超サイヤ人ゴッド・超極悪化
すーぱーさいやじんごっどちょうごくあくか
この項目は『ドラゴンボールゼノバース2』の追加ストーリー群である『FUTURE SAGA CHAPTER1』のネタバレを含むためご注意ください。
「次は外さん⋯!!」
超サイヤ人ゴッド・超極悪化とは、ゲーム作品『ドラゴンボールゼノバース2』のDLCにて追加されたストーリー群「FUTURE SAGA」にて登場する、超サイヤ人ゴッドの派生形態である。2025年現在、変身出来るキャラクターはベジータのみ。
暗黒魔界の科学者であるフューがベジータに新たなる力を与えることで誕生した。
基本的には超サイヤ人ゴッドに準じた見た目だが、心臓に近い部位から紅い半透明の結晶が飛び出しており、首から下の大部分が黒いケロイドのような物に侵食されている。
纏うオーラは黒く濁った物となっており、クリアな神の気を纏っていた従来の超サイヤ人ゴッドからは掛け離れた非常に禍々しい印象を与える。
その見た目に違わず人格も粗暴な物へと変貌しており、自身の邪魔をする者はたとえ味方であっても容赦なく攻撃を浴びせる危険な性格へと変貌している。
強さも相応に凄まじく、本気ではなかったとはいえビルスの攻撃を打ち消す程のパワーを手に入れた。
更に超極悪化の共通能力である「周囲の時空間への干渉」も保有している。この力を用いて極悪化したラディッツ、ナッパ、栽培マンを召喚し、主人公達を苦しめた。
悟空ではなくベジータが超サイヤ人ゴッドに変身して戦うという、映画『神と神』および『ドラゴンボール超』のifを描いた時の裂け目の中で誕生。
ビルスの破壊玉を押し返す際にフューから暗黒魔界の結晶の力を分け与えられ、破壊玉を打ち消しながら変身を遂げた。
更に、フューがゲストとして呼び出した正史の孫悟空に対して襲い掛かった。
この呼び出された正史の悟空は超サイヤ人ゴッドに覚醒する前であったが、トランクスが正史悟空を地上へ連れていき儀式を行うことで悟空も超サイヤ人ゴッドへと覚醒。
彼等を追って地上へ降りたベジータは悟空と対峙。
超極悪化しているとはいえ、本編ではついぞ実現しなかった超サイヤ人ゴッド同士の戦いを開始。
宇宙空間へ到達する程互いに拳を交え、ベジータは戦いを楽しんでいる事を明かしつつも自我を取り戻し始める。
「オレはオレだけの力で、キサマを超えてみせる!!」
「キサマを倒すのはこのオレだ! カカロットオオオオ!!」
超極悪化の力を完全に打ち払い自分を取り戻したベジータと、その姿に喜びを隠せない悟空は戦いを再開。
ゴッドの先にある可能性の片鱗を互いに見せつつ、宇宙全体に伝わる程の衝撃を響かせながら拳を打ち合わせた。
前述の通り現時点でこの形態に変身出来るのはベジータのみである為、本項目では「ベジータ(超サイヤ人ゴッド・超極悪化)」の性能について解説する。
基となった超サイヤ人ゴッドのベジータを、更に攻撃面で尖らせた性能となっている。ゴッド系特有のキャラクターに搭載された、特定タイミングでボタンを入力することで通常攻撃の威力を向上させるギミックも健在。
一部のコンボには禍々しい色に変色したブレイジングアタックのモーションが取り入れられている。この時は円居から攻撃を行うため、回避アクションによる切り返しもされにくい。
搭載されている必殺技も使いやすく、それぞれの技がシナジーを有している。
とりわけ優秀な技が、2段飛び蹴りで攻撃を行う「ワイルドスティンガー」という打撃技。これはフルヒットした後すぐに他の必殺技・究極技に移行することが可能であり、ダメージの底上げやコンボの繋ぎ・始動として非常に優秀。
チャージ気弾がボム気弾ということもあり、超極悪化キャラの中で最も優秀と言われることも少なくない。
強いて弱点を挙げるならば、装備している超ソウルの発動条件が「相手からブレイクされる」というものであるため、能動的に攻撃性能を上げることが難しいという点、打撃コンボ主体のためNPCの横槍を受けやすいパラレルクエストには不向きという点だろうか。
ムービー中では髪の色が時折赤紫色になっていることや、紫色の超大型気弾を放つなど、我儘の極意を思わせる要素が多く見られる。
超サイヤ人ゴッド…この形態の派生元。
超サイヤ人ゴッドSS…この形態の派生元の進化先。
超サイヤ人ゴッド超サイヤ人・暴走制御…SDBHで登場した、超極悪化ゴッドと同じくベジータのみが変身出来る形態。発動の経緯が少々似ているが、こちらはブルーからの派生。登場した年月としてはこちらの方が早い。