88年、天皇賞(秋)。
『芦毛の馬は走らない』。この2頭が現れるまで、人はそう言っていた。
芦毛と芦毛の一騎打ち。宿敵が強さをくれる。
風か光か。その馬の名は…
(2012年JRA CM The Winnerより)
概要
(※馬齢は現行基準)
1988年。昭和最後の天皇賞となった秋の天皇賞は、春の覇者タマモクロスと、地方から移籍後一躍スターダムに躍り出た新鋭オグリキャップの芦毛2頭による初の直接対決カードとなった。
展開・結果
オグリキャップちょっと届かない!
タマモクロス!タマモクロスです!5歳馬の意地!4歳馬をねじ伏せました!
5歳馬タマモクロスが勝ちました!春秋天皇賞連覇であります!
(堺正幸アナによる実況)
逃げたレジェンドテイオーに対し後続は牽制し合い、ペースは上がらず。タマモクロスは離れた番手からという積極策で、オグリキャップは中団後方につけた。3-4コーナーでタマモクロスが2番手につけると、直線半ばでレジェンドテイオーをかわし、後方から追い込んできたオグリキャップを1馬身あまり振り切ってゴール。オグリキャップからさらに3馬身離れた3着にレジェンドテイオーが逃げ粘った。
3歳馬オグリキャップに対し、4歳馬タマモクロスが古馬の意地を見せつけ、史上初の天皇賞春秋連覇が達成された。
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