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概要編集

  • ジャスティンミラノも出走予定であったが屈腱炎で回避したことで前年に続き3歳馬不在での施行。今回はフルゲート割れの15頭建てで、うちG1馬は6頭。

出馬表編集

※フルゲート18頭


事前情勢編集

人気最終オッズ
1リバティアイランド2.3
2ドウデュース3.7
3レーベンスティール4.8
4ベラジオオペラ13.3
5ダノンベルーガ14.3

レース結果編集

着順タイム/着差
1ドウデュース1:57:3
2タスティエーラ
3ホウオウビスケッツ½
4ジャスティンパレスクビ
5マテンロウスカイクビ

逃げたホウオウビスケッツが1000m59秒9の好ペースで粘り込む中で後方勢が強襲し、道中後方2番手にいたドウデュースが上がり32秒5という強烈な末脚で差し切り。先団にいた1番人気の紅一点リバティアイランドは手応えが悪く、キャリア初の大敗。


  • ドウデュースはこれで前年有馬記念以来のGⅠ4勝目。武豊騎手は17年キタサンブラック以来7年ぶり7勝目となり保田隆芳騎手との最多タイ、グレード制導入&2000m短縮後では単独最多記録となる。友道調教師は本レース初勝利。
  • 武豊騎手はレース時点で55歳7カ月12日での勝利となり、それまで最年長勝利記録であった02年シンボリクリスエス騎乗の岡部幸雄騎手の53歳11カ月28日から更新し本レース最年長勝利記録となった。
  • 21年朝日杯FSから本レースまでの4年連続の平地GⅠ勝利は12年皐月賞から15年天皇賞(春)までのゴールドシップ以来史上7頭目の記録(7年連続J・GⅠ勝利のオジュウチョウサンを含めた場合史上8頭目)。また、2歳〜5歳でのGⅠ勝利はブエナビスタ以来4頭目かつ牡馬では初。
  • 過去のダービー馬による本レース優勝は18年レイデオロ以来6年ぶり。ハーツクライ産駒の優勝は13年ジャスタウェイ以来11年ぶり2頭目。
  • タスティエーラが前2走の大敗から巻き返して2着となり、2世代のダービー馬のワンツーとなった。JRAのGⅠレースにおいては史上3度目の事例となる(1度目は2009年安田記念ウオッカディープスカイ、2度目は2011年有馬記念オルフェーヴルエイシンフラッシュ)。
  • ドウデュースの勝利により、前2年の勝ち馬イクイノックスから続いて5歳世代が7番ゲートから3連覇となった。
  • ドウデュースの上り3Fのタイム32.5秒は、G1レースにおける勝ち馬のタイムではJRA史上最速レコードとなった。
  • ハナを逃げて3着となったホウオウビスケッツのタイムが1:57.7、2着のタスティエーラのタイムが1:57.6だったが、このタイムは2022年天皇賞秋のパンサラッサとイクイノックスの2頭と全く同じタイムだった。その中でドウデュースは後方から最終直線で外に出て差し切るという当時のイクイノックスのような走り方で、その2頭を上回るタイムで勝利する、というパフォーマンスを発揮した。
  • ドウデュースが三冠牝馬リバティアイランドを下したことで、三冠馬ディープインパクトを下したハーツクライの三冠キラー血統に更なる功績が刻まれた。奇しくも同じハーツ産駒のジャスタウェイも、同じく天皇賞秋で当時の三冠牝馬にしてディープ産駒のジェンティルドンナを破っており、実に三度目となる逆襲血統の再現がなされた。いや完成度たけーなオイ

レース後編集

9着のステラヴェローチェはレース後に以前も発症した屈腱炎が再発し現役引退、本レースがラストランとなった。



レース動画編集

実況:大坂敏久(日本放送協会(NHK)


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