The Spider is real
クモは実在する
It's okay to have no friends and be miserable like me!
友達がいなくて僕のようにみじめでも大丈夫さ!
概要
Nabnab(ナブナブ)とはGARTEN OF BANBANに出てくる青色のクモのようなキャラクターである。
作中では天井を這って移動し追いかけてくるというかなりストーカー気質(もしくは寂しがり屋?)のようで、ところどころ壁から主人公を覗いている。
キャラクター
幼稚園のマスコットキャラクターとして
クモをモチーフにしたキャラクターではあるが、足は4本で細長い。目玉も8個ではなく3つである。
一本角のようにパーティーハットを被っており、楕円形の口の中に無数の牙が並んでいる。
バンバンと同じように口から大きな舌がだらんと垂れている。
GARTEN OF BANBANⅡ
通信セクターの階段を登り切り下の入口を見やると、入り口の前でナブナブがこちらを見つめている。
襲い掛かってこないが、近づくと消えてしまう。
アナウンスで男性の指示に従いメンテナンスルームに水色のカードキーを取りに向かうと、階段の踊り場の壁に座右の銘(上記2つ目)とともにイラストが描いてある。
メンテナンスルームの壁には作業員への注意喚起があり、
- 作業は2人以上で行うこと
- 懐中電灯を常備。懐中電灯は備品室にある。
- 蜘蛛と対峙した際は、救助が来るまで出来るだけ大きな音を立てること
奥の部屋の水色のカードキーを取り引き返そうとすると、奥から暗転していき天井の奥から登場。
安全地帯から出るとピンクの矢印と青の矢印の指示に従って逃げることになる(ピンクの矢印は逆方向)。
ピンクの矢印通りに進んでしまったり、立ち止まると天井から飛び降りてきたナブナブに喰われてしまう。
逃げ切ると部屋にあった戸棚が通路を塞ぐように倒れ、ナブナブは引き返して行く。
余談だが、ラストでバンバリーナとジャンボ・ジョッシュから逃げ切った後に通路を引き返すと、病棟のベッドで道がふさがれておりそれ以上進めないが、廊下の奥からナブナブが覗いている。
※なおChapter2時点で彼だけBGMが違う。
GARTEN OF BANBANⅢ
序盤のグラウンドセクターにてカードキーを入手後、出口で前作のように主人公を眺めている。
接近されると案の定何も行動を起こさずに姿を消す。
樹上・水上セクターに行くと彼の部屋が開いているが、狩りの途中なのか非常に凶暴化しており、そのまま部屋に侵入した場合問答無用で襲われてしまう。
バンバン「とりあえず彼を対処しないとね。幸い解決策はあるけど、君は嫌がるだろうね」
その時、バンバンからこのまま活動を続けるのは危険すぎるからと、アナウンスでメディカルセクターへ案内される。ナブナブが凶暴である原因とそれを防ぐ方法を教えてもらえる。
彼の話によるとナブナブが凶暴化している原因はひとりぼっちであるからだと仮定、手術の途中で放置されている彼の相棒となる存在…つまりナブナリーナを完成させなければならないとの事。
主人公とバンバンの指示によって彼女はついに完成。水上セクターへ帰還し、手術室で入手したオーディオディスクを使って彼女をナブナブの部屋の入口に呼び寄せると…二人は即座に仲良くなり、どこかへ去っていった。
バンバン「これで彼ももう寂しくないだろう。彼らが元々下のミュータントメンバーじゃないことにビックリだよ。お似合いの仲じゃないか」
長年孤独なキャラだった彼に、ようやくパートナーが出来たことを祝福するようにバンバンはつぶやく。
独りだったナブナブにも遂に幸せな時が来たのだった……。
しかし、現実は残酷だった。
二人が去ってすぐに画面が揺れるほどの大きな振動が起こり、ナブナリーナが一人で部屋に引き返して行った。彼らが向かった場所に行くとナブナブのパーティハットだけが落ちており、更に奥に進むと…。
なおパーティハットを拾うかどうかは主人公の自由である上、ドローンのアクセサリーなので後述のシーンでナブナブに返すことはできない。もしかしてパーティハットをかぶっているナブナブを見ることはもうできないのだろうか?
その後フリンの見せる精神世界でも登場するのだが…、主人公含め色んなキャラが車に乗っているのに対し、彼だけ乗せてもらえず後ろから追いかける構図となっている。
彼が一体何をしたと言うのだ…。
フリンの精神世界から主人公が目を覚ますと、ジャンボ・ジョッシュが監視する部屋にバンバリーナと共に閉じ込められていた。
机に力なく突っ伏した状態で、バンバリーナによると全く喋らないらしい(そもそも彼はこれまでの登場シーンで一度も言葉を発したことはない。バンバリーナは彼が喋れないことを知らないので、おそらく初対面)。
主人公とバンバリーナが脱出に奮闘するときも、彼らが脱出した後もその場から微動だにしなかった。
せっかく出来た友達と呆気なく引き裂かれた故、ショックで立ち直れ無かったのだろうか…?
彼が孤独から解放される時は来るのだろうか。
頑張れナブナブ、僕達は応援している!!
※マスコットキャラクターとしてのナブナブは"一人ぼっちで惨め"という設定になっているが、バンバンは色々言いながらも彼が幸せになる形で解決しようとしたり、バンバリーナも少なくとも暇つぶしの話し相手にするつもりだったり、さらにジャンボジョッシュもわざわざ遊び道具として連れ去るほどなので(遊べればなんでもよかったのかもしれないが)、嫌われたり避けられているわけではないようだ。
モンスターとしての彼のほうが多少は幸せかもしれない。
GARTEN OF BANBANⅣ
序盤はトードスターの尋問に(イラストで)登場。
「ヤツを見ただけでゾッとする」と散々なことを言われてしまう。
フリンの精神世界でも登場。
フリン「(主人公におやつを譲る場面を見ながら)クモの親切なところは今まで見たことがない…」
前作までの攻撃的な一面から打って変わり、食べようとしてたおやつの野菜を主人公に譲ってくれたり???(ネタバレ防止)に襲われたバンバンをフリンと協力して救助しようするなど、仲間想いな一面を見せてくれる。
原作でも凶暴で知能も高く、何より問答無用で襲いかかってくる???をなだめているあたり、特殊な才能でもあるのだろうか…?
ナブナブと???は蜘蛛をモチーフにしたモンスターなので、蜘蛛同士だからこそ意思疎通ができるのかもしれない。
現実世界での登場は換気セクター。前作の騒動でパーティーハットを失っている。
エレベーターを直す一つ目の部品、大量の通気口がある部屋の奥に行く道中で襲いかかってくる。
トードスター曰く「この通気口は相互接続されており、敵は先回りして完璧な罠を張っている」。
3つある道のうち2つの道に面する通気口に潜んでおり、主人公が前を通ると襲い掛かりゲームオーバーとなる。
これを回避する為には、オピラチックを所持しながら進むこと。ナブナブの潜んでいる通気口に近づくと、危険を察知し鳴いて教えてくれる。
二つ目の部品入手する際に再び登場。
バンバン「待て、ダメだ!ナブナブ!
ナブナブに取られちゃおしまいだ!」
バンバンが孤独な彼に友人を与える為に用意したカボブマンを自分のために用意してくれたと勘違いし、俊敏に奪って逃走。
そんな彼をバンバンと共に追いかけ奥の小部屋に追い詰めると、今度はバンバンに襲い掛かりそのまま戦闘になる。
バンバン「何度も君を治そうとしたのに、全く成果がない!もうウンザリだ!」
初めは後ろから彼を喰いかけるが、一時的にコントロールが可能になった暴走状態(フェラル化)バンバンに壁に叩きつけられあえなくノックアウト。
ナブナリーナという新たな友達を作る作戦は失敗に終わったようだ。
今チャプターは登場シーンが多いのが仇となったのか彼への当たりがやたら強い。
???をなだめていると近くで炎上していた車が突如爆発したり、バンバンから精神的な治療を諦められる始末。
GARTEN OF BANBANⅥ
ゲーム中盤から登場。
王笏が置いてある部屋に行くため、2つ目のボタンを押した後に拠点へ帰還すると、拠点内の民家近くで牢屋に入れられ大人しくしている。
バンバンによると、いつものようにイタズラをしようとした所を捕まえ投獄したらしい。
フリンの精神世界でも登場する。
別のバスに誘拐されたフィドルズを救助に向かおうとしたのか、突如道路に飛び出しバスに轢かれてしまう。
いよいよ王笏を取りに行く前にノーティーワンズの相手を任せるためかバンバンに解放され、素早い身のこなしでそそくさとその場を去っていた…。
王笏の宝箱を開けるボタンを押すか押さないか皆で警戒している中、突然どこからともなく現れ一心不乱にボタンを連打。これにはビターギグルも「ダメだよ!」とたまらず静止させる。振り向き顔がどこか誇らしげに見えるのがかわいい。
不完全な王笏にその場にいる全員が唖然としている中、ダダドゥー卿が現れピンチとなる。
ダダドゥー卿「カケラの在り処を教えるか、君のペットの命を私に差し出すか…、どちらがいい?」
バンバン「キミ(ダダドゥー卿)はそんなことしないだろ。
(ナブナブに向き合い)僕らに今まで起こったことは忘れよう。君はいつも僕の友人だった。けど、こんな時に友達がいるのは何のためかな?」
バンバンがそう諭すと、突然注射器を肩に突き刺し何かを注入、乱暴に放り投げられ物陰に落ちる。
次に姿を現した彼の姿は、体躯はキティーザウルスを凌駕するほど巨大化、口から飛び出した牙はまるで鍾乳石のように刺々しくなり、見るもおぞましい怪物に変貌した彼だった。
凶暴性も格段に増したのか、目の前に居たダダドゥー卿に躊躇なく襲い掛かる。
バンバンやギグルでも太刀打ち出来なかった彼相手に互角の激戦の末、そのまま奥の暗闇の中へと消えていった。
その後は行方不明。この後の展開的に無事ではない可能性が高いが果たして…。
GARTEN OF BANBANⅦ
彼自身は未登場だが、ゲーム開始時の従業員サバイバルガイドにてcase#8の対処法を紹介される。
ステップ1:ヒーローになるべからず
- case#8はあなたが思っているより強く、早く、攻撃的です。良い結果にはならないので戦ってはいけません。負傷していると、オフィスで片思いしている相手に嫌な目で見られます。
ステップ2:隠れる
- case#8に追われていると感じたら、近くの隠れ場所を探しましょう。敏捷性が高いので、頭上を含めあらゆる角度から攻撃できます。隠れられない場合は出来るだけ大きな音を立ててください。
ステップ3:緊急サービスへの連絡
- case#8の存在を確認したら、開拓チームに連絡してください。あなたのいる場所に即座に派遣します。
ステップ4:負債の把握
- case#8の安全は我々にとって重要です。case#8に対し如何なる理由であれ致命的武力を行使した場合、契約に従い当社へ補償する義務が生じます。"これは現在の給与の158年分に相当します。"開発チームは違反に対処する訓練を受けています。彼らに任せましょう!
- 2人以上のグループでの作業を推奨します。自分が助かるために同僚を犠牲にしたことが発覚した従業員は厳罰がくだります。利己主義は健全な職場環境において1番の敵です。
余談
ゲーム内で取得できるレポートによれば呼称はcase#8。
case#8はセッション中に脱走し、施設のどこかへ潜伏したことあったようだ。
この事態を受け、万が一case#8と遭遇した際の対処法について全スタッフへ義務教育セッションが設けられた。
- 逃走中に2名が死亡、3名が行方不明になる事態が発生。
捕獲されたためこれ以上人命が失われることはないと記載があるが、由々しき状況であることは間違いない。
- 脱走してから5度目の再捕獲に失敗し、ついに死者が2桁になってしまう。
- 被害を最小限にするため、危険性に関する意識向上会議を毎週開催する(もちろん参加は絶対)。
- 捕獲に出向くのではなく、捕獲できるように誘い込むという非暴力的アプローチを提案。
外見と特徴が似ている他ケースによって、case#8の好奇心を刺激し誘い出せると提案したようだ。
実際にその目論見は成功だったのだが…。
- 構成されているゲノムはアシダカグモとジバニウム。
- 性能試験の結果知能は全ケース最低値、攻撃性は最高値を叩き出す。
- 専門家曰く、「行動が修正された彼は施設において貴重な標本の一つになる」。
- 提供元のクモの特性故、慌ただしくなることは予測済み。
これについては他ケース同様、全身の絶え間ない痛みも行動に影響しているのかもしれない。
- 平均より時間はかかっているが、トレーニングの影響かスタッフへの攻撃は先週より20%減少。
関連イラスト
関連イラストが増えることを願っています。
関連タグ
色も赤と青、カラフルなパーティハットと白黒のパーティハット、人型とモンスター、人気者とひとりぼっちなど様々な面で対になっている。