのみがアストンマーチャンやサトノクラウンと共に先行して発表された。ただし名前は8か月以上に渡りサトノクラウン共々伏せられ、同年11月5日の4th eventで改めて発表された。
名前が判明するまではユーザー達から「帽子の子」の愛称で親しまれており、pixivではそちらのタグも併せた方がイラストを見つけやすい。
2023年秋放送のアニメ版『ウマ娘Season3』に主人公キタサンブラックと同期デビューの競走ウマ娘の一人としてレギュラーで登場。2023年12月20日、同日深夜放送のアニメ版第12話での彼女のGⅠ初勝利に合わせて、アプリゲーム版でプレイアブル実装された。
キタサンブラック、サトノダイヤモンド、サトノクラウンはクラスメイト。寮の同室はウインバリアシオン。周囲からは「シュヴァル」または「シュヴァルちゃん」、同級生でもある妹のヴィブロスからは「シュヴァち」と呼ばれている。
三姉妹の次女(中間子)で、ヴィルシーナとヴィブロスを姉と妹に持つ。社交的な気質の持ち主でかつ史実においては先にGⅠを制しているヴィルシーナとヴィブロスに対してコンプレックスを抱えており、特にヴィルシーナからは度々成績不振について心配されることもあって、トレセン学園に入ってから中々結果を出せない自分をもどかしく感じている。
いつどんな時にも帽子を被っているのも、非凡で華やかさを兼ね備えた姉妹と比べた自己嫌悪から「みっともない自分を隠したいから」という思考から根付いたもの。
ただし、ヴィルシーナもジェンティルドンナに惜敗し続けていた経験があり、あくまでもそのことを踏まえて過去の自分と同じ境遇にあるシュヴァルグランを彼女なりに気にかけている。
また、ヴィブロスも史実における戦績をなぞっているアニメ版では「道は違っていても何かしらGⅠを1つでも勝って最後は姉妹全員がGⅠウマ娘になれたら嬉しい」と純粋に願っているなど、決してシュヴァルを下に見ているわけではない。
シュヴァルグラン自身は上述のコンプレックスもあって素直に反応できてはいないが、本心ではそのことを十分に理解している。そのため、電話などで定期的に連絡し合ったり時間が合えば三姉妹揃って時々食事に行ったりするなど姉妹仲そのものは至って良好。
一人称が「僕」で、目上の相手には敬語、目上以外の相手とヴィルシーナには基本的に中性的なタメ口で話すが、ヴィブロスにだけは「~だぞ」「~だろ」などやや口調が荒くなる。
非常に気弱かつ引っ込み思案で人見知りな性格で、「自分には一緒にトレーニングしてもらえるほどの友人がいない」と思い込んでいるが、自分を気に掛けてくれるキタサンブラックには思うところがある模様。
周りの競走ウマ娘に気圧されながらも、幼い頃にテレビで観た有馬記念で1番人気の無敗の三冠ウマ娘を破った黄色い勝負服のウマ娘に憧れ、彼女のようなレースのできる「偉大なウマ娘」になりたいと日々努力している。
自身の育成ストーリーにのみ登場するモブウマ娘、トレセン学園で一学年上のシャインプレイズ(モデルはアドマイヤデウス)とはジュニアクラブ以来の親友で幼馴染。
食いしん坊で、特に中華料理が好き(そのため、冬になるとコンビニで売っている中華まんは必ず買い食いしてしまうらしい)。しかし太りやすい体質であることに加え、考え事をする際に手近にある物を食べる癖があり、間食が嵩んだ結果すぐ太ってしまう。
犬のぬいぐるみをパンと間違えてうっかり食べようとしたり、就寝中も口を動かし食べる素振りをしてしまうなど、本人もこの悪癖に苦労している。
中華料理が好きなのはオーナーが横浜で活躍していたからか。なお、とある人気グルメ漫画の実写にオーナーが常連客の役で登場したが、横浜中華街でアヒルのパリパリ揚げを食していた。
史実でも食いしん坊な逸話を伝える記事(太りやすいシュヴァルグラン、陣営の“間食”対策)が残っている。ちなみに、同じく太りやすい体質で食いしん坊キャラで有名な競走馬に同じハーツクライ産駒で同じ友道康夫厩舎所属のダービー馬ドウデュースがいる。
よく父親に連れて行ってもらった影響から、休日の時はしばしば一人で海に出掛けては釣りを楽しんでおり(家族の中では釣り好きはシュヴァルと父だけらしい)、その腕前は偶然居合わせていたキタサンブラックやスペシャルウィーク、トウカイテイオーらも驚嘆するほどの玄人レベルである。
本人も釣りにどっぷりハマり込んでいるらしく、バカンスや合宿に出かける時はいつも折りたたみの釣竿を持ってきているらしい。同じ釣り好きウマ娘のセイウンスカイともそこそこ面識はあるらしく、自身の育成ストーリーでは正月に両者が出会うイベントもある。ちなみに、この釣り好きもオーナー由来のネタで城島健司と並ぶ球界屈指の釣り好きとして知られているため。
また、同じくオーナー由来のネタとして、プロフィール欄の得意なことに野球を挙げている。実際、ヴィブロスのサポカイベントで打率がいいのと盗塁が上手であるために先頭バッターを任されていたり、サトノクラウンの保健室イベントでシュヴァルとのホームランダービーが高難度ステージと言われていたり、スーパークリークの勝負服イベントでファン感謝祭の殿堂入り選手として始球式を務めたり、と一貫して野球の実力が高い描写がされている。
紹介文ではヴィルシーナとヴィブロスとの違いがひたすら書き連ねられているが、これは史実での成績(後述の実馬の解説を参照)以外にも姉と妹が青毛のディープインパクト産駒牝馬な中、栗毛のハーツクライ産駒牡馬であることが影響していると思われる。なお、ハーツクライ産駒のウマ娘化はこれが初となる。
容姿・デザイン
三姉妹共通の錨にVの字のエンブレムが付いた、大きな白いマリンキャップが特徴(帽子の名前は「マリンちゃん」。馬主がプロ野球選手時代にベイスターズ→マリナーズと海関係の名前のついた球団を渡り歩いたのが由来)。耳カバーは帽子と一体化しているものを着用(公式サイトのSTARTING FUTURE衣装での立ち姿で判明)。カーキ色の髪に一房白いメッシュが混じっている。
ちなみに、自身の育成ストーリー内で帽子を取るイベントがある。
三姉妹の中で唯一モデルが牡馬だからか、ボーイッシュでクールな外見となっている。それもあってか、自身の育成ストーリーでは熱狂的な女性ファン達から「シュヴァ君」「シュヴァくん」と呼ばれ、レース場では黄色い声援が飛び交っている。
アプリゲーム版での呼称は「Grand_itinéraire」。
軍服を想起させる上着に黒のショートパンツ、青鋸歯形のマントの裏地には星空(ベイスターズ)が広がっている。Vの字のデザインが随所に施されており、上着とショートパンツの隙間からは局所的にへそ出ししている。水色の襟は右側の一部だけ青いがこれは、実馬が付けていた馬主のメンコのデザインが元になっている。腰には三姉妹共通の名前の書かれたペンネントをぶら下げている。
- 私服(アニメ版 Season3)
アニメ版Season3の第8話に登場する私服。メインは水色でかつ袖は黒。デザインは辻智子氏であり、背中が寂しかったのでダメ元で『22』と入れてラフを出してみたら通ったとのこと。『22』といえば元ネタのシュヴァルグラン号の馬主である佐々木主浩オーナーの野球選手時代の背番号である。
- 私服(アプリゲーム版)
アプリゲーム版に登場する私服。アニメ版とは異なり緑色のパーカーを着ており、魚のピンバッジを取り付けた黒い帽子を被っている。
- 私服(ローソンコラボ版)
2023年のローソンコラボ時に公開された水色のコート姿。アニメ版の私服と比べると厚着かつ白に寄った水色となっているほか、青いリュックも背負っている。帽子のデザインも一新されており、「V」の文字が刻まれている。
- 私服(エンスカイコラボ版)
エンスカイショップとのコラボ記念に公開された衣装で、エンスカイコラボ組の新規衣装では唯一のショートパンツ。このコラボの新規衣装ではどのキャラもバッグを持っており、シュヴァルもそれに違わず白いバッグが確認できる。帽子のデザインもローソン版やアニメ版とは微妙に違う。
- 私服(サンリオコラボ版)
サンリオコラボでにて公開された私服の一つ。今回のシュヴァルの相方はポムポムプリンのため、パートナーにちなんで黄色がメインかつ茶色のベレー帽を被った衣装になっている。コラボイラストでは逆にシュヴァルの帽子をポムポムプリンが被っているので、一時的に交換でもしたのだろうか。
- マリン・C
2023年のエイプリルフール企画「BoC'z」にて「マリン・C」 というネームで参加した際の衣装。
引っ込み思案な彼女にしては珍しくストリートカジュアルなファッションで攻めており、いつもと違う帽子に変えている辺り結構気合を入れているようだ。
- お菓子作り衣装
アニメイトフェアのために描き起こされた、お菓子作りがテーマの衣装。水色のエプロンを付けているが、こちらの帽子は普段着で使ういつもの物を被っている。
マンガ版
うまむすめし
シュヴァルのマンガ作品登場は本作が初。今回では幼少期のシュヴァルも登場しているが、この時にはまだトレードマークの帽子を付けていなかった。なお、子供の頃には同じひなあられでも色も味も違う所を自身と姉妹達に重ねていたらしく、あまり好きではなかったことを明かしている。幾度ものライバルとの戦いから自信の付いた現在では少しひなあられへの印象も変わっている様子。
アニメ版
TVアニメシリーズ
1st Anniversary Special Animation
アプリゲーム版ウマ娘の1周年を記念して公式YouTubeチャンネルより公開された短編アニメーション。本作がウマ娘プロジェクト全般における初登場となる。
キタサンブラックとサトノダイヤモンドが在籍するクラスの生徒の一人として、モブキャラに混じってその姿が描かれている。
Season3
「僕はまだ、アイツにちゃんと勝ててない…。それなのに、先にいなくなるだなんて…!」
本作のレギュラーキャラクターの一人であり、キタサンやダイヤ、クラウンとしのぎを削り合うライバル。性格もゲーム版と比べるとよりクールで強気な態度が目立ち、交流イベントや同世代の祝勝会に行く程度には社交性が高くなっている。
こちらの世界ではゲーム版以上にキタサンへの愛憎入り乱れる様子が描写されており、内心では初対面の頃からキタサンのことが苦手なタイプだったと語っているが、同時に頑丈さや力強さを兼ね備えつつも人一倍努力したことで数多くのレースを勝利していく彼女に対して、妬ましくも羨ましがっていたことを吐露している。
本編には第2話からのオープニングに登場。
第12話ではキタサンブラックの「負けない」の部分がシュヴァルグランに置き換わっている特殊OPのため必見。
教室で「フォークボールの投げ方」という本を読んでいるが、これは馬主の佐々木主浩が得意とする変化球からだろう。
第3話では所謂陽キャのキタサンブラックにたじたじになりながらも、サトノダイヤモンド・サトノクラウンも含めた同級生4人で集まりを開いていた。これ以降、食事シーンでは右手に食事用フォークを持つことが多くなった(馬主ネタ)。
第4話では天皇賞(春)、第5話では宝塚記念に出走。宝塚記念前のトレーニングシーンの回想ではオープニングで服を選んでいた2人がシュヴァルを見守っており、1人は妹のヴィブロスであることが判明した。2人は宝塚記念当日も阪神レース場へ応援に駆けつけている。
第7話ではジャパンカップ・有馬記念に出走。もう1人も姉のヴィルシーナであることが判明し、妹のヴィブロスもGⅠを制したことから三姉妹の中で自分だけがGⅠを勝てていないことへの葛藤が描かれている。
第9話の天皇賞(春)においてはキタサンを警戒しつつ得意の先行策を採用し善戦するも、有馬記念を制したダイヤには先着するがキタサンには力及ばず敗退。本人はまたもGⅠレース勝利を逃したことを悔やみながら涙を流していたが、以前から実力的に確かな成長を果たしていることを感じさせた。
第10話の宝塚記念ではなんと逃げを仕掛けたものの、やはり付け焼き刃の技術では流石に通用せずクラウンが初の国内GⅠ勝利を収める中惨敗を喫した。
- 第12話(未視聴注意)
この時期にはキタサンが宝塚記念の大敗から全盛期を過ぎたことを自覚し、秋シニア三冠を最後にトゥインクル・シリーズを引退して「ドリームトロフィーリーグ」に移籍することを知る。それを聞いていたシュヴァルは、彼女に対し怒りの感情を抱いていた。
まだ自身は(宝塚の先着を除けば)ただの一度もキタサンに勝ったことがない。それなのに先にレースを引退するなどシュヴァルにとっては納得できるはずもなかった。抱える複雑な気持ちを姉に看破され助言を送られたシュヴァルは、キタサンの残りの現役レースで彼女を倒すことを改めて決意する。
ヴィルシーナ「結局私は一度も彼女に勝てなかった。だけど…あなたにはチャンスがあるわ。まだ2回も」
ヴィブロス「そうだよ!お姉ちゃんよりも私よりも、ここ一番って時の集中力はシュヴァちの方が上なんだし!」
「………。後2回、チャンスが…」
そして訪れたジャパンカップ。相変わらずの逃げで集団を引っ張るキタサン。対するシュヴァルも先行策で前方のキタサンを追いかけ続ける。必死に先頭で粘り続けるキタサンの背後で、シュヴァルは心の中で彼女へ思いを巡らせながら徐々に距離を詰めていく。
キタサンブラック、僕は君が嫌いだ。僕とは真逆の性格で、みんなから好かれていて…君の周りには、いつだって笑顔と元気が溢れてて…こんな僕の懐にも、ぐいぐいと入り込んできて…。
キタサンブラック、僕は君が嫌いだ。いつだって僕の前にあった君の背中は、僕に…自分の未熟さと、惨めさを突き付けてきて…目障りで…忌々しくて…でも、眩しくて…いつの間にか、目が離せなくなってて…。
キタサンブラック、僕は君が嫌いだ。君がいたから僕は、ここまで…君の背中があったから…ずっと諦めずに、今日まで…。
キタサンブラック…。僕は、本当に、ずっと…君が…
「大好きだああぁぁぁぁぁぁーっ!!!!」
遂に溢れんばかりの思いの丈を吐き出したシュヴァルは、今まで届かなかった後ろ姿に追い付き、キタサンを差し切り一着でゴールイン。7度目のGⅠ挑戦にして念願の初勝利、そして姉や妹に続く形で三姉妹GⅠ制覇を果たした。これまで何度もキタサンに敗北してきた彼女が、ようやく一矢報いた瞬間であった。
その後、キタサンに勝利を祝われたシュヴァルは固い握手を交わし、「キタサンを超える偉大なウマ娘になる」と宣言するのだった。キタサン本人もトゥインクル・シリーズ最後のレースが刻一刻と近付いていることを否が応でも痛感し、舞台は有馬記念へと移り変わる…。
RTTTシリーズ
新時代の扉
セリフはないが夏合宿のために合宿に向かうバスの車内で登場。したのはいいがスクリーンに右に思いっきり隠れて帽子だけしか写っておらず、ゲストウマ娘の中では一番見つけづらい。他3人が見つけやすいのでシュヴァルがいたことに気づかない視聴者もいたそうだ。
ゲーム版
『熱血ハチャメチャ大感謝祭!』
DLC第1弾追加プレイアブルキャラクターとして参戦。アニメ版Season3に登場したウマ娘達の構成であるチームアイリスのメンバーとして活躍する。
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
「世界で1番……っ、偉大なウマ娘になりたい…!」
リリース2周年となる2023年2月24日より、アニバーサリーストーリーから初登場。
育成ウマ娘としては同年12月20日に☆3の育成ウマ娘として初実装。
2024年3月21日にはR・SSRのサポートカードが実装された。
こちらではアニメ版に比べより内気に、より姉妹へのコンプレックスが強く描かれている。幼少期からグイグイ来るタイプのヴィルシーナやヴィブロスに引け目を感じていた様子。
アニメ版とはキャラが微妙に違い、より可愛さやコミカルさが増しているので見比べてみると面白いかもしれない。
また、アニメ版と比べると更に輪を掛けて自己肯定感が欠如している節があり、溌剌とした性格のキタサンやクラウンに対しては対抗心というより尊敬の念の方が強く描かれている。
育成ストーリーではよりクラウンやキタサンとの間柄がシュヴァル視点で描かれ、「偉大なウマ娘になる」夢を叶えるべく彼女たちとの戦いが主軸となる。
ゲーム版オリジナル展開として、幼馴染のウマ娘シャインプレイズが登場。彼女と競い合いながら、アニメ版とはまた違うジャパンカップに挑むシュヴァルグランの心境の変化が綴られることになる。
育成ウマ娘
- ☆3[Grand itinéraire]シュヴァルグラン
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
94 | 84 | 106 | 83 | 83 |
+0% | +10% | +0% | +10% | +10% |
バ場適性 | 芝 | A | ダート | G |
距離適性 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
G | G | A | A | |
脚質適性 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
G | A | B | F |
育成の流れとしては序盤はファン数と実績を重ねながら徐々に力を蓄え、シニア級から明確な目標をこなしていき、最終的にシニアのジャパンカップ1着を目指す流れとなる。
しかし、この序盤のファン数3000人が曲者。ダート・マイルが共にGであるため、簡単に言ってしまえばメジロマックEーンの再来である。
その次のGⅢ以上3着3回も実は曲者。
期間は有馬記念直前と非常に長く、GⅢ以上で良いため適当に3回勝つだけなら簡単だが、クラシック戦線を進むなら話は別。
史実補正の掛かったとんでもない強さのドゥラメンテとキタサンブラックを相手することとなる。具体的に言うと、皐月賞とダービーではスピードとパワーがB+で金スキルを3つも会得したドゥラメンテが、菊花賞ではスタミナがA+で金回復スキル満載のキタサンブラックがほぼ勝たせる気がない強さで襲い掛かってくる。マイルGのためティアラ路線に逃げることもできず、普通に進めていくとヴィルシーナよろしく2着を繰り返すことになる。正直、クラシック三冠は勝てる可能性はゼロではないがほぼ無理と言わざるを得ない。
途中、目標外イベントとしてシニアのエリザベス女王杯に出走するとヴィルシーナとヴィブロスと対決できるイベントがある。
姉妹が確定で出走するレースが他に存在しないためシュヴァルグランの固有二つ名である「偉大なウマ娘」の取得条件の一部、「姉妹に勝利する」を確定でクリアできる唯一のチャンスであるがこのイベント直後に目標1着のジャパンカップがあるので、コンディション管理には注意が必要。
サポートカード
- SSR[Over the Ocean]シュヴァルグラン
2024年3月21日にメインストーリー第2部 前編の公開と共に実装されたSSRサポート。タイプはスタミナ。
競走馬『シュヴァルグラン』
父は現役時にGⅠ有馬記念や海外GⅠドバイシーマクラシックを制し、種牡馬入り後は多くのGⅠ勝利馬を輩出して成功を収めたハーツクライ、母は先天的に尻尾がなかった事で有名になった「尻尾の無い馬」ことハルーワスウィート。母の父は名種牡馬マキャヴェリアン。
半姉にはジェンティルドンナと牝馬三冠を競い、その後GⅠヴィクトリアマイルを連覇したヴィルシーナ、半妹にはGⅠ秋華賞と海外GⅠドバイターフを制覇したヴィブロスがいる。
馬主は横浜ベイスターズの「大魔神」こと元プロ野球選手の佐々木主浩。なお、佐々木オーナーはハルーワスウィートの現役時からの熱狂的なファンとして有名である。具体的には「尻尾が無いのにこれほど勝てるからには能力も高いはず(注)」と踏み、ハルーワスウィートが引退し繁殖入りした暁には彼女の産駒を絶対に競り落とすことを決意。
そして実際にセールに出された彼女の産駒を落札し、以降2023年現在までにデビューした全てのハルーワスウィート産駒を購入した。
この余りの熱意に、ハルーワスウィートが繋養されているノーザンファームの吉田勝己代表も「これだけ好かれてはしょうがない」と半ば呆れながら売っているという。そのため、半姉のヴィルシーナ・半妹のヴィブロスも彼の所有馬である。
ちなみに、馬名にはヴの字が入っているがこれは佐々木オーナーが拘って付けた(VictryのVにあやかっているとのこと。一説には彼の妻が「強い馬にはヴの字が入っている」とアドバイスしたためとも)。
馬名はフランス語で「偉大な馬」。
2014年デビュー。新馬戦は2着、次の未勝利戦で初勝利を挙げる。
引き続きGⅢ京都2歳ステークスに出走し3着と好走するがその後はなかなか勝てず、7戦目でようやく2勝目を挙げたがクラシックレースには出られなかった。ウマ娘での姉妹へのコンプレックスはここからだと思われる。
2016年の初戦GⅡ日経新春杯は2着、続くGⅡ阪神大賞典を快勝し重賞初制覇。GⅠ天皇賞(春)ではキタサンブラックの3着となる。GⅠ宝塚記念(牝馬マリアライトの9着)後に休養し、秋初戦のGⅡアルゼンチン共和国杯を勝利し重賞2勝目。GⅠジャパンカップでは再びキタサンブラックの3着と好走するが、GⅠ有馬記念はサトノダイヤモンドの6着に終わる。
2017年は阪神大賞典でサトノダイヤモンドの2着、天皇賞(春)ではサトノダイヤモンドに一矢報いるもキタサンブラックの2着。宝塚記念は天皇賞のハイパーレコードの反動が出たかキタサンブラック(9着)共々馬群に沈みサトノクラウンの8着。秋初戦のGⅡ京都大賞典は牝馬スマートレイアーの3着だったが、ジャパンカップでは当年のダービー馬レイデオロと共に逃げるキタサンブラックを差し切り優勝。ハーツクライ産駒初のジャパンカップ制覇であり、初GⅠ制覇が父の仇討ちともなった。有馬記念はキタサンブラックが有終の美を飾り、自身は3着だった。
2018年はGⅠ大阪杯→天皇賞(春)という過酷ローテとなるが大阪杯は後半のペースアップに対応できずスワーヴリチャードの13着、天皇賞(春)ではレインボーラインの一世一代の激走(ゴール直後に脚を痛めて引退)で惜しくも2着となり春シーズンを終えた。秋の京都大賞典ではサトノダイヤモンドの4着、ジャパンカップも三冠牝馬アーモンドアイが世界レコードを叩き出す中の4着、有馬記念はブラストワンピースの3着だった。
2019年は海外遠征を敢行。父が勝利したGⅠドバイシーマクラシックに出走し日本馬では最先着の2着、ハーツクライ産駒として初参戦だったGⅠキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス、GⅠインターナショナルステークスではそれぞれ6着、8着という結果に終わり、秋は日本でジャパンカップ(スワーヴリチャードの9着)と有馬記念(リスグラシューの6着)を走り引退・種牡馬入りした(余談だが、これらの秋古馬三冠レースにて負けた相手はいずれも自身と同じハーツクライ産駒である)。
生涯戦績33戦7勝(中央30戦7勝、国外3戦0勝)。
勝った重賞こそGⅠ1つとGⅡ2つに留まっているが、約5年3か月という長期に渡って第一線で活躍し続け、重賞では16回も掲示板入りした結果、獲得賞金総額は国内外合わせ11億3497万1300円という10億円ホースとなった。
これはGⅠ1勝馬としては歴代最高額であり、その面から見れば彼も馬名の通り「偉大な馬」と言えるだろう。
引退後は現役種牡馬として活動中。種牡馬入りが2020年と最近につき、同期達よりやや遅れを取る形で2023年に産駒たちがデビュー。
今後の活躍に期待しよう。
- 注:競走馬にとって、尻尾は曲がるときにバランスを取る役割を果たすなどかなり重要なものであるとされる。ハルーワスウィートはそのようなハンデを抱えながら現役時は5勝を挙げており、佐々木オーナーの着眼点は確かなものと言えるのかもしれない。少なくともGⅠ馬を3頭も輩出したという時点で繁殖牝馬としては超一流である。
史実で対戦経験のあるウマ娘
強調はシュヴァルグランが先着したレース。◎は勝鞍。☆は勝ち馬。
〈※〉はシュヴァルグランの育成ストーリーに登場するウマ娘。
〈◯〉はナカヤマフェスタの育成ストーリーに登場するウマ娘。
〈△〉はアニメ3期に登場するウマ娘。
・サウンズオブアース:16年天皇賞(春)、ジャパンカップ、有馬記念
・※シャインプレイズ/△グレイトハウス(アドマイヤデウス):16年阪神大賞典◎、天皇賞(春)、
17年天皇賞(春)
- 15世代(同期)
・キタサンブラック:16年天皇賞(春)☆、宝塚記念、ジャパンカップ☆、有馬記念
17年天皇賞(春)☆、宝塚記念、ジャパンカップ◎、有馬記念☆
18年ジャパンカップ
・△ゲンジツスチール(リアルスティール):16年ジャパンカップ
・◯後輩ウマ娘A/△ツウカア(マカヒキ):17年ジャパンカップ◎
18年有馬記念
19年ジャパンカップ
関連イラスト
関連項目
ウマ娘プリティーダービー ウマ娘プリティーダービー(ゲーム) ウマ娘
血縁関係
ヴィルシーナ(ウマ娘) / ヴィブロス(ウマ娘):同じハルーワスウィート産駒で、馬主も同じ佐々木主浩、同じ友道康夫厩舎。
ウインバリアシオン(ウマ娘):同じハーツクライ産駒。寮でのルームメイト。
同期(15世代)
ドゥラメンテ(ウマ娘):ミルコ・デムーロ騎手が騎乗していた共通点がある。
サトノクラウン(ウマ娘):デビュー時の鞍上が福永祐一騎手で、福永騎手とのコンビでの重賞勝利があるほか、共通の騎手が騎乗している(ミルコ・デムーロ、クリストフ・ルメール)。
サトノダイヤモンド(ウマ娘):史実では一世代下。7回対戦。ルメール騎手が騎乗していた共通点がある。
サウンズオブアース(ウマ娘):史実では一世代上。8回対戦。デビュー時の鞍上が福永祐一騎手であり、他にも共通の騎手が騎乗している(ミルコ・デムーロ、クリストフ・ルメール、クリスチャン・デムーロ、ヒュー・ボウマン、内田博幸)。
セイウンスカイ(ウマ娘):趣味「釣り」繋がり。シュヴァルグランの場合は馬主の佐々木氏が現役時代から釣り好きで、シーズンオフには真鯛や青物等沖釣りを中心に楽しんでいたことが元ネタ。
アドマイヤベガ(ウマ娘):モチーフ馬の馬主同士に深い親交があり、その縁で勝負服も似ている(水色、白袖、青鋸歯形まで一致。違いは袖青二本輪の有無のみ)。また、「血統にサンデーサイレンスとトニービン」「GⅠ7勝の同期が存在」「GⅠ馬の異父兄弟(姉妹)が存在」等の共通点もある。
タニノギムレット(ウマ娘):友道康夫調教師繋がり。調教師免許取得前の友道調教師が松田国英厩舎に在籍していたときに同馬の調教助手を務めていた。
主戦福永祐一騎手繋がり
ヴィブロス(ウマ娘)
一人称が「僕/ぼく/ボク」のウマ娘
トウカイテイオー(ウマ娘)※「ボク」
テイエムオペラオー(ウマ娘)※「ボク」
ビリーヴ(ウマ娘)※「僕」
ライスシャワー(ウマ娘):BoC'z繋がり。
ゼンノロブロイ(ウマ娘):短期免許の来日外国人騎手とのコンビでジャパンCを制した繋がり。