その道の彼方に
いま爆発の機は訪れた。
すべてを熱風で吹き飛ばし
紅蓮の炎で焼き尽くせ。
そうだ斬り込む時は来た。
銀の刃を振りかざし
魂の咆哮とともに突き進め。
もう立ち止まることはない。
坂を駆け上がった
その道の彼方にある
はるか世界の頂点を目指せ。
≪「名馬の肖像」2018年天皇賞(秋)≫
ジャスタウェイはジャスタウェイ以外の何ものでもない。
概要
生年月日 | 2009年3月8日 |
---|---|
英字表記 | Just a way |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
父 | ハーツクライ |
母 | シビル |
母の父 | ワイルドアゲイン |
競走成績 | 22戦6勝 |
管理調教師 | 須貝尚介 |
調教助手 | 榎本優也 |
ジャスタウェイとは、日本の競走馬。馬主はアニメ版『銀魂』の脚本家・大和屋暁。
父は日本馬で唯一ディープインパクトを降したことがあるハーツクライ。(暁氏本人も一口馬主になっていた)
成績は22戦6勝。直線一気の末脚が持ち味であり、22レース中12レースで上がり3F(残り600mからゴールまでの時間)最速を記録している。
名前の由来
勿論、名前の由来は馬主の代表作『銀魂』に出てくる携行型爆弾ジャスタウェイである。
ただし、JRA公式発表では、この馬の名前の由来は「Just a way」(その道)となっている。
まぁ、上記の名馬の肖像に縦読みを仕込む辺り、「分かっている」感じはするが…
何でこんな名前を付けたかと言うと、購入当時、暁氏は自身の製作した作品のキャラクターから名前を因もうとしており、その際に「あまり洒落が利いてない感じ」という理由で主要キャラクターの名前を避け、「一見カッコ良さげで、ちょっとアホくさいキャラクター」ということでこの名前を選んだことを明かしている。
ちなみに、見出しの台詞であるジャスタウェイはジャスタウェイ以外の何ものでもない。は、銀魂にてジャスタウェイを紹介した時の台詞だが、後述の活躍にもある通り、競走馬としてのジャスタウェイの在り方も端的に示した名言でもある。
戦績
デビュー前
2009年3月8日、北海道浦河町の社台コーポレーション白老ファームにて生を受ける。
翌2010年、日本競走馬協会の主催する日本最大のセリ市、セレクトセール一歳の部にて、脚本家の大和屋暁が1260万円で購入。億単位で取引される馬もいる中、かなりの安値だった。
大和屋氏は、父であるハーツクライの一口馬主であったこともあり、「牡馬でも牝馬でも買えるものなら」とハーツクライ産駒が上場するたびに入札しており、結果としてジャスタウェイを競り落とした。
落札した仔馬は足が外向気味だったが、社台スタリオンステーション関係者に「ハーツクライの一口さんだったんですね。それならこの外向も問題ないですね」と聞かれた大和屋氏は、「もちろんです」と了承したという。
その後は、JRA栗東トレーニングセンターの須貝尚介厩舎に入り、調教を積んだ。
デビューから重賞制覇まで
2011年7月に新潟競馬場でデビューし、2着馬ラパージュに5馬身差をつけての圧勝で見事デビュー勝ちを飾る。
その後は重賞に挑戦するが、入着はするも3連敗。
そして2012年2月25日、阪神競馬場で行われるアーリントンカップ(G3)に出走。
最後方に位置したまま外を回って直線に入ったが、直線に入ると一気の末脚で最後方から12頭をまとめて差し切るというド派手な勝ち方で重賞初制覇を飾った。
ちなみに、アニメ「銀魂」で競馬がテーマとなっている155話「裏の裏の裏は裏」にも「ジャスタウェイ」と言う名の馬が登場しており、右回りのレースで馬番13番のジャスタウェイが大外からごぼう抜きして1着入線というアーリントンカップに酷似したレース運びをやってのけている。「予言」と言われる事もしばしば。
その後はNHKマイルカップ→日本ダービーの変則二冠コースに挑むが、6着→11着と惨敗を喫した。日本ダービーの二桁着順を受けて、距離延長は不向きと判断した陣営はより長距離となる菊花賞の回避を決断し、古馬と直接対決となる中距離戦線に的を絞ることとなった。
突然の覚醒
その後は古馬相手の毎日王冠で2着に入るなど、その実力を見せてはいたものの、なかなか勝利に恵まれず。4歳の一時期はエプソムカップ(G3)・関屋記念(G3)・毎日王冠(G2)と重賞3連続2着になっており、競馬マンガ「馬なり1ハロン劇場」でも「走っても走っても銀銀銀の銀魂(ぎんだましい)」と元ネタに引っ掛ける形でネタにされたりもした。
ところが2013年の第148回天皇賞(秋)において、覚醒の時は突然にやってきた。
このときは現役最強とも呼ばれた牝馬三冠馬ジェンティルドンナや、前年の覇者エイシンフラッシュといった錚々たるメンバーが揃う中、獲得賞金額が微妙だったジャスタウェイだが、回避する馬が出たため何とか出走に漕ぎ着けた。そんなオマケのような扱いのジャスタウェイだったが、近走の成績が安定していたためか、もしくは父親が4歳秋に急成長したからか、5番人気で本番を迎える。
レースはトウケイヘイローがややハイペースで引っ張り、最終直線でジェンティルドンナが先頭に立とうとした瞬間。やや後方にいたジャスタウェイは直線半ばで一気に、それも他馬が止まって見えるほどの爆発的な末脚(上がり3ハロン34.6という出走馬最速の末脚だった)で抜け出したかと思うと、ジェンティルドンナを4馬身置き去りにしまさかの天皇賞馬となった。
ちなみに、これは馬主の大和屋氏と父親のハーツクライにとって初のGⅠ馬でもある。
また、年が明けて2014年初戦のGII中山記念も、直線の短い中山競馬場であるにも関わらず直線で突き抜け三馬身半差の完勝で重賞3勝目を飾った。
ドバイの勝利とランキンク世界一
そして、3月末にドバイで行われたGIドバイデューティーフリーに参戦したジャスタウェイは、海外の地でも激走。
スタートはやや遅れ気味で後方からの競馬となったが、第4コーナーで外へ持ち出し、直線でまたしても末脚が大爆発。2着以下を完全に引き離し、コースレコードを2秒以上更新する大勝でGI2勝目、そしてアドマイヤムーン以来の日本馬によるドバイデューティーフリー制覇を成し遂げた。父・ハーツクライはドバイシーマクラシックを勝っているので、親子でのドバイ制覇も達成。
なお英語の実況者が「Just a Way! Dashed away!」と何気に韻を踏んでいる。
ちなみに6馬身と1/4離した2着ウェルキンゲトリクス(ここまで6戦全勝の南アフリカの馬)もレコードを更新するタイムだった。
ジャスタウェイの1分45秒52というレコードは未だに更新されておらず、1分45秒台を出した馬さえ2022年(1着同着のパンサラッサとロードノース、ハナ差3位ヴァンドギャルドの3頭)まで現れなかった。
またその勝ちっぷりが評価され、その後発表された「ロンジンワールドベストレースホースランキング」において130ポンドの評価を獲得し、同ランキングにおける日本馬初の単独トップという栄冠に輝いた。
この130ポンドという評価は、日本馬ではエルコンドルパサーに次いで歴代2位、内国産馬に限定すればディープインパクトやオルフェーヴルといった名馬たちをも超える歴代1位の評価であり、名実ともに「現時点での世界最強馬」と認められたという事でもある。完成度たけーなオイってレベルじゃねーぞ。
安田記念、凱旋門、JC、有馬
そして、休養を挟んで帰国初戦の第64回安田記念(GI)。主戦の福永祐一騎手が騎乗停止となったため、柴田善臣騎手に乗り替わっての参戦となった。
直線で馬群に飲まれかけたが、坂を超えると馬群を抜け出し加速。先に抜けていたグランプリボスとの激しい叩きあいをハナ差で制す。GI3連勝の快挙を成し遂げた。
そして、「世界最強馬」の称号と日本中の期待を背負って、ジャスタウェイは世界最高峰のレース、第93回凱旋門賞へ出走した。
しかし、スタート後は内を突いてレースを進めたものの、結局はあの爆発的な末脚を見せる事無くゴールイン。8着という失意の結果に終わった。
しかしワールドベストホースランキングでは世界トップの130を未だキープしており、どうやら「適正距離外での敗退」として判断されたと思われる。
その後、帰国初戦としてGIジャパンカップへ出走。
結果はエピファネイアに4馬身差ちぎられての2着だったものの、国内外のGI馬総勢12頭が集まった豪華メンバーの中で2着を確保しているため、実力は未だ日本馬の中でもかなり上位にあったと言えるだろう。
そして、2014年12月28日に行われた有馬記念に出走したジャスタウェイだったが、結果はジェンティルドンナの4着であった。
ラスト2戦(凱旋門賞を含めると3戦)は、かつて大敗を喫し長距離走の菊花賞断念に繋がったダービーと同等のクラシックディスタンスに挑んだ訳だが結果的に勝てず、中距離競走のスペシャリストという位置付けのまま現役生活を終えた。しかしジャパンカップ、有馬記念と連続で入着を果たしており、ダービーの頃と比べればある程度距離延長に対応できたと見ることも出来るであろう。
彼はこのレースを最後に引退、2015年1月4日には、京都競馬場で引退セレモニーが行われた。
1月7日付けで登録抹消、社台スタリオンステーションにて種牡馬として供用される事となった。
なお、獲得賞金はおよそ6億円。ただしこれは国内レースのみの結果であり、ドバイの獲得賞金300万ドルを加味すれば9億円に達する。
性格/ゴールドシップとの関係
素直だが賢く体調不良時ははっきりと自己主張する性格。
ジャスタウェイでまず語られることと言えば、現役時代の厩舎の隣の馬房にいたあの天上天下唯我独尊なゴールドシップと大の仲良しだったことだろう。
あちらが「暴走インテリヤンキー」なのに対しこちらは「真面目優等生」であり、調教でもジャスタウェイが宥める関係だったらしい。
普段調教を嫌がるゴルシだが、ジャスタウェイと一緒に訓練する際にはやる気が高い、離れ離れになると暴れる、代わりのよく似た他の馬をジャスタウェイのいた部屋に入れようとするととことん拒絶する、とゴールドシップからいたく気に入られていた模様。
一方でジャスタウェイは凱旋門賞入場時のゴルシの奇行から顔を背けたりと、仲が良かったのは間違いないがゴルシほど親愛を向けていたわけではないのかもしれない。
とはいえジャスタウェイもゴルシとは別ベクトルでマイペースな一面があり、他の馬が近くで暴れていても気にせず食事をしたり寝たりしていたようなので、別にゴルシにドン引きしていたというわけでもなさそうだ。
また厩舎のスタッフ曰く「ジャスタウェイ以外に期待馬のいない厩舎だったら、無理な使い方をして成長しきれなかったかもしれない」とのことである。
つまりゴルシが須貝厩舎のエースとして活躍してくれたからこそ、ジャスタウェイはその間にしっかり休養を取りつつ調整し、覚醒の時を迎えられたのだ。
もちろん当のゴルシはそんなことは意識していないだろうが、親友同士で支え合う間柄だったのだ。
またゴルシと仲が良かった一方、同じステイゴールド産駒で一歳年上のオルフェーヴルとは非常に仲が悪く、ジャスタウェイが放牧地を変える必要があったほど。
ファンの間では「オルフェーヴルがゴールドシップと仲の悪かったトーセンジョーダンの舎弟だったからではないか」という俗説もあるが、単純に(ゴルシと対照な)二面性の激しい性格が気に入らなかったのかも知れない。
もっともオルフェーヴルはゴルシと違い、元々他の馬と仲良くするタイプではないようだが(ゴルシはジャスタウェイ以外にもタイセイモンスターや、引退後に知り合ったグラスワンダーやウインブライトなど、意外と友達がいる)。
種牡馬入り後(脱DT)
そして種牡馬となれば言うまでもなく脱DT。
最初の頃は「少々ヘタクソ」だったらしく、こんなところでも親友ゴルシと正反対である(ちなみに父ハーツクライはかなり上手かったという)。
それでも回数を重ねて上達し、多数の種付けを経て2018年、彼の産駒がデビュー。
ところが、7月の函館2歳ステークスで早速重賞2着と言う好スタートを切りながら、重賞DTの脱出はなんと翌年11月30日のチャレンジカップ(ロードマイウェイ)。
この間1年4か月もの間、重賞2着4回(しかもうち2回はG1)を記録し、父親として再び「銀魂」を見せつけてしまう事に。
まあ、2020年になって重賞5勝して年末にはダノンザキッドがホープフルステークスを勝ってG1も制したようにやっぱり強い。
「ジャスタウェイ産駒は父や祖父とは逆に早熟・早枯れ」という評価も付きかかっているが、2021年には5歳馬テオレーマがJBCレディスクラシックをレコード勝ちし、交流G1を初制覇した。
本番はこれからだ!
ちなみにジャスタウェイの血統は5代前までアウトブリード(同じ馬の血が被っていない)なので、血の濃すぎる牝馬への『薄め液』としての需要もある模様。
テオレーマの母スターズアラインドが最たる例である。
表彰
国内においてはJRA賞最優秀4歳以上牡馬を受賞。
また、IFHA(国際競馬統括機関連盟)が発表したロンジンワールドベストレースホースランキングの2014年版において1位を獲得。
名実ともに、2014年内において世界一のパフォーマンスを見せた馬として認められたのであった。
なお、2位にはエピファネイアが入り、日本馬がワンツー達成と言う快挙も達成された。
当初は馬名からネタ馬扱いだったものの、突然の覚醒で一躍世界にその名を轟かせた、まさに爆弾のような競走馬生活だったジャスタウェイ。
生涯戦績で言えば比較的地味な部類であるが、記録以上に記憶に残る勝ちっぷりと、何よりも世界最強の称号を手に入れたと言う実績から、日本競馬史における中距離最強馬として推す声も多い。
彼の血統を引く産駒も、良くも悪くもジャスタウェイの性質を引き継ぐ事が多く、何やかんやでGⅠも狙える馬として活躍する事も多く、間違いなく日本が誇る名馬の一頭として未来まで記憶されるだろう。
余談
大和屋暁の所有馬
また、大和屋氏の2頭目の所有馬はオツウである。この馬も新馬戦を快勝した。その後はジャスタウェイと同じく勝ち切れない時期が続いたが2014年に3連勝で1600万円以下条件まで昇格。その後またも停滞が続いたが、2015年の多摩川ステークスで1年弱ぶりの勝利、とうとうオープン馬の仲間入りを果たした。
しかしその後は重賞3着など時折好走はするも2桁着順の大敗が多く、オープン特別リゲルステークスでの12着を最後に引退し、繁殖牝馬となった。
しかしジャスタウェイほどじゃないが1050万円で買われて1億2000万円以上稼いだんだから本当に馬主孝行な馬である。
初仔がデビューから3着・2着と「銀魂」ムードなのはさておきとしても……
あ、3頭目のパンデモニウムさんの事は忘れてください……。
その後はハーツクライ産駒がかなり値上がりして買えなくなり、今はジャスタウェイやオツウの子供を何頭が所有している。
言うまでもないが、値上がりの理由の一つは他ならぬジャスタウェイの活躍である。
ちなみに、大和屋氏が最初からジャスタウェイと交配させるために購入した牝馬は「イイナヅケ」という名前である。
2018年に繁殖入りした後は、計画通りジャスタウェイを種付けし、2019年に鹿毛の牝馬が誕生。ジャスタウェイの仔なので「ジャスコ」と名付けられた。イオンになったショッピングモールではない。
パワー型の体型でダート向きとされるが(上述のテオレーマ以外にも、ジャスタウェイ産駒にはダート向きの馬が多く出ている)、デビュー戦は芝を予定している模様。
またイイナヅケは2020年に牡馬も出産しており、もちろんこちらもジャスタウェイの仔である。
ドバイのジャスタウェイ人形
ジャスタウェイがドバイデューティーフリーに参戦した際、馬主の大和屋氏は爆弾の方のジャスタウェイ人形を2つ(金色の特別仕様と通常のものを1つずつ)ドバイに持参したが、通常仕様のものは馬主席においていた際、一瞬目を離した隙に紛失してしまった。
大和屋氏曰く「あのジャスタウェイは自らドバイに永住することに決めたんだと思います(笑)」とのこと。
ちなみに、金色の方は優勝カップのお礼として大和屋氏からプレゼンターに手渡され、プレゼンターを大いに困惑させた。(ちなみに、金色のジャスタウェイはテレビ東京のプロデューサーからもらったらしい)
大和屋氏「顔をしかめて『What's this?』と言ってきたので、『Just A Way!』と言っておきました。」
黄金のジャスタウェイをプレゼンターに渡す様子はこちら
芦毛フェチ疑惑
ジャスタウェイは、ゴールドシップより約一年早く引退すると、種牡馬入りしファームに移動した。そこで隣の放牧地の芦毛馬(キャプテントゥーレとクロフネ)と仲良くしていた、じっと見ていたという目撃談が多かったことから、「ゴールドシップを懐かしんでいる?」「芦毛のほうから寄って来る?」とどんどん話が広がり、「ジャスタウェイは芦毛好き」疑惑が持ち上がった。実は反対側の放牧地に同期のディープブリランテがおりジャスタウェイを威嚇しまくっていたため、その反対側に寄って過ごしていた。入舎一年後にキャプテントゥーレが別のファームに去り、クロフネが亡くなり、ジャスタウェイ自身も2021年に芦毛が一切いない別のファームに移動したため、疑惑は疑惑のまま、真相は不明である。
なお、ジャスタウェイはクロフネの娘である芦毛の名牝カレンチャンに2回種付しているが、1回目は死産、2回目は不受胎という残念な結果に終わった。
ジャスタウェイの全体の受胎率は悪く無いはずなのだが、不運としか言いようがない。
ちなみに、競馬ファンや、名前の元ネタが出てくる銀魂のファンからは、「芦毛=白髪好きなので、銀魂のキャラでは銀さんに懐きそう」と言われたりもしている。
一方、残されたゴールドシップは、ジャスタウェイがいた隣の馬房が空になるとキレ散らかし、その馬房にジャスタウェイそっくりの鹿毛馬ベルラップ(同じハーツクライ産駒で「ジャスタウェイ2世」と呼ばれた)が入れば「ジャスタウェイじゃないとやだ!!」とキレ散らかし、ベルラップと調教で併せ馬をすれば舌ペロしながら走るといったかなりナメ腐った態度をとっていたそうな。
ウマ娘
実在した競走馬を擬人化したメディアミックス作品『ウマ娘プリティーダービー』では、屈指の人気キャラクターであるゴールドシップの親友と言う立ち位置に加えて、万年二位の優等生が覚醒して世界最強になったというストーリー性からソーシャルゲームでの実装を望む声が多いのだが、元ネタを含めた権利関係の複雑さなどから、一般のファンからは実装は厳しいのではないかと言われている。一方で、ゴールドシップはゲーム的に重要な要素であるルームメイトの詳細が未だに明かされていないことから、運営側も将来的な実装の見通しは捨てていない可能性はあり、また漫画「ウマ娘シンデレラグレイ」が、ジャスタウェイの元ネタである漫画が連載されていた集英社の雑誌で連載されている為、少なくとも集英社との版権関係は既に問題無いとも噂されているが、その辺の事情も不明瞭のままとなっている。
なお現時点の二次創作では、ゴルシが(元ネタの方の)ジャスタウェイの立体物を大事にしていたり、原作さながらに組み立てているといった物が多い。
擬人化やオリジナルウマ娘(ジャスタウェイ(ウマ娘))のイラストもある
————と、思っていたら2021年10月8日にウマ娘と同じCygamesのアプリゲーム『グランブルーファンタジー』が銀魂とのコラボイベント開催決定を発表した。
この事により、Cygamesが『銀魂』に関するキャラクターおよびアイテムに関するものの利用許可を得ることができたのではと受け取られ、ジャスタウェイのウマ娘参戦の期待が1層強まったとSNS上では大話題になった。
なお、この件に関してグラブルと銀魂側はノータッチ…かと思いきや我らがアホの坂田はグラブルの印象を聞かれて「ああ、あれだ、ウマを走らせるヤツだろ?」と渾身のボケをかましてくれた。この場に新八かタマモクロスが居たら鋭いツッコミ待ったなしであろう。
2022年2月8日にはなんとウマ娘とグラブルがコラボ。
これが実装フラグとなるか否か・・・・・
三冠馬キラーの血統
彼が三冠馬であるジェンティルドンナを破り良血を証明したことを皮切りにしたわけでもないが、ハーツクライ産駒はオルフェーヴルやアーモンドアイといった三冠馬と一緒に出走したレースで妙に強い傾向がある。
これも無敗の三冠馬・ディープインパクトを下し、国内唯一の敗戦の立役者となった父・ハーツクライの血だろうか。
もっともオルフェーヴルの場合、ギュスターヴクライに負けたのは自滅したレースであり、またクラシックからの付き合いだった別のハーツクライ産駒には勝ち越している。
またアーモンドアイも中山競馬場との相性の悪さなどで惨敗しており、リスグラシューがいなくても結果は変わらなかっただろう(リスグラシュー自体は間違いなく強かったが)。
なので三冠馬キラーの称号はこじつけとまでは言わないが、本当に三冠馬相手に実力勝ちしたのはジャスタウェイくらいだろう。
ジャスタウェイの場合、直線一気の末脚が例えるなら某レースゲームのキラーなので、まさに「キラー」の名にふさわしいであろう。
その他
ジャスタウェイが天皇賞馬になった際、銀魂の原作者空知英秋氏は週刊少年ジャンプの巻末で 「J(ジャスタウェイ)天皇賞おめでとう。こんな事なら名前使用を許可する時金とっとくんだった…」とコメントした。
またその刊の銀魂本編では主人公が競馬で金をスったことを責められ、「ち、違うんだ。まさかジャスタウェイが将軍賞を取るとは…あんな駄馬もうとっくに馬刺しになってるもんだと…」という酷い言い訳をするシーンがあった。
関連イラスト
関連タグ
競走馬
ジャスタウェイ
ゴールドシップ:仲の良かった相手
管理人ナイト:烈車戦隊トッキュウジャーに登場する怪人の1人。武器の名前がこの馬を由来としている(大和屋氏が脚本として参加している縁)。