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概要編集


まだ3200mだった頃の天皇賞(秋)。1980年、この年の秋天は1番人気は前年のダービー馬カツラノハイセイコ、2番人気にホウヨウボーイ、以下シルクスキーメジロファントムと続いていた。


しかし、同年のダイヤモンドSを横山富雄騎手(今回はメジロファントム)で逃げ勝っていた牝馬プリティキャストが、柴田政人騎手の元で虎視眈々と勝機を窺っていた…


展開編集

プリティキャストが掛かってハナに立つも、それを予期した柴田が馬のリズムに乗って単騎で大逃げする形に。離れた2番手をカツラノハイセイコが追走。番手以下は牽制し合ってペースが上がらず、2周目向こう正面で一時60m(約25馬身)もの差が開く。差が開いたまま大ケヤキを通過し「しまった!」となった後続馬が一斉に追い出しにかかるも、リズム重視で余力を残していたプリティキャストが結局逃げ切った。2着メジロファントムとの差は7馬身残っていた。

プリティキャストは8番人気の低評価で、枠連は46.8倍の高配当がついた。人気馬がペースに眩惑された結果、3着はブービー10番人気が入る波乱決着となった。


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