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第124回天皇賞

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これならばなっとくでしょうくろふねじんえいも

2001(平成13年)年10月28日に開催された秋の天皇賞。アグネスデジタルがテイエムオペラオーを破った。

本番までの動き

前年(2000年)の宝塚記念から本年の宝塚記念にかけて、古馬中長距離王道路線は、テイエムオペラオーメイショウドトウのワンツーフィニッシュが続いていた。

オペラオーが無双する中で、宝塚記念ではドトウが一矢を報いたが、堅い決着が続いたために、競馬ファンはこの年の3歳世代に風穴を開けてほしいと願っていた。

2強に対抗できる3歳馬として名前が挙がったのが、春のNHKマイルカップを勝利したクロフネである。日本ダービーは5着、秋初戦の神戸新聞杯(GⅡ)は3着に敗れたものの、距離の不安から菊花賞を回避し天皇賞への挑戦を表明していた。

当時外国産馬にも王道路線が解放されたばかりであり、天皇賞には2頭まで外国産馬が出走出来た。メイショウドトウが確定していたため、残るもう1枠はクロフネかと思われたが、直前になって、1頭の外国産馬が割り込んできた。

前年のマイルチャンピオンシップの勝馬で、マイルチャンピオンシップ南部杯から急遽参戦を表明して来たアグネスデジタルである。

獲得賞金でクロフネを上回っていたためクロフネは弾き出される形となり、アグネスデジタル陣営には競馬ファンから非難が飛び交った。

ここまでにGⅠ7勝を挙げて、シンボリルドルフの記録更新が懸かるテイエムオペラオー、もう一度オペラオーを破りたいメイショウドトウの2頭が君臨するために、出走馬は13頭とフルゲート割れとなった。

なお、弾かれたクロフネは「せっかく仕上げたのに走らせないのはもったいない」ということで天皇賞の前日に開催された武蔵野ステークス(GⅢ)に出走。2着に9馬身差を付ける圧勝劇を演じ、これまで未知数だったダートへの適性を示したのだった。

レース展開

↑JRA版

↑カンテレ版 実況者:塩原恒夫

7万の歓声に応えて、4コーナーのカーブ直線コース!

黒い帽子が先頭でさあ向かって参りました!

メイショウドトウ!トレジャーが追いかける!

内の方からステイゴールド!

さあそしてテイエムだ!オペラオーだ!オペラオーだ!

ジョウテンブレーブも上がってきている!

ここで、さあ、まだメイショウ先頭だ!

ここでムチが入ってテイエムオペラオー期待に応えるか!

オペラオーが上がってくる!

そして、アグネスデジタル外から一気に上がってきた!

しかしオペラオーオペラオー!大丈夫か!?

外からアグネス!外からアグネスデジタルが最後はかわしたー!!

これならば納得でしょう、クロフネ陣営も!アグネスデジタルです!

勝ちタイム2分2秒フラット!GⅠ3勝目は芝の2000mアグネスデジタル、四位洋文!

レース結果

着順馬名着差単勝
1着アグネスデジタル2分2秒04
2着テイエムオペラオー11
3着メイショウドトウ2と1/22
4着イブキガバメント3/45
5着ダイワテキサスクビ11

払い戻し

単勝102,000円
複勝10390円
複勝6120円
複勝2130円
枠連5-71,780円
馬連6-102,790円
ワイド6-10850円
ワイド2-10890円
ワイド2-6180円

↑アグネスデジタルの特殊実況

「これは納得の強さアグネスデジタル!

芝の2000m戦でも見事GⅠを制してみせました!」

ウマ娘プリティーダービー」では、上位3頭がウマ娘化しており、アグネスデジタルの育成シナリオでは、この天皇賞が最後の目標レースとなっている。

レース条件は史実を反映して、テイエムオペラオーメイショウドトウがライバルとして登場し、天気は雨・馬場状態は重馬場に固定されている。

そして、一定の条件を満たすと、上記の塩原恒夫アナの実況を踏まえた特殊実況に変更される。

関連タグ

競走馬 天皇賞(秋)

【前回】第122回(2000年)優勝:テイエムオペラオー

【次回】第126回(2002年)優勝:シンボリクリスエス

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