概要
鳥山明の漫画『ドラゴンボール』のサイヤ人編で、ナッパの背中にしがみついて自爆を試みたチャオズの遺言。アニメ『ドラゴンボールZ』では第24話のサブタイトル「さよなら天さん!餃子の捨て身の戦法」として使われている。
自分以外にも天津飯、クリリン、ピッコロ、孫悟飯と共闘しているにもかかわらず、ナッパの圧倒的な戦闘力の前にまるで歯が立たず、天津飯がナッパの一撃で腕を吹き飛ばされてしまう。
天津飯に加勢しようとするクリリンだが、ナッパのエネルギー波で薙ぎ払われてしまう。その威力に戦慄する一同。この時クリリンは自身の近くにチャオズがいないことに気づく。この直後、チャオズはナッパの背中にしがみつく。当然、ナッパはチャオズを振り払おうとする(アニメではチャオズを振り払うために彼を何度も岩に叩きつけている)。
チャオズ: さよなら天さん・・どうか死なないで・・
天津飯: やめろーっっ!!チャオズーーー!!
天津飯の絶叫がこだまするなか、チャオズは自爆し、荒野に散った・・
当時まだ敵同士だったピッコロからもこの行動を賞賛されたが・・・
ナッパ:くだらねぇことしやがって・・・ まだ俺たちの恐ろしさがよくわかってないようだなぁ・・
煙幕の中から現れたのは、まともに爆発を食らったにもかかわらず、ほぼ無傷でチャオズの死を嘲笑うナッパの姿だった。
チャオズの死を愚弄するナッパに憤る天津飯。仇をとるために右腕だけで最後の力を振り絞った気功砲を放つもナッパの戦闘服を破壊しただけであった。そして、使用者の天津飯もチャオズの後を追うように絶命してしまった。
クリリン:そんな・・天津飯まで・・ひでぇよ・・次々にみんな死んじゃうなんて・・
残されたクリリン、ピッコロ、悟飯の三人の希望は、あの世の界王の下で修業を積んだ孫悟空の存在だけだった。
余談
このシーンが元で一部のファンに「チャオズ=自爆」というイメージが定着してしまい、一部のゲームではチャオズの最強の技として設定されていることが殆ど。
2016年にバンダイからこのシーンのチャオズを模したリュックサックが発売された。可愛らしいが元ネタを知っている者からすれば何とも言えない気持ちになる。
ちなみに、同漫画内のだいぶ後のストーリーであるが、上記でチャオズの自爆を見ていたベジータもとある敵に対して自爆技を使用し、無駄死にするという結末を迎えている。
関連タグ
ドラゴンボール チャオズ 天津飯(ドラゴンボール) ナッパ サイヤ人編 自爆
首領パッチ(『ボボボーボ・ボーボボ』)…このシーンのパロディを行った。