「フフフフ…何もかも皆わたしの作り出したデッドゾーンに吸い込まれるがいい!!」
「一条の光も差さず、身も心も凍る闇の地獄に死ぬまで閉じ込められるのだ!!」
概要
ドラゴンボールシリーズの劇場版第4弾『ドラゴンボールZ』にて初登場した。
300年前に先代の神から心の奥底に秘めていた野望を見抜かれ、現在の神が後継者に選ばれたことを逆恨みして神に反旗を翻して封印され、絶命した男(実は魔族)・ガーリックの息子で、ピッコロ(マジュニア)同様初代ガーリックの生まれ変わりでもある。
普段はメイン画像のように、誕生時のピッコロやピラフ並みに小柄な体格だが、本気を出すことで体の色が変化して筋骨隆々のスーパーガーリックJr.に変身しパワーアップする。ゲームによってはただの「変身」という形態として扱われることも。
作品別の活躍
劇場版『ドラゴンボールZ』
父の無念をはらすべく、ジンジャー、ニッキー、サンショのガーリック3人衆を率いて姿を現し、神の分身であるピッコロを急襲した。一味はピッコロ大魔王とその部下たち同様に全員魔族である。
その後本拠地の宮殿に戻るとドラゴンボールを集めて神龍を呼び出し、永遠の命を得ることに成功した。
神が死んだらドラゴンボールが消滅することまでは知らなかったようである。
ドラゴンボールを集める際に部下が浚ってきた孫悟空の息子・孫悟飯を見てただならぬ潜在能力を感じ取り、利用を目論んでいる。
永遠の命を得た後、自分の野望を阻止すべく姿を現した神を返り討ちにして殺害しようとしたが、不意打ちの報復に来たピッコロ、そして我が子を取り返しに来た悟空の二人と戦うことに。
本気を出して悟空とピッコロを圧倒するが、重い道着を脱いで身軽になった二人に形勢を逆転されてしまう。
そして、約束通り一騎討ちをしようとした悟空とピッコロへの不意討ちであらゆるものを吸い込み、一条の光も射さぬ暗黒の異空間「デッドゾーン」を作り出して邪魔者全てを葬り去ろうとするが、無意識のうちに潜在パワーを解放した悟飯に力を跳ね返され自らが作ったデッドゾーンに吸い込まれてしまった。
皮肉な事に、永遠の命を得た事により自らの作り出した牢獄に永遠に閉じ込められることになってしまった。
物語のラストでは海底に残ったデッドゾーンの破片の中から「出してくれ」と言わんばかりにもがき続けるガーリックJr.の姿が映される形で締め括られている。
戦闘力に関しては、本気を出した悟空とピッコロの二人掛かりで押されていた事を踏まえると、どう見積もってもラディッツ未満なのは間違い無く、恐らく1000前後程度と思われる。
アニメ『ドラゴンボールZ』魔凶星編
後にTVシリーズのオリジナルストーリー「魔凶星編」にてまさかの再登場。
ナメック星から帰還して、メカフリーザが地球に来る前の間にピッコロから、魔族の動向が騒がしくなってきたと神に予兆が伝えられ、神様の神殿を襲撃してその姿を現した。
彼も地球人ではなく魔凶星という異星出身である事が判明し、魔凶星人は全員魔族で、それまで登場した部下は全て彼同様魔凶星人だった。魔凶星の5000年に一度の接近により力を得て、デッドゾーンからの帰還に成功。
魔族四天王を率い、神とミスターポポを無力化して小瓶に閉じ込めた。
その後、父が先代の神から取り上げられたアクアの水のアクアミストで地球人を魔族に変え、地球を魔族の王国に変えようと企んだ。
しかし、悟飯達の活躍によりアクアミストの毒は超神水で浄化、最後の手段としてデッドゾーンを発動させるが、力の源である魔凶星を破壊されて力が無くなり、再びデッドゾーンに封印された。
声優は映画と違い千葉氏が演じているが、これは神谷氏のスケジュールの都合である。
不死身の肉体込みとはいえ、ナメック星での戦いを経験した悟飯達を苦戦させており、戦闘力は復活前と比べて爆発的に上がっており、フリーザ第二形態と互角以上のピッコロとも渡り合える事を踏まえると戦闘力100万以上は間違い無いと思われ、その倍率約1000倍である。
いくら何でもインフレし過ぎだろ・・・。
ちなみに、初期のベジータやフリーザ数多くのDBの悪役が目論んだドラゴンボールの力で永遠の命を得ることに成功した最初の悪役でもある。ザマスが登場するまでは唯一の悪役だったが、それでもZ唯一であることには変わりない。
ゲームでの扱い
ファミコン用ソフト『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』に中ボスとして登場。
本作ではラディッツ撃破後、ベジータ達が到着するまでの間はガーリック一味とのドラゴンボール争奪戦が主軸になり、このパートの締めに戦う事となる。
初めは通常状態で戦闘になり、撃破するとスーパーガーリックJr.へと変身しもう一度戦うことになる連戦仕様。
ゲーム中での戦闘力は、通常時が2500、スーパー時で3500となっている。
PS2用ソフト『ドラゴンボールZ Sparking! NEO』『ドラゴンボールZ Sparking! METEOR』、『[[ドラゴンボールZ sparking! zero>sparking_zero
』にプレイアブルキャラとして登場。声優は千葉繁。
デッドゾーンはスーパーガーリックJr.のアルティメットブラスト(超必殺技)になっている。
ストーリーモードでは劇場版の再現はなく、「魔凶星編」のみ。
アーケードゲーム『ドラゴンボールヒーローズ』にはギャラクシーミッション8弾より登場。声優は神谷明。
部下のジンジャー、ニッキ―、サンショも同時に登場。
また、オリジナル形態として、赤色のガーリックJr.とバビディに洗脳された破壊王ガーリックJr.(姿はスーパーガーリックJr.)が登場している。
余談
後に『ドラゴンボール超』に登場し、超ドラゴンボールでガーリックJr.と同じく永遠の命を得たザマスは、アニメ版においては肉体が消滅してもなお魂だけの存在となって生き延びていたが、最終的に全王の手で存在自体を消滅させられている。
このケースにおいて全王は超ドラゴンボールによる不老不死も無視してザマスを消滅させている為、ガーリックJr.についても全王の全てを消す力が有れば完全消滅も可能であると考えられる。
まぁ、それ以前にもう一度神龍を呼んでガーリックJr.の不老不死を取り消してしまえば済む話であるが。
(ドラゴンボールで付与した不老不死をドラゴンボールで取り消す事はゲーム『超悟空伝覚醒編』で立証されている)
もっとも、『ドラゴンボール超』は原作の続き、対する『ドラゴンボールZ』の劇場版は原作やアニメとはパラレルワールドの世界であるので、比較のしようは無いだろう。
『ドラゴンボールDAIMA』では、ナメック星人も大魔界出身の魔族と判明した為、ガーリックと神様の争いは魔族同士の争いと思われる。(ただし地球の神になったカタッツの子は、邪念を除いたため野心を見抜かれたガーリックではやはりダメだったと思われる)
関連イラスト
関連タグ
ザマス…同じく不死身となったキャラクター。
バビディ…オマージュ要素を持つキャラクター。