概要
CV:緑川光
アニメ『ドラゴンボールZ』に登場するアニメオリジナルキャラクター。
初登場は、第195話「大感激!!いたぞ!あの世のスゲエ奴」(セルゲーム終了後のアニメオリジナルストーリー「あの世一武道会編」)から。
既に故人だが、西の銀河最強の戦士。
礼儀正しくクールな性格で、悟空曰く「ピッコロみてえなやつ」。
外見は鋭い目つきの赤い瞳と厚い唇が特徴で、緑色の肌や筒状の耳、鼻がないなど異星人をおもわせる容貌をしている。悟空やピッコロ同様、身に着けている道着はかなりの重量がある。
名前の由来は台湾料理の排骨飯(パイコーハン)(中華風カツ丼)と思われる。
2021年には『ドラゴンボールゼノバース2』にてプレイアブル化した。
活躍
西の銀河最強の戦士で、地獄で暴れまわるセルをたった二発で戦闘不能に追い込み、フリーザ、コルド大王に至っては一撃で倒すほどの実力者。あの世一武道会では、悟空と決勝で激戦を繰り広げた。
魔人ブウ編では突如大界王星に現れた純粋ブウと対峙し、同じくあの世の戦士であるオリブーとともに立ち向かうものの軽く退けられた。そのため、彼の実力はセル以上純粋ブウ以下の物だと思われる。
あの世では悟空とタッグを組むことが多く、劇場版『ドラゴンボール 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』ではジャネンバによって封鎖された地獄を取り戻すために共闘する。ジャネンバが生み出した結界が「悪口」で破壊できると気づくと、普段の彼の主義に反して悪口の連射砲を浴びせまくった(ドサクサに紛れて結界処理を自分に押し付けた悟空への不満や閻魔大王への愚痴まで言っている)。終盤では悟空とベジータがフュージョンをする時間稼ぎのためジャネンバと交戦。悪口が弱点と見抜き早速言い放ったが、一瞬怯ませただけにとどまり、ジャネンバからこめかみを拳で挟まれてダウンしてしまう。だが悟空とベジータのフュージョンは成功し、それを見たパイクーハンは決着を二人に託し気絶した。
『超戦士撃破!!勝つのはオレだ』にもエピローグで名前のみ登場している。地獄で暴れるブロリーの鎮圧を界王から依頼されていた。
ゲーム『ドラゴンボールヒーローズ』では、『スーパーパイクーハン』という強化形態が登場。
新衣装の胸にはかつて悟空の胸にも入っていた界王のロゴが入っており界王もしくは大界王に修行をつけてもらった姿なのだと思われる。アニメPVでは超サイヤ人4のブロリーの攻撃をキックで一時的に止め悟空を救っている。必殺技はサンダーフラッシュ(このゲームでは通常のパイクーハンの技はハイパートルネードになっている)。
技
「ハイパートルネード」
高速回転で風を起こして攻撃する。竜巻で周囲を吹き飛ばすものあれば、追加に斬撃を繰り出すものある。
「サンダーフラッシュ」
炎の気弾を撃ち出す。サンダー要素は発射前の閃光の部分でありメインは炎である。
悟空によると彼の必殺技サンダーフラッシュは隙のない攻撃らしいが、視聴者の視点から見ると独特のチャージ動作は無駄な動きばかりで隙だらけにしか見えず、どこが隙のない技なのかは謎である(ただし、よく見ると視線が視聴者、すなわち悟空から全く離れていない)。
またこの無駄な様に見える溜めの動きはゲームなどでも厳密に再現されていることが多く、他の必殺技に比べて打つまでの時間が少々長い。溜め終わってからの速射という形で隙の無さを再現しているゲームもある。
また、発音の関係か一部から「サンダークラッシュ」と間違えられることも。
「スーパーエネルギー弾」
劇場版にて閻魔大王が閉じ込められた結界への攻撃に使用。ブロリーのデデーンと似た緑色のエネルギー弾を放つ。着弾時に微笑を浮かべていた為威力には自信があったようだが結界を破るには至らず、癇癪を起こして咄嗟に口にした悪口が結界を破壊するヒントになった。
「バーニングシュート」/「フレイムバードストライク」
技名はゲームより。炎を纏い突撃して蹴り上げ、追撃に手刀で叩き落とす。地獄にいたセルを二撃で仕留めるほどの威力。
『スパーキングメテオ』、『ドッカンバトル』、『ZENKAIバトル』などでは「バーニングシュート」、『ドラゴンボールヒーローズ』では技名が「フレイムバードストライク」と異なる。
余談
担当声優の緑川氏はパイクーハン以前に人造人間16号を演じていたが、そちらはセルに破壊されるという最期を遂げている。そのため、中の人的にはセルへのリベンジを果たしたことになる。
関連イラスト
関連タグ
排骨:(パイクゥ、パイコーなどと発音)は、中国語で豚などの骨付あばら肉(スペアリブ)のこと、またそれを使った揚げ物料理のこと。揚げたものを醤油味のタレとともに白飯に乗せたのが排骨飯(パイコーハン)である。