概要
2009年4月5日から2011年3月27日までサイヤ人編から人造人間・セル編までを、2014年4月6日から2015年6月28日まで魔人ブウ編をフジテレビ系で放送した。
1989年4月26日から1996年1月31日まで、アニメ版『ドラゴンボール』の続編としてフジテレビ系で放送されていた『ドラゴンボールZ』のデジタルリマスター版である。
『Z』の全話数を縮小再編集、原作に近い状態に再編集するため、『Z』での無駄な引き延ばしやオリジナルストーリー(ガーリックJr.復活やあの世一武道会など)がほとんどカットされている。最も原作と全く同じというわけでもなく、カエルギニューとブルマのひと悶着など一部のエピソードは再編成されている。
それに伴い、OP・EDやBGMは『Z』から一新し、アフレコも新規で行われ、メインキャラ以外のキャストが変更されている場合もある。
このため、孫悟空とブルマが初めて出会う話からマジュニア編(アニメでは、その後日談のウエディング編)までがない状態での放映となった。しかし、ゲーム版である『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』では、無印のマジュニア編からのストーリーや、『Z』のアニメオリジナルストーリーも収録されている。
アニメ1期の最終回である第98話「未来に平和を!! 悟空の魂よ永遠に」は東日本大震災の影響で話数がずれ込んだためTV放映が見送られ、97話「笑顔の別れ! 新しい日々へ…」で悟空があの世に旅立つところで終わっている。DVD版では最終回も「97話の後日談」として収録された。なお98話に関しては後にCS放送局のフジテレビTWOにて放映されている。更にアニマックスでも放送がカットがされていたが、2023年8月のバージョンより98話が追加されている。
メインキャスト
太字は『Z』からキャスト変更
ヒーローショー
『ドラゴンボール改』名義で行われた着ぐるみによるショーの内、著名なものに熊本県の遊園地三井グリーンランドで2010年3月から同年4月まで行われた『ドラゴンボール改 超(スーパー)バトルステージ』がある。
こちらはZ時代に上映された劇場版『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』の内容をより簡略化し子供たちにも分かりやすくしたリメイク的な内容で、セルゲーム前の10日間辺りが舞台だった映画とは違いトランクス登場から人造人間襲来までの空白期間が舞台となっている。
悟空、悟飯、ブルマ、ベジータ、ブリーフ博士(声のみ)に加えて同映画の敵キャラクターであったブロリーとパラガスが登場。
BGMは差し替え前の改準拠だが声優はゲスト含めて全員Z時代からの続投。
余談
『ゲゲゲの鬼太郎』との関係
前番組の『ゲゲゲの鬼太郎』(第5シリーズ)が高視聴率なのにも関わらず打ち切りになった理由の一つが、『ドラゴンボール改』の始動を推し進めたのが理由と言われている。
その後、2018年に『ドラゴンボール超』放送終了後の後番組として『ゲゲゲの鬼太郎第6シリーズ』が放送された。
目玉おやじやねずみ男の声優など、DB超から続投しているメインキャストも多い。
劇中BGM盗作問題
詳細は省くが第一期では新規に製作された劇中BGMに盗作問題が浮上し事態を重く見た東映アニメーション側が謝罪し人造人間編終盤で『ドラゴンボールZ』の菊池俊輔作曲のものに差し替えになるアクシデントが発生した。
ここまでに発売された『ドラゴンボール改』のDVD&Blu-rayも一度絶版となり、BGM差し替え版として改めて発売、以降の再放送や配信も基本的に差し替え後に準じているがアイキャッチと次回予告のBGMのみ差し替え前のものがそのまま残されている(この二つはそれぞれ主題歌のアレンジであった為問題ないと判断されたからだと思われる)。
ただし、急な事態で突貫工事だったのか差し替え後のBGMでも『Z』のBGMながら場面と使用BGMの雰囲気が不一致である事が多く、古参ファンからは不評の声が多かった。
第二期では劇場版『ドラゴンボールZ 神と神』のBGMを担当した住友紀人作曲のBGMが採用され、『ドラゴンボール超』でも引き続き採用されている。
演者について
2010年に放送された人造人間編では『ドラゴンボールZ』時代からミスター・サタンやコルド大王を担当していた郷里大輔氏の急死、神様役を担当していた青野武氏の病気降板(2012年没)、などキャスト関連の訃報・交代が次作の『ドラゴンボール超』放送中も含め相次いだ。
魔人ブウ編でも放送中にカリン様役の永井一郎氏が死去するという訃報があったものの生前に収録を終えており死去後に放送された話では永井の声でカリン様が登場、同役では最後の出演となった(なお、『Z』でのブウ編では龍田直樹が同役を担当していた)。
ナレーションやブリーフ博士でお馴染み八奈見乗児氏も2014年のブウ編ではバビディ役を島田敏に、人造人間編まで担当していたブリーフ博士役は以降の作品含めて田中亮一にそれぞれ託している(八奈見は次作の『ドラゴンボール超』序盤で病気療養の為にナレーター及び界王様役も龍田直樹と交代。その後2021年に死去)。
他にも『Z』放送以降も続投していた老界王神役:田の中勇氏(2010年没)、ナメック星人最長老役:滝口順平氏(2011年没)、神龍役の内海賢二氏(2013年没)、ドクター・ゲロ役の矢田耕司氏(2014年没)、パラガス役の家弓家正氏(2014年没)がそれぞれ逝去し、ブルマ役:鶴ひろみ氏も『ドラゴンボール超』放送中の2017年に急逝している。
また、ビーデル/パン役の皆口裕子は第二期当時は海外留学中で一時的に声優業を休業していたために柿沼紫乃が代役を務めたが超以降は両役共に復帰した皆口が再演している。
関連動画
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トリコ:1期と2期の間に放映されていたオレンジ色の服を着たマッチョが闘うジャンプアニメ。後に『ONEPIECE』も交えたスペシャルアニメが放映されたこともある。