概要
CV:山口勝平
「ドラゴンボール」のゲームオリジナルキャラクター。
ドラゴンボールオンライン、ドラゴンボールゼノバース2、スーパードラゴンボールヒーローズの3作品に登場する。
初登場となったドラゴンボールオンラインではトワとミラの息子としておしゃぶりを咥えた幼児の姿である、設定画のみが存在するだけでゲーム内には未実装だった。
その後、ドラゴンボールゼノバース2とスーパードラゴンボールヒーローズではトワとミラの細胞を使って生まれた突然変異体として青年の姿で登場する。
人物像
幼少期
ドラゴンボールオンラインにて設定のみ存在する。
ミラに似た鋭い目つきが特徴的で暗黒魔界の紋章が入った帽子を被り、赤ちゃんらしくおしゃぶり咥え、胸には涎掛けを掛けている。
トワの頭脳とミラの戦闘能力2つを受け継ぎ、将来成長したら宇宙に大きな影響を与えると考えられている。まだ幼児な為、自分1人で行動出来ず周りの助けを必要とするが、無口な性格であったミラはそんな彼やトワと関わる事で徐々に感情を出す様になる。
青年期
ドラゴンボールゼノバース2、スーパードラゴンボールヒーローズに登場。
こちらでは息子ではなくトワとミラの細胞を使って生まれた突然変異体と設定されている。
神々に対しても敬語は使わず「~でしょ。」など柔らかい話し方をする。一人称は「僕」。
歴史改変のエネルギーを吸収する能力を持っている。
見た目はポニーテールで丸メガネをかけた好青年だが、どこか怪しい雰囲気を醸し出している。
特殊な刀を腰につけており、黒色の上着に黄色のズボンを身につけている。服や装備には暗黒魔界の紋章が刻まれている。
ドラゴンボールゼノバース2
好奇心旺盛で歴史改変によって産まれるエネルギーについて実験したり、「面白そうな奴」の研究もしている。ただし好奇心旺盛が故に危ない行動を起こそうとする場面が見られ、時の界王神達からは危険視されている。妹トワの復讐に燃える伯父・ダーブラに協力し、彼からは暗黒魔界の王の後継者として期待されているが、協力しているのはあくまでも研究の為であり、その際生まれたエネルギーについては別の使い方を模索している。
戦闘力は歴史改変によりウイスと入れ替わっても悟空とベジータに違和感を与えず反撃するなど中々のもの。彼自身も自信があるようでブウとダーブラと戦っている際、歴史の歪みを大きくする為にどさくさに紛れてベジットにも手を出そうとしていた。だが本人は戦闘は実験や研究のために行うものだとし普段はあまり力を見せず、サイヤ人や父親にあたるミラほど好戦的ではない。
調子のいい言動が多いものの決してウソは付かず、フューと協力するルートでは主人公に対し「歴史改変で得たエネルギーは、親友のキミに迷惑を掛けることには使わない」と述べている。ラスボスが悟空のルートでは、この歴史改変のエネルギーを主人公の戦闘力強化に使用して援護した。
またダーブラから主人公を倒すように命令された時は、きっぱりと拒否。仇討ちも暗黒魔界の復活も興味がないと語る。激昂したダーブラから石化ツバを掛けられるが、跳ね返して逆にダーブラを石化させた。
このため後述のスーパーヒーローズのような悪人ではない。
ただしフューがラスボスになるとルートだと、自分が勝ったら主人公を解剖して研究し尽くすというとんでもないことをしようとする。倒しても魔術で創った分身だったことが判明し、本人はさっさと逃げてしまう。
また2019年に実装されたパラレルクエストでは、主人公たちに悪意を持ったフューが登場する。
スーパードラゴンボールヒーローズ
プロモーションアニメ
『監獄惑星編』
宇宙の狭間に「監獄惑星」という独自の惑星を作成し、研究の為にそこに各時代の超戦士を捕えており、ザマスとの戦いの後、再び現代に訪れたトランクスをも収容する。
最初、正体がばれていなかった時点ではトランクスの友人を名乗り悟空達に近づく(ベジータには怪しまれていたが)が、タイムパトロールである孫悟空:ゼノにその正体を明かされると、自らについて語りだす。そしてトランクスの現状と、何故かトランクスを解放する唯一の方法を悟空達に教えるとその場から姿を消す。
しかし、鑑賞中に大猿となったカンバーが大暴れしだし、実験場まで壊そうとする事に流石のフューも激怒。
「…そこまでやれとはいってないよ!」
形態変化して「超フュー」に変身。パワーボールを吸収して刀で大猿カンバーを沈静化した。
『宇宙争乱編』
監獄惑星の爆発で謎の空間に逃げ込み行方不明となっていたが、とある場所でハーツの野望とコアエリア戦士の戦いを観覧していた。
しかし、フューにとってはハーツの野望でさえ宇宙創生の実験の一つでしかなかった。究極ハーツは全王さえ倒せると発言したゴジータの実力さえ余裕のまま顔一つ変えなかった。
『宇宙創成編』
新たなる暗黒魔界の王が誕生するのだった…。
余談
初登場となったドラゴンボールオンラインは日本版が配信されなかった為、ファンの間では彼の名前の「Fu」の読みが「フー」なのか「フュー」なのかで曖昧であった。だが後に同作のデザインに関わった幹大樹氏が自身のTwitter(外部リンク)にて「フュー」であると明かし確定した。またその際「フュー」のネーミングは原作者・鳥山明氏によるもので由来は「future」であり、トワ(永遠)、ミラ(未来)含め彼ら3人は時間に関する言葉から由来が来ている事も明らかにされた。
関連イラスト