「オレが一番嫌いなことは、死ぬことだ!」
「飛べねえんだよ、オレは…」
プロフィール
身長 | 165cm |
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体重 | 78kg |
趣味 | 食うこと、釣り、狩猟、昼寝 |
好きな食べ物 | 野豚の丸焼き |
好きな乗り物 | 拾ったエアカー |
声 | 田中真弓 |
概要
初登場はピッコロ大魔王編。狩猟しながら放浪する生活を送っており、ドラゴンボールの一星球を持っていたことから、孫悟空と暫くの間同行することになる。
人物
マイペースで食べる事以外には興味がなく、努力などの苦難は大嫌いで地球の危機を聞かされて皆が修行に明け暮れる中、一人だけ呑気に食事していたりするなどかなり図太い性格をしている。単独でのサバイバルを好み、他者に対しては基本的にドライで悟空達に対しても一定の情はあるものの積極的に協力したりはせず、彼等が戦いの末に死亡し、生き返らせる方法があると聞かされても断固として協力を拒否する等「一番嫌いなのは死ぬこと」と本人が言うように自分の命が最優先である。しかし、友人が目の前で苦しむ姿を見るのは流石に堪えるらしく、我が身可愛さに傍観を決め込んでいても最終的には助太刀する事も多い。
上述のように食事をなによりも好み、サイヤ人と同等かそれ以上の悪食でもある。どれ程かと言うと襲ってきたとはいえ先程まで普通に会話していた得体の知れない知的生物(ドラゴンボールの世界観では動物や魚が喋るのは珍しくはないが)でさえ丸焼きにしてなんの躊躇もなく食す程(美味かったらしい)。これには同じく悪食のサイヤ人である悟空ですらドン引きし、上述の丸焼きを美味という感想を聞かされた上で「やらねぇぞ」と言われても「いらねぇよ…こんなの…」と拒否していた。
戦闘力
驚愕すべきは、初登場時の強さであり、戦闘力180と、タンバリンに圧勝した悟空や、その悟空と接戦となった第22回天下一武道会時点の天津飯と互角の実力を持っている。
これは第22回天下一武道会時点の亀仙流・鶴仙流の平均レベルを超えており、我流でこの域に到達したという事は素質だけで言えば地球人最強であったと言える。
後のパワーアップした強さや披露した能力からして、パワー面では天津飯以上のピッコロにも匹敵する潜在能力を持つことが暗示され、ごく短時間の攻防だったとはいえ初対面時に悟空とほぼ互角の戦いを演じて見せた。
しかし、修行嫌いと物臭な性格のためか最終的な戦闘力は神様の元で強制的に修行させられた時の970以上(約1000前後程度のレベル止まり)。
これだけの素質を持った男が修行嫌いというのは何とも惜しい話であるが、これがヤジロベーの良さなのかもしれない。
日本刀の使い手であり、魔族であるシンバルを一閃するなど剣術の達人。
ピッコロ大魔王も「この世に我が魔族の戦士を倒せる奴がおるというのか」と驚いていた。
刀は、頑丈にできているサイヤ人の戦闘ジャケットも斬る程の切れ味を持っている。
悟空とカリン塔に登ってからは、カリン塔に住み着き、カリン様や神様の使いとして仙豆を届ける等の目的で悟空たちの元へ訪れることもある。
危険な闘いを敬遠したり、ベジータに殺されそうになった際に嘆願したりと、臆病でものぐさでやたらと人間くさい一面もあるが、ベジータの最初の地球襲来時の闘いでは大猿に変身したベジータの尾を刀で斬り落として元に戻し、さらにベジータを斬りつけて悟飯の命を救うなど、ここ一番では活躍を見せている。
ピッコロ大魔王編で初登場したのでピッコロ大魔王撃破のキーパーソンになってもおかしくなさそうなものだが、意外にも戦闘面での活躍は殆どなく(目立った活躍はシンバル戦のみ)、実は次章サイヤ人編のボスキャラであるベジータ戦のほうがボスキャラ撃破のキーパーソンになってるという秀逸なキャラである。
ベジータ戦以降は戦闘は全く行わなくなり、非戦闘員となった。それ以降はカリン塔にいることが多い。
その後の活躍
上述の通りサイヤ人編の折、クリリンや天津飯たちと共に神様の元で修行をしたきり、以後は悟空たちへの仙豆の配達などでカリン塔を何度も上り下りくりかえしてることでのパワーアップも徐々に積み重ねられてはいるが、大幅なレベルアップにまでは至っていない。神様の修行で相手の気を探ることはできるようになった(大猿ベジータ戦で元気玉を見て「ものすげえ気だ」と述べている)が舞空術は習得しておらず、人造人間編でどうして参戦しないのかと詰め寄るブルマに対し「飛べないんだよ、俺は(だから駆け付けようがない)」と答えている。気功波については、もちろん初登場時から実力的には簡単に使えるレベルだったが、当時は気についての認識が無く気功波の類を見ても「変な雷を出しやがる」などと言っていた。その後、神様の修行で気の体感をした際にも改めて技として習得したかどうか不明。
魔人ブウ編では、まるで出番が無かったが、悟空が仙豆をもらう為にカリン塔を訪れた場面で、1コマだけ登場している。
口髭を生やすようになっているが、それ以外に風貌の変化はほぼ無い。
ブウ復活後、主要キャラたちが神の宮殿に避難した際に、カリン様も非難しているのだが、一緒にいたハズのヤジロベーは、連れてきてもらえなかった様子。
魔人ブウ編大団円の後、主要キャラが1コマずつカーテンコール風?に描かれたページで、カリン様と一緒にいる姿が描かれている。
実は未来世界にもヤジロベーはいる。原作や漫画版『ドラゴンボール超』では登場していないが、アニメ版で登場。人造人間編時点ではまだ現代ヤジロベーと同じ容姿だが、未来トランクス編で再登場したときには無精ひげを生やしていた。
原作では人造人間との闘いに参加したかどうか言及はなかったが、アニメにて補完され、人造人間に立ち向かっていたことがトランクスの回想で描かれた。
その結果死亡したと思われていたが、実はカリン様から最後の仙豆をもらって生き延びていたことがアニメ版の『ドラゴンボール超』にて判明した。
57話で悟空ブラックとザマスにトドメを刺されそうになった悟空とトランクスを救出する際に「引き摺るのはやめてくれ」と言う悟空に対してもやはり「飛べないから無理」と返しているので、舞空術ができないのは相変わらずなようである。
余談
原作では「声がクリリンそっくり」と初対面時の孫悟空に評されるが、声が似ている設定は特に後の伏線というわけでもなく、事実上の紙面上での原作者からの声優リクエストという稀有なパターンとなった。アニメでは指定通り中の人も同じで、演じ分けのために原作者の地元の名古屋弁で話している。
これについては2016年に発売された、『DRAGONBALLフルカラーピッコロ大魔王編』1巻の質問にて「田中さんの声が聞けなくなってしまうのは寂しい」と原作者が答えている(ヤジロベーの初登場時、クリリンはタンバリンに殺されて出番が無い為)。
テレビスペシャル「絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス」にて、未来トランクスがいた時代のヤジロベーは、18号が放った気功波で胸をブチ抜かれて殺されたことが語られている。戦う意志はあったようで殺されるシーンでは折れた刀を持っていた。
腕には種痘の跡がありドラゴンボールの世界にも天然痘は存在しているようだ。
関連タグ
ドラゴンボール ドラゴンボールZ ドラゴンボール改 ドラゴンボール超 剣士
関連リンク
【集英社運営・ドラゴンボール公式サイト『ウィークリー☆キャラクター紹介!第12回目はピッコロ大魔王編の「ヤジロベー」!』】(外部リンク)