曖昧さ回避
- 日本餃子協会のキャラクター→ちゃおず君
概要
CV:江森浩子
原作では第22回天下一武道会にて、鶴仙人と天津飯と共に初登場。アニメ版では武道会前のオリジナルエピソードの回にて、天津飯と二人で登場している。
この第22回天下一武道会では、クリリンと対戦。舞空術を併用したどどん波の連射、得意の超能力で翻弄したが、クリリンの咄嗟に出した計算問題に気をとられ、その隙を付かれて敗北する。
後の第23回天下一武道会においては修行で大きな成長を果たすものの、予選で生きていた桃白白(サイボーグ桃白白)と当たってしまい敗北、彼だけは本選出場を果たせなかった。
『ドラゴンボールZ』では「サイヤ人編」でナッパを道連れに自爆して以降、大きくストーリーに関わる事は無かったが、天津飯共々その後も要所要所で登場している。
人造人間編ではまるで出番が無かったが、原作の其之三百三十七……悟空たちが人造人間の現れる島へ向かう回、のカラー見開き扉ページで、戦士たちが勢揃いで並んでいる中にだけは、彼も入っている。
劇場版『摩訶不思議大冒険』では、舞台となるミーファン帝国の幼き皇帝として登場。
外見は前年に公開された歴史映画「ラストエンペラー」の冒頭で3歳で即位させられた愛新覚羅溥儀そのもの。
設定も大きく改変され、鶴仙流とレッドリボン軍の登場人物を配下に置いている立場ではあるが、本人の戦闘力は皆無で天津飯から教わったテレパシーの術しか使えず、配下の暴走を抑えられない無力な幼帝として描かれる。
他には『地球まるごと超決戦』や『銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』、劇場版シリーズ17年振りとなる『神と神』などで、いずれも天津飯と共に出演している。
なお、『ドラゴンボールGT』を除いた場合、クリリンと並び主要キャラクターの中では、三回と最も多い死亡回数を記録している。
人物像
モチーフはおそらく連載当時に人気のあったキョンシー映画によく登場していたベビーキョンシーと思われる。
キョンシーはいわば吸血ゾンビであるため肌が白いのだが、チャオズの肌が白い理由は不明。
帽子の下の頭髪は磯野波平の如く頭頂部の一本だけ。
登場して間もない頃は口数が少なく表情の変化も見られず、ほぼ無表情であった。
アニメ版にて少年時代の天津飯の修行風景が描かれた回想シーンにて登場した幼少期の彼は、既に現在と変わらぬ容姿をしている。
『ドラゴンボールZ』以降の登場においても、身長が僅かに伸びた以外は全く変化が無い。
地球人での初期主要メンバー中では、恐らく最も外見年齢が若い人物である。
特徴的な外見や数々の特殊能力など、明らかに普通の人間とはかけ離れた点が多いのだが、相棒の天津飯が公式に『宇宙人の血を引いている』という設定であるのとは異なり、チャオズに関しては、その血筋や出自は謎に包まれている。
愛嬌溢れる外見のため、第22回天下一武道会の際には女性ファンに可愛がられているシーンもあり、チャオズ本人もそのような自身の容姿を自覚している様子。
ちなみに、一部のゲームにおける掛け合いで、同じ白い肌を持つ人造人間19号から「自分と似ている」「真似するな」と難癖を付けられている。どこがだ。
性格は特にアニメ版が顕著であるが外見通りの子供っぽいもので、クリリンに対して事ある毎に悪口を言ったり、就寝の際にぬいぐるみを抱いているなどの様子が描かれている。一方で天津飯との絆は深く、彼のためなら自己犠牲も問わない芯の強い一面も持っている。
作中では特に示唆されていないが、趣味は映画鑑賞。特技として料理があり、その腕前はプロ顔負け。天津飯との生活では、食事はほぼ全てチャオズが担当している。
好きな食べ物として天津丼を挙げており、対する相方はシュウマイとギョウザだそうな。……狙っているとしか思えない設定である。
性格以外の面として、後述の石頭は頭の回転速度にまで及んでおり、概要の項目でも分かるように学力に問題がある。作中では四則演算は指で数えられる範囲内でしか出来ず、それどころか左右の区別すら危うい状態である。
ゲーム作品においては、修行中に天津飯から国語の問題を出されて躊躇するエピソードもあった。
能力など
鶴仙流の戦士の中では完全な技能派で、舞空術、変則移動と超能力によるトリッキーな戦法を用いる。同流派の「どどん波」は、初期の頃は主に連射して相手を追い詰め、最大限に力を込めた一撃は天下一武道会の武舞台を爆炎で包み込む程の威力を誇っていた。
一方で肉弾戦はあまり得意ではなく、作中でも後半はクリリンに翻弄されてしまっている。ただし、ダイヤモンドよりも硬いとされる石頭を活かした頭突きは、石版で造られた武舞台を深々とぶち抜く破壊力を持ち、まともに張り合えば無事では済まない。
打たれ弱いイメージが強いが、アニメ『ドラゴンボールZ』では、自身よりも遥かに戦闘力が上であるナッパの執拗な猛攻に耐えているシーンが描かれている。
こういった戦闘スタイルが反映されてか、サイヤ人編で神様の下で修業した後の戦闘力は610と仲間たちの中では一番低く、次点のヤジロベーの970と比べても低い数値になっている。
得意の超能力は「金縛り」「物体浮遊」「くじ引きの操作」「テレパシー」などバリエーションが豊か。アニメ版では、瞳が赤く変色し危険(火山の噴火)を察知する予知能力も披露している。更に『ドラゴンボールZ』では、ナッパに対し自身を爆発させる自爆能力も発揮した。
『ドラゴンボール超』での「破壊神シャンパ編」の終盤では、ビルスがモナカの変装をする時間稼ぎのために悟空に金縛りを使って数秒間だけだが足止めしていた。この時の悟空は変身をしていない通常形態であったが、既に神の気を体得した悟空を数秒間も動きを止めて耐え切るという、地味に凄い事をやってのけている。
ゲーム作品でも超能力は敵の動きを封じる(一部作品では攻撃が必中になる効果もある)効果があり、他の地球戦士がインフレで置いて行かれる中でもサポート役として常にエースとして活躍。
特に「強襲サイヤ人」においては超能力は必ず成功し動きを2ターン封じる他、敵の守備力を下げる効果があり非常に強力。
原作ではナッパにすら効かなかったが、ゲーム作品ではベジータもフリーザも人造人間はもちろんの事、超サイヤ人4人とピッコロの5人がかりでも太刀打ちできなかったハッチヒャックを含めて全員完封可能という凄まじく強力な効果があり、ゲームユーザーにはチャオズ無双と評される。流石にあんまりだと思われたのか、SFC作品の『超サイヤ伝説』ではあまりに戦闘力に差がある相手には一切効かなくなってしまい、存在感が大幅に薄れてしまった。
また、アニメ版では界王星で修行を積み、同じく超能力者であるギニュー特戦隊のグルドに勝利しており、初白星を揚げている。
ゲーム作品に本格参戦してからはグルドと関わる機会が増え、初期の頃はグルドにキモいだの臭いといった暴言を連発した挙句に足蹴にしており、以降での作品でもここまで露骨ではないものの、掛け合いにて彼に対し嫌悪感を露わにしている。
関連イラスト
関連動画
餃子(限定公開)
※バンダイナムコエンターテインメント 公式YouTubeチャンネル“876TV”より
関連タグ
ドラゴンボール ドラゴンボールZ ドラゴンボール改 ドラゴンボール超 DRAGONBALL 鳥山明 西遊記 少年ジャンプ
別名・表記ゆれ
餃子(天下一武道会のアナウンサーには「ギョウザ」と呼ばれた事もあった)