概要
仙猫カリン様が所持している妙薬(アニメではとある場所の奥深くに封じられている)。超聖水がただの水であったのに対し、こちらは本当にパワーアップする。
但し、効果を得るには湯飲み一杯分を飲み干さなければならず、味自体も苦い…と言うよりも猛毒に近く、常人だと発狂して死ぬとのこと(所謂薬膳行)。ヤジロベーによると香りの方は悪くないらしい。
その苦しさは凄まじく、カリン様も一度挑戦したが直ぐに吐き出してしまったらしく、ヤジロベーでさえ一舐めしただけで悶絶した。
カリン様の話では、14人の強者が飲んで生きのこった者は一人もいないという。(最初に悟空がカリン塔にのぼった時の話では、カリン塔を登りつめてカリン様の下に辿り着いた者は、亀仙人と悟空の2人だけしかいなかったハズなので、塔を登る行程を経ず超神水だけを飲んだ人間の数と考えられる。むしろ危険なものだからカリン様がカリン塔に保管するようになったのかもしれない。)
ピッコロ大魔王を倒す為にはこれしかないということで悟空はこの水を飲む。
すると一晩中もがき苦しんだ後、大猿のシルエットと共に力が溢れる。
(まだ設定がなかったサイヤ人の特性が反映されたのかはわからないが)その効果は、老けたピッコロにさえ赤子扱いされた悟空が、若返ったピッコロ大魔王と互角に戦えるほどの成長であり、凄まじい強化アイテムであることが分かる。
この出来事を切っ掛けに、潜在能力解放系のアイテムや能力が続出することとなる。ただし悟空が「何かの力で潜在能力を引き出す系のパワーアップ」をしたのは、後にも先にもこの時限り。
因みに魔人ブウ編はこの出来事のオマージュと思われる。
太った魔人ブウに歯が立たなかった悟飯が老界王神の術でパワーアップしたことを切っ掛けに痩せた魔人ブウとまともに戦えるようになるという大筋の流れが共通している。
こちらもパワーアップが完了するまでかなりの時間がかかる(しかもとっくに終わっているのに老界王神が黙っていた)。
TVシリーズZ及びGTでは同名の水が存在する。効果は異なっており、こちらは邪気や寄生分身体払い効果の有る聖水で、神様の神殿に置かれている。ドラゴンボールは「超」や「神」という単語が好きだから仕方ない。