基本データ
概要
ドバイワールドカップを中心として例年3月下旬に複数の国際招待競走を同日開催する、ドバイワールドカップデーの芝重賞レースの一つ。
1996年にナド・アルシバ競馬場のダート2,000mコースで行われる国際リステッド競走「ドバイデューティーフリー」として創設。
2,000年に芝コース、2010年にメイダン競馬場での開催に変更され、2015年に現在の名称となる。レース順においては当日の第7R、このあたりになるとドバイの夜空もはっきりし、ナイター競馬らしい景色となっていく。
距離は2000年に1,800m、2002年に1,777m、2010年に再び1,800mに設定。
格付は1999年にGⅢ、2001年にGⅡ、2002年にGⅠに昇格している。
距離適性などからドバイシーマクラシックよりも牝馬の出走回数が多く、2000年以降では牝馬の優勝が5回ある。
1800mのGⅠというのは世界的に見ても数が少なく、その中でも高額の賞金が設定されているとあって、マイルからクラシックディスタンスの雄まで、各路線の国内外の役者が集結。近年は日欧の馬が中心となっており、この後のシーマクラシックほどではないにしても古馬路線の主役を決める1戦として定着を見せている。日本においては大阪杯が近くにあるが、それまでには距離が向かないマイラーが遠征の中心。
過去の優勝馬
※芝コースに移行後
回 | 年 | 優勝馬 | 性別・年齢 | 騎手 |
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5 | 2000 | リズムバンド(UAE) | セ4 | T.ダーカン |
6 | 2001 | ジムアンドトニック(FR) | セ7 | G.モッセ |
7 | 2002 | テールアテール(FR) | 牝5 | C.スミヨン |
8 | 2003 | イピトンビ(SAF) | 牝4 | K.シーア |
9 | 2004 | パオリニ(GER)(同着) | 7 | E.ペドロザ |
ライトアプローチ(SAF)(同着) | 牡5 | W.マーウィング | ||
10 | 2005 | エルヴストローム(AUS) | 牡5 | N.ローウィラー |
11 | 2006 | デビッドジュニア(GB) | 牡4 | J.スペンサー |
12 | 2007 | アドマイヤムーン(JPN) | 牡4 | 武豊 |
13 | 2008 | ジェイペグ(SAF) | 牡5 | A.マーカス |
14 | 2009 | グラディアトラス(UAE) | 牡4 | A.アジテビ |
15 | 2010 | アルシェマーリ(UAE) | 牡6 | R.フレンチ |
16 | 2011 | プレスヴィス(GB) | セ7 | R.ムーア |
17 | 2012 | シティースケイプ(GB) | 牡6 | J.ドイル |
18 | 2013 | サージャー(UAE) | 牝6 | S.デソウサ |
19 | 2014 | ジャスタウェイ(JPN) | 牡5 | 福永祐一 |
20 | 2015 | ソロウ(FR) | セ5 | M.ギュイヨン |
21 | 2016 | リアルスティール(JPN) | 牡4 | R.ムーア |
22 | 2017 | ヴィブロス(JPN) | 牝4 | J.モレイラ |
23 | 2018 | ベンバトル(UAE) | 牡4 | O.マーフィー |
24 | 2019 | アーモンドアイ(JPN) | 牝4 | C.ルメール |
25 | 2021 | ロードノース(GB) | セ5 | L.デットーリ |
26 | 2022 | ロードノース(GB)(同着) | セ6 | L.デットーリ |
パンサラッサ(JPN)(同着) | 牡5 | 吉田豊 | ||
27 | 2023 | ロードノース(GB) | セ7 | L.デットーリ |
28 | 2024 | ファクトゥールシュヴァル(IRE) | セ5 | M.ギュイヨン(FR) |
29 | 2025 |
関連項目
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