概要
日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場芝芝1800mで施行する中央競馬の重賞競走(GⅡ)である。
1966年に創設されたオープン戦「東京3歳ステークス」(芝1400m)が前身。
1968年に「府中3歳ステークス」に改称され、
1984年より距離が1800mに延長された。
1996年GⅢに昇格した。なお、1995年までは回次には含まれない。
1997年に「東京スポーツ杯3歳ステークス」に改称され、2001年に馬齢表記が変更されたことに伴い、「東京スポーツ杯2歳ステークス」に変更された。
そして、2021年よりGⅡに昇格した。
三冠馬となったコントレイルを始め、オープン戦時代から数多くの名馬を輩出してきた、登竜門と呼べるレースである。
GⅢに昇格した1996年から2016年までは朝日杯フューチュリティステークス(2000年までは「朝日杯3歳ステークス」)の前哨戦となっていたが、2017年からはホープフルステークスのトライアルレースとなった。
歴代優勝馬
太字は後にGⅠを優勝した馬。(グレード制導入前も現在の格付に合わせている。)
オープン戦時代
芝1400m
1966年:ヤマニンカップ
1967年:開催されず
1968年:スズサヤカ
1969年:スイノオーザ
1970年:ヤシマライデン
1971年:スズボクサー
1972年:ナスノチグサ
1973年:カネミクニ
1974年:シャトードシンボリ
1975年:スピリットスワプス
1976年:マルゼンスキー
1977年:登録馬が3頭しかいなかったため競走不成立
1978年:シーバードパーク
1979年:リキウエーブ
1980年:ヘーゼルブロンド
1981年:トウショウペガサス
1982年:デアリングパワー
1983年:コンラートシンボリ
芝1800m
1984年:シリウスシンボリ
1985年:スイートナディア
1986年:サクラロータリー
1987年:コクサイトリプル
1988年:サクラホクトオー
1989年:アサヒパシィオン
1990年:サクラヤマトオー
1991年:マチカネタンホイザ
1992年:シュアリーウィン
1993年:アイネスサウザー
1994年:ホッカイルソー
1995年:バブルガムフェロー
GⅢ時代
府中3歳ステークス
1996年(第1回):ゴッドスピード(後に中山大障害を優勝)
東京スポーツ杯3歳ステークス
1997年(第2回):キングヘイロー
1998年(第3回):アドマイヤコジーン
1999年(第4回):ジョウテンブレーヴ
2000年(第5回):タガノテイオー
東京スポーツ杯2歳ステークス
2001年(第6回):アドマイヤマックス
2002年(第7回):ブルーイレヴン
2003年(第8回):アドマイヤビッグ
2004年(第9回):スムースバリトン
2005年(第10回):フサイチリシャール
2006年(第11回):フサイチホウオー
2007年(第12回):フサイチアソート
2008年(第13回):ナカヤマフェスタ
2009年(第14回):ローズキングダム
2010年(第15回):サダムパテック
2011年(第16回):ディープブリランテ
2012年(第17回):コディーノ
2013年(第18回):イスラボニータ
2014年(第19回):サトノクラウン
2015年(第20回):スマートオーディン
2016年(第21回):ブレスジャーニー
2017年(第22回):ワグネリアン
2018年(第23回):ニシノデイジー(後に中山大障害を優勝)
2019年(第24回):コントレイル
2020年(第25回):ダノンザキッド
GⅡ時代
2021年(第26回):イクイノックス
2022年(第27回):ガストリック
競走条件
出走資格:サラ系2歳
JRA所属馬
地方競馬所属馬(後述)
外国調教馬(優先出走)
負担重量:馬齢(牡馬・セン馬55kg、牝馬54kg)
ホープフルステークスのステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬はホープフルステークスの出走候補馬(3頭まで)に優先出走が認められている。また、本競走で2着以内の成績を収めた地方競馬所属馬にはホープフルステークスの優先出走権が与えられる。