データ
出走馬
枠番 | 場番 | 馬名 | 性別 | 騎手 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | コディーノ | 牡3 | U.リスポリ | 4 |
1 | 2 | ナカヤマナイト | 牡3 | 柴田善臣 | 13 |
2 | 3 | ダイワファルコン | 牡6 | 川須栄彦 | 17 |
2 | 4 | トゥザグローリー | 牡6 | 池添謙一 | 9 |
3 | 5 | レインスティック | 牡6 | 武士沢友 | 16 |
3 | 6 | エイシンフラッシュ | 牡6 | M.デムーロ | 3 |
4 | 7 | ジャスタウェイ | 牡4 | 福永祐一 | 5 |
4 | 8 | ヒットザターゲット | 牡5 | 北村友一 | 11 |
5 | 9 | ジェンティルドンナ | 牝4 | 岩田康誠 | 1 |
5 | 10 | トーセンジョーダン | 牡7 | I.メンディザバル | 10 |
6 | 11 | トウケイヘイロー | 牡4 | 武豊 | 2 |
6 | 12 | フラガラッハ | 牡6 | 高倉稜 | 16 |
7 | 13 | アンコイルド | 牡4 | 吉田隼人 | 8 |
7 | 14 | オーシャンブルー | 牡5 | 内田博幸 | 12 |
8 | 15 | レッドスパーダ | 牡7 | 蛯名正義 | 14 |
8 | 16 | ダノンバラード | 牡5 | 川田将雅 | 6 |
8 | 17 | ヴェルデグリーン | 牡5 | 田辺裕信 | 7 |
レース展開
↑JRA版
カンテレ版 実況者:吉田伸男
【実況全文】
ゲート開いて、スタートを切った!
まずまず揃ったスタートになりました。
さあ外からトウケイヘイローが行く!
ジェンティルドンナも好スタート!
トウケイヘイロー武豊!
「迷いはない。思い切って乗る」
そう話した武豊トウケイヘイローのやはり逃げになりました。
そしてそして、ジェンティルドンナ2番手!
ジェンティルドンナ岩田康誠!2番手です!
向こう正面に入って行きます!
これはちょっと驚きました。トウケイヘイローの逃げ!
そして、2番手にジェンティルドンナです。
エイシンフラッシュは先団を見る形現在7、8番手です。
さあトウケイヘイロー武豊の逃げになりました。
2馬身から3馬身のリード!
ジェンティルドンナ、岩田康誠、2番手マーク!
ダイワファルコン3番です。それから、外からレッドスパーダ。
間アンコイルド、内々一番のコディーノ、外からダノンバラード
この辺り固まっています。
その後ろ3馬身2馬身くら離れました、トーセンジョーダンが追っている。
それから6番の、エイシンフラッシュミルコ・デムーロこの手応え。
少ーし離れて、ナカヤマナイト、ジャスタウェイ。切れ味勝負です。
それから4番のトゥザグローリー。
その後ろ3馬身離れましたヒットザターゲット、14番オーシャンブルー
1000m58秒4!58秒4!早い流れ、ヴェルデグリーンです。
それからフラガラッハ、最後方からレインスティック。そんな態勢です。
早い!前半の1000m!
このラップを刻んでいるのは、武豊トウケイヘイロー!
持つのか!?このラップで、武豊トウケイヘイロー持つのか!?
そして2番手!ムチを抜いた、ジェンティルドンナ、岩田康誠!
そしてミルコ・デムーロ、エイシンフラッシュは馬群の真っ只中!
さあトウケイヘイロー!トウケイヘイロー!粘る粘る!
ジェンティルドンナ!ジェンティルドンナ!外からジェンティルドンナ!
外 か ら ジ ャ ス タ ウ ェ イ ! ! !
外からジャスタウェイ!!!一気に躱したっ!!!
ジャスタウェイ先頭!ジェンティルドンナ2番手!
ジャスタウェイ先頭!ジェンティルドンナ2番手!
3番手コディーノ!外からエイシンフラッシュ!
ジャスタウェイだ!!ジャスタウェイだ!!突き抜けた突き抜けた!!
ジェンティルドンナ2番手!!
ジャスタウェイ!! こ の 破 壊 力 ! ! !
GIまで届きました!!ジャスタウェイ!!福永祐一!!
この破壊力!GIまで届きました!完勝です!
見事な末脚ジャスタウェイ!躱されたジェンティルドンナ…!
レース結果
着順 | 馬名 | 着差 | 単勝 |
1 | ジャスタウェイ | 1:57.5 | 15.5 |
2 | ジェンティルドンナ | 4 | 2 |
3 | エイシンフラッシュ | 4.7 | 2 |
4 | アンコイルド | クビ | 46.8 |
5 | コディーノ | 1.1/4 | 14.9 |
概要
レース序盤から中盤は重賞三連勝で2番人気だったトウケイヘイローが引っ張る形となり、直線に入ってからは一番人気のジェンティルドンナが抜け出す。
だが、そこへ外からジャスタウェイが爆発するような末脚で一気に抜き去る。終わってみれば四馬身差の圧勝。1年8ヵ月ぶりの勝利の勝利とは思えないパフォーマンスで、これによりジャスタウェイは一介の珍名馬から天皇賞馬へと成り上がった。ジャスタウェイは馬主の大和屋暁氏にとって初めてデビューした馬であり、それがいきなりG1勝利するという強運っぷりを見せつけた。
当初はこの勝利をフロックではないかと疑う声もあったものの、このレースの後中山記念、ドバイデューティーフリー(現ドバイターフ)、安田記念とG1三勝を含む重賞四連勝を記録したことで実力を証明、果てにはワールド・サラブレッド・ランキングで日本馬初の単独トップを記録するなど歴史的名馬へと成り上がった。完成度たけーなオイってレベルじゃねーぞ。
余談
ジャスタウェイの名前の出典である漫画銀魂(大和屋氏がアニメ版の脚本を務めた)では、主人公の坂田銀時が競馬で金をスった際に「ち、違うんだ。まさかジャスタウェイが将軍賞(天皇賞)を取るとは…あんな駄馬もうとっくに馬刺しになってるもんだと…」(アニメ版では「まさかあそこでジャスタウェイが来るとは思わなかったんだ」という言い回しになった)と言い訳をしている。色々と酷い。
作者の空知英秋氏は同話が掲載されたジャンプの巻末で「J(ジャスタウェイ)天皇賞おめでとう。こんな事なら名前使用を許可する時金とっとくんだった…」とらしいコメントを残しているほか、アニメ銀魂スタッフの天皇賞の祝勝会では「こちらにも権利がありますので、お金待ってます!」と大和屋氏に自身のぬいぐるみを通じてメッセージを送っている。
関連項目
【前回】第146回(2012年)優勝:エイシンフラッシュ
【次回】第150回(2014年)優勝:スピルバーグ