「落ちこぼれだって必死で努力すりゃエリートを超える事があるかもよ」
「オレは怒ったぞーーー!!!!!フリーザーーー!!!!!」
「バイバイみんな…」
「サンキュー!!ドラゴンボール!!!」
「破壊を楽しんでんじゃねえぞォォォォォォッ!!!!!」
「こっからが 本当の勝負だ」
CV:野沢雅子(アニメ版)
概要
本作の主人公。
魔人ブウ編の前半など彼の不在時は長男である孫悟飯が主人公を務めたことがあるがシリーズ通しての主人公は基本的に悟空である。
パオズ山に住む尻尾の生えた少年。常人離れした体力と頑強さを持つ。
7つ集めるとどんな願いでも一つだけ叶えられるというドラゴンボールを探して旅をするブルマと出会い、彼女に誘われてドラゴンボール探しの旅に同行。以降、様々な土地で様々な人々と出会い、ときには強敵やライバルとの死闘を経て、史上最強の戦士へと成長していく。
後にその出自は惑星ベジータの戦闘民族サイヤ人の下級戦士・バーダックとギネの息子(次男)であることが判明。サイヤ人としての名はカカロット。
下級戦士に分類されたサイヤ人の子供は、他の惑星を制圧(地上げ)するために幼い頃からポッドで送り込まれる風習があり、悟空も当時は戦闘力が低く下級戦士に分類された為、強敵のいない地球に送り込まれた。
地球にやってきた彼は初代孫悟飯に拾われ、「空」から降ってきたことから「孫悟空」と名付けられる。その後、事故で頭を強く打つとサイヤ人としての本性を忘れ、悟飯との間に家族同然の信頼関係を築くが、満月の夜に月を見てしまい大猿に変身し暴走の末に悟飯を踏み殺す。以降は彼を殺したのは自分だと知らないままブルマと出会うまでパオズ山で1人で暮らしていた。
プロフィール
本名 | カカロット |
---|---|
種族 | サイヤ人 |
身長 | 145cm(15歳時)→175cm(成人時) |
体重 | 40kg(15歳時)→62kg(成人時) |
誕生年 | エイジ737年 |
趣味 | 強い相手を見つけて闘うこと |
好きな食べ物 | 好き嫌いなし |
好きな乗り物 | 筋斗雲 |
苦手な物 | コーヒー・ビール(飲めないわけではなく、特にビールについては原作や『超』では喜んで飲む描写がある)・注射(アニメオリジナルで度々嫌がる描写がある) |
初登場時12歳(本人は算数がわからず、自分を14歳と思い込んでいた)にしてはかなりの低身長で、15~16歳になったピッコロ大魔王編でも全く変わっておらず、さらに設定よりも背が低く描かれていた(この現象は成人時で153cmあるはずのクリリンにもいえる)。
成人してからは一気に身長が伸び、体格も筋骨隆々なものになっている。この現象については後にサイヤ人の特徴であると後付け設定されている。
容姿
直毛の黒髪に黒い瞳、色黒でも色白でもない中間的な肌の色、という現実世界で言えばアジア系のような外見(これは純粋なサイヤ人全員が共通している)。
左右非対称の独特なハネのある髪型をしているが、特別、髪をセットしているわけでもなく癖でこうした髪型になっている模様。後に、純粋なサイヤ人は髪が一定以上は伸びなくなり、結果的に個々人がそれぞれ特定の髪型として留まる独特の癖毛である、という設定が加えられている(ベジータ曰く「地球人のように不気味に髪が伸び続けたり髪型が変化したりしない」)。
青年期の顔立ちは、当時のブルマ曰く「カッコよくて立派になった」と言わしめるほどに整った顔立ちであり、ブルマのママからもモーションをかけられるほど。アニメオリジナルでも色々な女性から声をかけられている上に、既婚者だと知らされて妙な嫉妬心を抱かされる事も。
当初は尻から猿の尻尾が生えており、握られると力が抜けるという弱点を持っていたが後に独自の鍛錬により克服する。また、満月を見ると大猿に変身し理性を失って大暴れするが、月が見えなくなるか尻尾を付け根から切り落とすことで元に戻る(後にこの大猿化はサイヤ人特有の形質・体質であることが明らかになる)。
なお、この尻尾は切ってからもしばらく時間を置くと再生していたが、神様が月を再生する際に悟空が大猿化することを危惧したため二度と生えないように取り除かれた。以降、尻尾が再生することは無く同時に大猿化することも無くなった。オリジナルアニメ『ドラゴンボールGT』では、悟空の潜在能力を引き出すために老界王神達により尻尾が再生され、大猿に変身している。
衣装は基本的に武道着を愛着し、滅多なことがない限り洋服の類を着ることはない。
(原作漫画の表紙絵やアニメオリジナルシナリオではよく着用しているが)
特に亀仙流の山吹色の(実際にはオレンジ色だが)道着を気に入っており、成長してサイズが合わなくなってからもわざわざ服屋に頼んで同じデザインのものを仕立ててもらうほどである。胸と背中に書かれた「亀」の一字は、物語の展開に合せて「界」「悟」と変わっていたが、最終的には無地となった。また、『復活のF』及び『破壊神シャンパ編』では亀川流道着に類似した明るいオレンジ色の道着を着ていた。
少年期(ピッコロ大魔王編の前半まで)と青年期・大人期(サイヤ人編以降)で容姿にいくつか変更が見られる。
少年期は背中に如意棒、尻には猿の尻尾、亀仙人から譲り受けた筋斗雲に乗るという『西遊記』の孫悟空をモロに受け継いだスタイル。
それに対して青年期からは如意棒を手放し、尻尾は神様に切除され、空を飛ぶ際は舞空術を使うことが多くなったため、髪型や衣装の雰囲気はそのままに他のZ戦士寄りの見た目になった。また、フリーザとの死闘を経て、金髪+逆立った髪の超サイヤ人スタイルになることが多くなった。
人物像
一人称は「オラ」。稀に「オイラ」や「オレ」とも。
独特の訛り口調は、育ての親の孫悟飯の素の喋り方(べらんめえ口調)が移ったものと思われる(「ドラゴンボールマイナス」参照)。
アニメでは声を演じる野沢雅子の演技方針で東北弁に近い訛り口調で声が当てられており、「たたかいたい→たたけぇてぇ」「桃白白(タオパイパイ)→タオペェペェ」…といった感じで「~aい」の音を「~eえ」に変換する。
性格は地球に送られてしばらくはサイヤ人らしく凶暴だったが、ある時崖から落ちて頭を強打し、回復後は心優しく素直な性格になった。その状態で、心優しい武道家である孫悟飯に、悪人の居ない山奥で育てられた。
そのため心が清らかでなければ乗れない筋斗雲にも乗れる上、悪の心を増幅させて爆発させるアクマイト光線を浴びても何も起こらない程に邪悪さが無く純朴で、良くも悪くも物事をあまり深く考えない。立ち居振舞いも明るく誰にでも好かれるタイプ。困った人は放っておけず、助けても大した見返りは求めない上、苦労して集めたドラゴンボールの願いを誰かのために使うことを厭わないなど、かなりのお人好しである。
一方で、凶暴性を失ったといえどもサイヤ人であることには変わりなく、また幼少期に孫悟飯の教えを受けたこともあって、非常に好戦的でもあり、強い相手に出会うと思わずワクワクしてしまう。もっとも、悟空は他人に勝ちたいという思いよりも、純粋に自分の強さを高めたいという気持ちの方が強いタイプである。強い相手と戦いたいというのもあくまで自分の強さを確かめたいからに過ぎないので、卑怯な戦法は嫌っており、悟空以外のサイヤ人にも言えることだが、他の強大な力に頼るなどという常人でもできるような戦い方は好まず、実力だけで戦うことを好んでいる。(しかし、『超』ではラベンダの毒による攻撃に対してミスター・サタンが「卑怯ですよあんなの」と言い、それに対して悟空は「武舞台の上で起こる事に卑怯なんて無ェさ...」と相手を責めずに、同じジャンプキャラと似たような名言を使用していた。その言葉から器の大きさも窺える。)
以上の経緯から「心優しい武道家」と「好戦的な戦士」の2つの側面を併せ持ち、積極的に強者に戦いを挑みはするが、相手に負けても落ち込んだりすることはほぼない。むしろ修行してもっと強くなったらまた戦いたいと目を輝かせる。このあたりはサイヤ人には珍しい特徴らしい(あちらは傭兵のような仕事を一族総出で行っている関係上、殺しや虐殺に全く抵抗のない冷血漢が多く、弱者を見下す傲慢な思考も蔓延しがちである)。
また、パオズ山で野生児同然の生活を送っていたこともあり一般教養に欠けており、ブルマたちが持つホイポイカプセルやバイク・車といった機械の類を当初は妖術や妖怪か何かだと勘違いしていた。物語が進むにつれてそれなりに常識は身についたようで「ラッキー」や「バイバイ」「サンキュー」など俗世じみた言葉の他、ピースサインやサムズアップなども用いるようにもなった。
フリーザ編では、ナメック星から脱出する時、フリーザの宇宙船を見て「乗ってきた宇宙船とほとんど同じ」と判断して、起動スイッチを押している(結局、動力が壊れていて動かなかったが)。セル編の時などに車の運転も披露している他、『超』ではトラクターを運転して畑を耕したり、携帯電話(薄型・非折り畳み式の形状からおそらくスマホだと思われる。なおこの時の通話相手であったクリリンも同様の携帯電話を使っていた)も使いこなしている。非常に簡単ではあるがペーパーテストでギリギリ50点を取るなどの描写もある。
ただし戦闘では力押しだけでなくフェイントなどの搦め手や地形を上手く活用していたり、後述のように魔人ブウ編ではドラゴンボールの利用を含めて現状での最善策を冷静に分析しており、決して頭が悪いわけではなく(むしろ戦闘中や危機的状況下における地頭は並の人間よりも遥かに優れている)単純に世間知らずで知識が乏しいのだと思われる(例えば未来トランクスと初めてあった際には、彼との会話で彼の母親を特定している)。
一応、過去に亀仙人のもとで修行をしていた数ヶ月間は学問の教育を受けていた描写もあるが、修行の合間の僅かな期間であるため習得に至ることはなかった模様。彼自身の性格を考えると、興味がない事に本気になれない部分も大きいだろうが。
目上へ敬意を払おうとする気持はあるものの(「カリン様」「界王様」「界王神様」「ビルス様」と必ず敬称で呼ぶ)、敬語の使い方も礼儀作法も全然知らないため、結果的に誰に対してもタメ口で話してしまう。しかし、持ち前の明るさや裏表のない性格からか相手も好意的に接してくれることが多く、ついには全ての宇宙の頂点に立つ全王とも友達になってしまった(中にはこうした礼儀知らずな姿勢を快く思わない者もいる)。
ただ、師と仰ぐ亀仙人(武天老師)に対しては出会ってからずっと「亀仙人のじっちゃん」と呼んでいる。しかも師事した相手の中でも特に思い入れがあるようで、自身が亀仙人を遥かに超越してしまってからも師としての扱いは変えていない。特に見て取れるのがお馴染みの道着であり、これの基本デザインは亀仙人が、悟空(とクリリン)が最初に天下一武闘会に出場した際に送ったものが元になっている。
更に、強さを基準にした価値観故に戦いたい・修業と言う申し出とそれに伴う主張に関して遠慮が無く、『超』では自分とは遥か彼方の領域の神の存在を知り、殊更強調されている。
一部のファンからザマスの「人間0計画」のきっかけを作ったと思われている(ブルマもそのことを指摘した)が、悟空の身体を手に入れたザマスが悟空達の前に現れ、時の指輪を見たビルスがザマスの存在に思い至り、彼の元に向かったところに悟空が同行したことで現代のザマスが悟空の事を知り、紆余曲折を経て悟空の身体を得て…といった形でこれらの事象はループしており、明確な「犯人」が存在しない(いわゆる「鶏が先か卵が先か」状態)。
他にも漫画版では悟空とは直接出会わず、神チューブで知り、神の力を持っていたことを不快に思い人類0計画につながっていること、未来のザマスは(未来ザマスの時間軸では心臓病で死亡している為)悟空に出会っておらず、並行世界の自分に存在を教えてもらっていることなど、悟空の関わらないところでも様々な要因が重なっている為、いずれにせよ、悟空が関わらなくても計画が実行されていた(加えて、ザマスが計画を行おうとした要因の一つはタイムマシンを発明したブルマとそれで過去に行くトランクスの存在が気に入らなかったからである)。
また、「宇宙サバイバル編」にて開催される全王主催の『力の大会』についても、負けたら宇宙消滅というルールが設けられた件に対し、ネットはもちろん劇中ですら悟空が元凶のような言われ方をしているが、ただ強い相手と闘えれば満足である悟空がそんな危険なルールを望む筈もなく、全王が勝手に設けたルールにすぎない。第一、『力の大会』のそもそもの発起人も悟空ではなく全王である(悟空はその事を知らずに「全ちゃんも『宇宙対抗の格闘大会』を考えてたんだから」と判断し、それに賛同しただけ)。
むしろ全王が日頃から「宇宙が多すぎる」と考えていた事を考慮すれば、第6、第7宇宙の対抗戦という前例と悟空の賛同がなければ、ある日突然何の通告もなく8つの宇宙が消されていた可能性のほうが高い。これは界王神からも指摘され、他の宇宙に対して「悟空さんのおかげで生きるチャンスを貰ったのに。恩知らずな」と憤っていた。これにより他の宇宙(特に第11宇宙)に敵視されるも冷静に対応し、自分を悪人扱いしているトッポに敬意を表するなど器の大きさを見せた。また全王が力の大会で負けたら消滅するというルールを作った本当の理由は悟空達なら消滅した宇宙を復活させてくれると信頼したからこそで実際、悟空は第6宇宙が消滅した際、ベジータと共に必ず復活させることを誓い合っている。
漫画版『超』では悟空が全王に大会開催の催促に向かう描写が補完されており、全王が人間レベルの低い宇宙を消滅させるために天使を引き上げさせる直前で意図せず待ったをかけたという経緯となっており、破壊神同士の試合では理解できずつまらないとして大会の開催を撤回してやはり宇宙の消滅を決定しようとした全王に人間同士の試合なら問題ないと提案して再びギリギリで回避させる等、早い段階で悟空の挑戦的な態度が結果的に功を奏したと描写されている(そんなことを知るはずもないビルスやベジータ、ブルマ等には呆れられている反面、温和な界王神やデンデは偶然とはいえ宇宙存続のチャンスを得られたと比較的理解を示している)。
勝っても負けても戦い自体を楽しめるタイプであり、決着がつけばノーサイドというのが悟空のスタイル。このスタンスゆえか天下一武道会、あの世一武道会などの格闘大会には積極的に参加している。
平和を守るための大悪党相手の戦いであっても戦闘不能になった者を殺すことは好まず、倒した相手にはトドメ(=殺害)を刺さず立ち去るよう忠告することも多い。無駄な戦いを好まず、「自分が勝つだろう」といった既に勝敗が見えている戦いはせず(逆は場合による)、ベジータのように利己的な理由で強敵を増やそうとはしない。
その証左としてピッコロやベジータ、そしてクリリンを殺したフリーザ等の極悪人が相手でも殺さずに情けをかけるがそのせいで卑劣な罠にはまり、ピンチに陥ることもある(ただしピッコロは殺すわけにはいかない事情もあった)。一方で、仲間や罪の無い一般人が殺された時にはさすがに敵意を剥き出しにしている。特にクリリンは幼い頃から修行を共にした無二の親友であり、クリリンに手を出す事は相手にとっての死亡フラグである。そもそも相手を戦闘不能にできるほどの手加減ができる状況ではなく、このままでは勝ち目すら見えない状況では躊躇なく相手の殺害も視野に入れた行動を取っている。基本的に悟空が元気玉を使った時は相手を殺すつもりである。
しかし、上記の考えもフリーザに情けをかけた事が発端でフリーザ軍の地球侵攻が起きており、またサイヤ人編以降戦ってきた相手が追い詰めると惑星諸共破壊しようとする相手ばかりだったというのもあってか変化があったようで、セル戦ではセルをいたぶり始めた悟飯に顔色を変えて「早くトドメを刺せ!」と忠告しており、ブウ戦やザマス戦でも相手が相手だけに情けをかける様子は一切なかった。
17号からいつも世界を救っていることを言われた際、自分はあくまで強い奴と戦いたいだけで世界を守っている自覚はないと話す一方で罪のない者や何の関係のない生き物がそれで消えることは我慢できないと話すなど悟空なりのポリシーがあるようで実際にフリーザや悪のサイヤ人のような強さを無意味な破壊や悪いことに使う連中に憤りを見せている。
また(多くのサイヤ人がそうだが)、強靭な消化管を持つ異常なまでの大食いで、テーブルを敷き詰めるほどの料理だろうが軽々と平らげるほどの大食漢である。彼の快活とも呼べる食いっぷりはある意味本作における見所の一つ…なのかもしれない。
だが食事のマナーはお世辞にも良いとは言えず、箸などを使う時もあれば、手掴みで食べる事もあり、面白い時には両手に食い物や皿を持った状態で食べる事もある。
ちなみに、箸もナイフもフォークもスプーンもどちらの手でも使えるので両利きと思われるが、如意棒や筆記用具などを使用する際には右利きの持ち方をしている。
肉体は弾丸も通さないステンレスよりも遥かに強靭だが、寒さだけは苦手にしている(ドラゴンボール超では、体がなまっていたため弾丸で傷がついている)。パオズ山は基本温暖な地域であるようで、作中では雪を見ることすら初めてであるような言葉を漏らしている。
また、アニメでは電撃に対しても弱いと思われる描写が何度か見られる。
死生観についてはファンの間でよく話題になる。
少年時代の頃から命の危険を顧みない無鉄砲な様子をよく見せていたが、大人になってからは一度死んだことでより顕著になり、自分が死ぬことなんて大したことではないと考えているようなところをしばしば見せるようになる。
これは作中のストーリーを通じてあの世とこの世を何度も行き来してきた影響も大きいと思われ、大人になってからの悟空は死に関しては消滅ではなく状態の流転に過ぎないというような悟りめいた認識を持っているところが垣間見える。
上述のように悪人でも殺すことを避けていたり、仲間が殺されると怒りに燃える様子がよくあることから、自分の命は軽んじていたとしても、他人の命は大切に考えているとは思われ、超では密猟者に対して最低なヤツらと明確に述べている。魔人ブウ編で放った「(地球人が皆殺しにされても)大丈夫だ、後でドラゴンボールで生き返らせるから」というセリフは現在でも物議を醸しており、偏見的なファンからはこれだけで「悟空は自分だけでなく人の命をなんとも思っていない冷血漢」と捉えられ、非難されているが、状況を細かく分析してみればそうではないことはすぐにわかる(が、そもそも死んだら終わりな現実世界の我々と実際に何度も死者がドラゴンボールの力で生き返っているドラゴンボールの作品中の住人とではある程度の差異が出ることは仕方がないことでもある)。
まず、その時点では最強最悪の魔人ブウが現在進行形で大暴れしている最中であり、当時、ブウに対抗出来る可能性があるのはゴテンクスのみという状況だったこと、ブウを倒せなければ地球どころか全宇宙が滅亡の危機に晒されるであろうこと、他にブウは暇さえあれば見つけたものをすぐに殺そうとする為、事件が解決しない限りは生き返らせてもまたすぐ殺されてしまう可能性が高いこと(さらに言えばそうなった場合「同じ願いを二度は叶えられない」という地球のドラゴンボールの制約上、二度と生き返らせる手段がなくなってしまう)、そもそも作中でドラゴンボールという確実な蘇生手段が存在している安心感、そして、自分達の戦いに巻き込まれたせいで死なせたままにしたくないという思い、また悟空自身も死亡からドラゴンボールで復活までの経験者であること等から、「生き返らせるなら(たとえ地球人が全滅するような事態になっても)すべてが解決してからにするべき」と合理的な判断を下したに過ぎない。
作中でも上記のすぐに生き返る発言はブルマから批判されているため、悟空の死生観が作中世界の一般的な感覚とも異なっているのは間違いないが、もしかしたら蘇生経験を持っていればそうなるのかも知れない。実際、悟空を批判していたブルマも一度死んでからは似た発言や行動を取っている。
そもそも他人が犠牲になるのを可能な限り避けようとしているのはサイヤ人編から宇宙の神々編まで一貫しており、軍隊がセルによって壊滅させられた時には犠牲者を蘇らせるべく早急にドラゴンボール復活の打診に向かったのも悟空である。
「今現在の犠牲を避け得ないことだと許容しつつも、最終的には全てを解決する」という大局的な見解を持っているとも言える。
もっとも、そこに触れてしまうと、ナメック星で形振り構わずフリーザを倒しに行ったり(公式資料によればナメック星到着時の悟空の戦闘力は12万。5倍界王拳で戦闘力60万、劇中の発言通りの10倍界王拳なら120万に達する計算であり、変身を許さず一気に勝負を決めに行っていれば、この時点の悟空でも戦闘力53万のフリーザ基本形態を倒せた可能性は十分にある)、ドクター・ゲロを前もって倒したり、ブウを復活させない様に立ち回れば良かったのでは、という話になってしまうのだが。
ただし、それぞれの手下(ギニュー特戦隊や19号、ダーブラなど)が妨害するに決まっているし、慢心から油断しまくっていたフリーザはともかく狡猾なゲロ、バビディが前もって何か策を練っている可能性は高く、事前に阻止できたとは言い切れない。加えてゲロに関しては当時から人造人間を作り出してこそいたが特に悪事を働いていた訳ではなく、さらに未来トランクスの話からすれば彼もまた人造人間に殺された「被害者」であるため、卑怯なことを嫌う悟空が事前に倒してしまうことに難色を示したのも無理のない話ではある。
さらに言えば、「闘って勝つ」という選択肢を選んだのは悟空のみではないということも忘れてはならないだろう。フリーザについてはベジータも(「不老不死になった上で闘う」という前提条件付きではあったが)決して闘いを放棄していた訳ではないし、人造人間の件についてはベジータのみならず天津飯も「自分の可能性を試したい」という理由で闘うことを選んでいる(クリリンやヤムチャも闘うことに賛成しているが、クリリンは「共通の敵(=こちらと闘ってるどころではない事情)を用意しておかないとベジータが何をするかわからない」という理由によるものなので割とグレーゾーンか)。最後にブウに関してはベジータが悟空との闘いを優先したのも原因となっている。(この件に関してはベジータも責任を感じている。)
これらの例からも、「悪いことが起きないようにする」ことよりも「起きてしまった悪いことをどう収拾するか」という方向により重きを置いた(というか、悪い事態の予防についてはほぼ考えていない)考え方の持ち主であることがわかる。
なお、本編のパラレルワールドにあたる未来トランクスの世界では、人造人間との戦いが始まる前にウイルス性の心臓病で死亡している。本編での悟空も同じ病気に罹り、人造人間19号・20号との戦いの最中に発症したが、トランクスが未来の世界から持って来た特効薬によって一命を取り留めている。もっとも、その後別の要因で死亡してしまうのだが…(後述)。
家庭
妻との間に長男・悟飯と次男・悟天を授かっている。 孫はパン。また、「ドラゴンボールGT」には昆孫(孫の孫の孫)である孫悟空Jr.が登場している。
悟空はサイヤ人らしからぬ純朴で正義感あふれる人柄ではあるが、マイペースで世俗的なことにあまり関心がなく、育ての親である初代孫悟飯の死後パオズ山で鍛錬と自給自足の生活、ブルマと出会ってからも冒険、修行、戦闘三昧の人生を送ってきたため世間一般的な常識が著しく欠けており、異性に対する興味がまったくない。そもそもブルマと出会うまで養父以外の人間に会うのが初めてであり、当初は男女の識別をするために相手のお股をパンパンと叩くという癖を持っていた。
しかし、チチとの結婚後は子供を二人も授かっており、魔人ブウ編では老界王神に対してエッチな写真やブルマの乳を交渉に利用するなど、一般人程度の性に対する意識は芽生えているのかもしれないがこれらはかつてブルマやクリリンが亀仙人にした交渉術であり、彼自身が思いついたわけではない。
恐妻家の一面があり、上記老界王神との交渉にブルマを持ち出した時には当然夫のベジータに「自分の妻のをやりゃーいいだろ」と抗議を受けるが、その時に「あいつはプリプリじゃねえし、殺されちまうよ」と発言している。人造人間編では悟飯を鍛えることをなんとか説得しているが、いろいろ条件をつけられる、など、一見すると尻に敷かれているような一面もある。だが、これは要するに悟空が決して本気を出せない相手であるという意味でもあり、妻を本心から想っているがゆえでもある。
なお、一児の父親となってからも元々の気質がそのような野生児同然であるためか、定職にも就かず修行に明け暮れ、結婚後の金銭としての稼ぎは一銭も無い。そのためネット上ではよく「ニート」「ヒモ」とネタにされている。
しかし、テレビアニメではその辺りが多少なり補完されており、時には修行の一環として山に生息する巨魚や獣を捕まえてきて食材にしたり、大樹を薪として持ち帰ったりなどそれなりに生活に貢献している。要するに「金銭を稼ぐ」という意味での労働をしていないだけであり、分類的には「(家事手伝い=)主夫業」にあたるため、ニートとして扱うのは厳密には間違いである。
(なお、孫家の生活費に関しては悟飯が高校生になるまで岳父・牛魔王の財産を切り崩して生活していたらしい。ただし、この時点では悟空が死亡していて所謂母子家庭状態であった)
2008年以降のアニメ作品ではチチと揃って畑の世話をする描写もあり、一応は職を持ったといえようか。事実『超』では収穫した野菜を市場に卸し、代金を持ちかえるシーンがあり野菜自体の評判も良い。
更に悟飯の妻(ビーデル)の父、要するに義兄弟となったミスター・サタンも身内となった事で援助(と言うかスポンサー)されるため、経済的な問題はほぼない。そのサタンも『超』で悟飯とビーデルのために家を贈ったり、地球を守った英雄としてサタンが受け取った金銭を譲渡している(英雄の名誉に関する口止めも頼んでいるので、その分も含んでいる。)。
こうした家計事情で度々チチから働けと言われていること(ただチチが働けというのは単に金銭を稼ぐ以上に「真っ当な父親(パンが生まれてからは祖父)らしくしてほしい」という意味合いが強い節がある)や、悟飯に対する教育ママ的描写、闘いで大怪我を負った悟空を邪険にするなど鬼嫁にも見える描写から「夫婦仲が悪いのではないか?」との見方をする読者も少なからずいたが、これは作者の鳥山明が元々恋愛系の描写に苦手意識があったためで、作中あまり描写されていないがちゃんと妻への愛情は表現しており、他にもウイスの元に修行に行った時も彼らなりの夫婦の信頼が描かれていた(魔人ブウ編では天下一武道会で悟空と再会できると知ったチチが大はしゃぎしており、対する悟空もアニメ版の追加シーン(再会を果たした際)にて「会いたかった」と言うチチに「オラもだ」と返している)。ただし、アニメ『Z』のオリジナルシーンでチチとキスをしたと思しきシーンがあるにも拘らず、『超』では自らチチと一度もキスをしたこともないと解釈できる問題発言もしている(一応補足しておくと、口移しで仙豆を食べさせるのを目の当たりにしたシーンでの会話であるため、「口移し」と「キス」を区別した上で「口移し」に対して発言したという可能性もない訳ではない)。
また上記のように基本良くも悪くも女性に興味がないため、作者曰く「チチや悟飯は家族というより友達や仲間に近い感じなのかもしれない」と話しており、悟飯や悟天の教育もチチに任せてきりにしており、悟飯も情操期に深く関与したピッコロに父性を感じている面もある為、「一般の父親としては失格」ではあるが(実際漫画版超でベジータに「貴様は悪い奴じゃないかも知れんが父親としては最低だな」と指摘されているがもっともベジータもトランクスが生まれた時は育児をブルマやブルマの両親に押し付けていた為、人のことは言えないが)、教育方針がなく朗らかな性格から悟飯や悟天からは慕われており、ファンの中には悟空を「理想の父親」像とする者もおり、実際に悟飯や悟天が不良にならなかったのも悟空の人柄とも言える。
アニメではセル(第一形態)との戦いで瀕死に陥ったピッコロを力量差を無視して助けに行こうとした悟飯を「行けば無駄死にしてしまう」と諭し、それでも形振り構わず出ようとした悟飯を殴って止めたり、映画では、自分の死後も父に対する甘えが残る悟飯に「甘ったれるんじゃねえぞ!地球はお前が守るんだ!」と叱咤激励するなど、父親らしい描写が増えている。
「超」では、ベジータがブルマの事を「キライじゃない」と発言した時、「オラだってチチの事好きだぞ」と返している。
ゴクウブラックへと変貌した時間軸のザマスが、悟空の姿でチチと悟天を殺したことを自白した際は、激怒し逆上する描写があるなど家族愛そのものはある模様(ただでさえゴクウブラックとザマスは人類は害しか生まないという独善的かつ利己的な動機で未来の第7宇宙の地球人を殺戮し、それ以外の全宇宙に存在する全ての人類(知的生命体)も自分達以外の界王神と破壊神も滅殺するというフリーザや魔人ブウやフロストとは比にならない大凶行に及んでおり、挙げ句孫悟空の肉体で彼の妻と息子を殺めたというクリリンを爆殺したフリーザ以上に侮辱的で悪趣味な所業までも本人の前で如実に語った為、この時の悟空はいつもの温厚さがなく超サイヤ人に初覚醒した時とは比較にならない怒りと憎悪を剥き出しにして襲いかかり、敗走した後も「絶対許さねェ」と胸糞悪く語っていた)。
他にも『ドラゴンボールZ』のオリジナル回でも悟飯やチチが敵に襲われる悪夢を何度か見て魘されたり、『ドラゴンボールGT』ではパンに憑依し、それを盾にする七星龍の卑劣さに「おめえは殺しても惜しくはねえ」と人の命を奪うことを好まない悟空が珍しく殺意を見せるなど孫のパンへの愛情も見せている。
師匠として
作中ではピッコロから「師匠には向いていない」「甘すぎて厳しさが足りない」と酷評されている一方、精神と時の部屋での修行の際は悟飯に超サイヤ人への覚醒を促し、自身共々超サイヤ人の壁を超える事に成功している。
『GT』でも弟子のウーブが逞しく成長している辺り、決して師匠に向いていないという事はないのが分かる。
当時の状況を鑑みれば、サイヤ人編での悟飯は格闘の「か」の字すら無いズブの素人であり、ベジータ達の襲来が迫る中、すぐにでも戦えるようにならなければならない状況ではピッコロのようなスパルタ式の修行しかない。
反面、セル編の悟飯は基礎的な実力は兼ね備えており、更にレベルアップさせるには悟空の指導が的確だった事は、悟飯が超サイヤ人2への覚醒を果たした点からも正解だったと言える。他にもウーブは登場時、天下一武道会に出場出来るレベルで、通常形態の悟空と試合を行える程ではあった。(通常の達人レベルであれば悟空の蹴りを受けていれば場外よりはるか先に蹴り飛ばされる。)
総評すると『素人の指導には向かないが、一定以上の実力者の力を更に伸ばす指南に長けている』と思われる。
戦闘力
地球人と比較すれば、(少年期の時点で)車に撥ねられても銃で撃たれても痛がる程度で済むなどバケモノのように頑強であるのは確かだが、彼の出自であるサイヤ人の中では「下級戦士」とされる。実際、幼い頃は武道の達人や魔族などに苦戦していた悟空に対し、「エリート」と称されるベジータは悟空と同じくらいの頃には既に一人で一つの惑星を殲滅するほどの高い戦闘力を有していることからも、サイヤ人としてのその戦闘力は決して高くはなかったことがうかがえる。TVスペシャルでも、父のバーダックは、生まれたばかりの悟空の戦闘力をスカウターで測ったときに「ちっ、戦闘力たったの2か…クズが!」と失望している描写もあり、サイヤ人の子供としては、決して高い数値ではなかったようだ。
しかし、サイヤ人の武道家としての戦闘狂気質と、師と修行の機会に恵まれたことから大きな成長を遂げ、ついにはエリートであるベジータをも上回る実力を体得しており、本人の言である「落ちこぼれだって必死で努力すればエリートを超えることがあるかもよ」を正に実現させた秀才ともいえる。常に己を高めるための努力を惜しまぬその姿は努力の天才と呼ぶべきかもしれない。
また、元々の戦闘力こそ低いものの、その格闘センスはベジータにも匹敵するものがあり、破壊神ビルスからは「稀に見る天才」と称賛されている。また、神々と交流を深めたこともあるだろうが、次期破壊神の候補としてスカウトされるほどに戦闘力を高めている。もっとも、『力の大会』の開催動機に関与した件や、それに対して責任よりも戦闘欲が言動に見え隠れしたり全宇宙の神々に宣戦布告するなど、悟空はすでに無自覚の破壊神であるという視聴者もいるが。
ちなみに『超』コミカライズでは、かなり頑張ればではあるがビルスたち破壊神の技である「破壊」も使える描写がある(この方法で合体ザマスを倒そうとした)。
修行の過程
育ての親である孫悟飯からは武道の基礎を学び、悟飯翁の没後も修行し逞しく育つ。
後に翁の師でもある亀仙人にその才能を見込まれて弟子入りし、心身共に修行を積む。亀仙流の奥義「かめはめ波」は、以降も悟空の得意技となる。
桃白白に敗北した後はカリン塔に登ってカリン様の下でさらに修行を積み桃白白を撃破できる実力に成長。騒動が終わってからは3年間独学で修業する。
ピッコロ大魔王に敗北した後も同様にカリン様に会い、超神水の猛毒に耐え抜くことで潜在能力を開花させ大幅にパワーアップした。なお、悟空が「能力やアイテムで潜在能力を引き出した」のはこれ一回限りである。
ピッコロ大魔王戦後、カリン塔のさらに上にある神殿へと登り、神様の元で厳しい修行を積む。この時に精神と時の部屋に初めて入る(描写はされておらず、悟空の話で聞けるのみ)。アニメ版では弟子入りに当たって悟空のコピーと戦うというオリジナル展開があり、これが少年編最後の敵となった。
ラディッツとの戦いで死んだ後も、あの世で蛇の道を渡り界王に稽古を付けてもらい「界王拳」と「元気玉」を会得。瀕死のベジータに止めをさそうとしたクリリンにテレパシーを送って引き止める。
ナメック星に向かう途中も、宇宙船に重力部屋を内蔵してもらい100倍もの超重力の中で修行を積み、さらなる強さを得る。ナメック星に到着した時には、クリリンの頭を触って記憶を読み取るという能力を見せた(いわゆるサイコメトリーであり、ナメック星人の最長老も同じ能力を使う)。そしてフリーザ戦の最中に伝説と謳われた超サイヤ人に覚醒。
フリーザ戦後は消息不明となるが、その間ヤードラット星へ漂着し、打ち解けたヤードラット人たちから指導を受け、「瞬間移動」を体得する。修行も積んで超サイヤ人時の興奮状態も克服した様子。
地球に帰還後は心臓病によりしばらく昏睡状態が続いたため、その間に超サイヤ人に覚醒したベジータに遅れを取ってしまうが、復活後は精神と時の部屋で息子の悟飯と共に修行。超サイヤ人状態の維持を可能にし、更なる段階の向上に試行錯誤する。なお、昏睡状態の間に夢の中で今までの出来事を見ていたという(アニメ版では実際に描写されているが、17号&18号に襲われるなど悪夢に近い)。
セルゲームで再び死亡するものの、あの世で更に修行を積み、遂には超サイヤ人3にまで変身できるようになった(アニメ版ではこの間、別の銀河の強者たちとしのぎを削り成長した模様)。
魔人ブウ(純粋)撃破後も修行を重ねており、孫娘のパンにも地球を回って来るように課題を言い渡していた。
ドラゴンボール超ではビルスとの戦いで超サイヤ人ゴッドに変身した影響で、未変身の状態でも以前の超サイヤ人を上回るどころか、超サイヤ人ゴッドに匹敵するスペックを再現する事が可能となる。
更にウイスからの修行により、フリーザ復活編(復活の「F」)の時点で、4カ月の修行をしたフリーザの最終形態と互角となった。なお、4カ月修行したフリーザは第一形態でも超サイヤ人の孫悟飯を倒せるほどの実力を有していた。
その後日、第6宇宙との対抗試合で実力者であるヒットとの戦い、彼の時飛ばしを攻略。その戦いで実力を飛躍的に伸ばしていく。
トランクスの並行世界での戦いでは、自分と同じ肉体を持つゴクウブラックや、不死身の肉体を持つザマスとの戦いでは、ベジータと合体し更なるパワーで彼らと渡り合う。
力の大会では、神々ですら容易に辿り着けない領域「身勝手の極意」へ足を踏み入れ、破壊神に肉薄するジレンと拳を交えた。
大会後、フリーザの連れてきた新たなサイヤ人ブロリーと激突。まだ見ぬ強敵との戦いに胸を踊らせる。
先の戦いで不安定な身勝手の極意の使用に悩んでいたが、銀河刑務所から脱獄した死刑囚モロの魔力の前に身勝手の極意を極める事を決意。銀河パトロールNo.1エリートであるメルスに師事を求める。
そして、戦いの中で激しい感情の高ぶりを自制する事で遂に完成させた。
そこからは変身をせずに身勝手の極意の使用に努め、シリアル人の生き残りグラノラや、彼を利用するヒータ軍との戦い、さらにあるサイヤ人の残した戦いの記録をきっかけに、自分の身勝手の極意を模索する。
ビルスの星で、ウイスからはただ肉体を鍛えれば良いものではないと指導を受け、訓練としてベジータと共に限界まで肉弾戦(気功波や変身不可)を繰り広げる。
原作最終回で天下一武道会でウーブと対面した際は、実力を知る手合わせのため通常形態で戦っていた
。その後はウーブを自身初の本格的な弟子として取り、共に修業の旅に出る。
余談だが、(ドラゴンボールGTの悟空が、何故か通常形態でも魔人ブウ以上の敵と戦えるチート設定になったのは、この時のウーブ戦の影響と思われる。
スペック(※主観的な記述を含みます)
他のドラゴンボールのキャラクターにも言えることだが、悟空は他のバトル作品のキャラクター(キャラにもよるが)と強さを比較しても、相対的にかなり上位の部類に入るため、最強議論でもよく名が挙がりやすい。以下は、そんな彼のチートぶりを窺えるスペックをまとめたものである。
※超時点。
- 宇宙最強の戦闘民族サイヤ人の特性+神の気+限界を通り越した修行と戦闘経験により、殴打や蹴り、手刀などの破壊力や筋力、腕力、脚力、握力、五感及び相手の実力や気配などを感知する第六感、肉体強度、身のこなし(機動力)、スタミナ、柔軟性、攻撃速度、その他あらゆる身体スペックと肉弾戦能力が神次元クラス(彼の物理攻撃は一撃一撃が世の理を遥かに超越した絶大なパワー・スピード・精度を兼ね揃えている。そんな彼と互角以上の肉弾戦を演じられる本作のキャラクター達が、相対的に如何ほど強すぎるか分かるだろうか…)。 あまりにもパワーが強すぎる為、不定形や霊属性をはじめとする物理が効かない類いにも問答無用で致命的なダメージを負わせる事が可能だと思われる。漫画版『超』でビルスと戦った際には余波で第七宇宙が崩壊しかねないとして老界王神に危惧されていた。ゴクウブラックが殺す気で放ったエネルギー弾や超サイヤ人化したブロリーの流星群の如き無数のエネルギー弾を素手で弾くなどの常軌を逸した行為も平然とやってのけ、力の微調整も可能(自分を襲撃してきた強盗相手には、気絶させる程度で済ませている)
- 体内から生み出される無尽蔵のエネルギーを超高火力・超射程範囲のビーム・エネルギー波・エネルギー弾に変えて手足や指などから発射する(天文学的な破壊力と熱量を誇る光属性攻撃であり、超人や怪物でもこれを食らえば素粒子すら残らないレベルで粉微塵に消し飛んで即死し、概念系防御なども火力だけで突破する。エネルギーを全開にして放てば幾つもの惑星や恒星、果ては銀河すら一撃で消滅させてしまう。途轍もない威力でありながらある時期から余波で地球を破壊しかねない問題をクリアし、一般人や周辺地域にはほぼ被害を出さずに敵には安定したダメージを与えるという破格の精度を確保、加減する場合は相手の実力に合わせて出力も調整出来る)。発射速度が極めて速いのも強みであり、連発も可能。エネルギー攻撃は多種多様で、真っ直ぐ飛翔するものや広範囲を飽和的に薙ぎ払うもの、爆発などに指向性を持たせて無限に敵を追尾するものや全方位へ放射するものまで何でもある。戦闘ではこのエネルギー攻撃の派手な撃ち合いが主だっているが、地雷のように踏むと爆発する小型のエネルギー弾を地面に仕掛ける、強大な光のエネルギーを四肢などに張り巡らせ、ただでさえ超規格外な物理攻撃を飛躍的に強化し、打撃(インパクト)の瞬間にエネルギーを放射するなど、応用次第で強力で多彩かつトリッキーな戦術も披露している
- 敏捷性やスピード、瞬発力も異常で、素の身体能力だけで光速よりも迅く動く事が出来る。この圧倒的なスピードで敵の攻撃を躱すのみならず、死角に回り込んだり、縦横無尽に跳び回って撹乱させたり、相手の懐へ入り込んで猛烈な一撃を叩き込む、超光速でラッシュを繰り出すことなども出来る(あまりに速すぎて大量の残像が生じる程)。超スピード動けるキャラクターにありがちな「速すぎる動作だと急な停止や方向転換などの微細な調整が難しくなる」「複雑な地形上では高速移動しづらい」といった欠点も今のところ存在せず、相対性理論もガン無視している
- 特定の人物の気を探って瞬間移動(地球からは何光年も遠く離れた破壊神の星だろうと死後の世界だろうと簡単にワープで行くことが出来る。移動手段のみならず、敵の攻撃をワープで躱したり、連続ワープによって敵を撹乱するなど、戦闘にも積極的に用いられている)
- 戦闘力を爆発的に上げる超サイヤ人・界王拳(合計7段階の変身形態を有している。形態の切り替えやオンオフも任意で行え、変身は悟空の無限に近い体力が続く限り維持される)
- ガンマ線バーストの何百倍も強力なエネルギーを立て続けに浴びても大したことのないダメージで済み、戦闘を続行できる規格外のタフネス。当然、跳ね返ってきた自分の攻撃を耐えたり弾いたりする相当な防御力を備えている。自分の耐久力を上回る攻撃を食らっても気合で持ち直し、力をさらに高めて逆転を試みる。未来編では自分でも死にかけるほど重篤なダメージ(ゴクウブラックの気の刃で脇腹を貫かれた後、その気の刃を全身に撃ち込まれ大爆破される)を負わされるが、(カプセルコーポレーションの医療技術もあったとはいえ)数時間後にはチチの作った大量の弁当を平らげる程にまで回復、その後瞬間移動でカメハウスへ向かい魔封波の修行を徹夜で敢行し、翌朝には戦線復帰している事実から、生命力と回復力も常軌を逸していることがわかる。環境への適応性も凄まじく、(来た当初は少し寒がっていたが)南極大陸や1000℃以上のマグマの中や成層圏でも問題無く戦い続けられる(しかし、神の力を持つサイヤ人でも宇宙空間では生命活動を維持出来ないことがベジータの口から語られている)。
- 攻防全てをフルオートかつ極超出力超高精度で行える身勝手の極意
- 全身から放出するオーラで天災を引き起こす
- 極限まで力を解放すれば、宇宙そのものを軽く消し飛ばせる規模の攻撃を繰り出せる(つまり、宇宙一つを簡単に滅ぼせるレベルの絶大な力を身体の内に秘めている)。実例として、破壊神であるビルスとの戦いでは余波で第7宇宙が崩壊しかけ、力の大会で身勝手の極意に覚醒し、ジレンと力を交えた際には、(破壊神3人が本気モードで戦り合ってもびくともしなかった)時空の概念が存在しない異次元である無の界全体を大きく揺らし、肉弾戦の余波だけで大規模な天変地異が広範囲で発生するという異常事態まで起きた
- 超能力や魔法、異能や呪い、小細工の類は(たとえそれが概念系の能力であっても)圧倒的な火力とフィジカルと精神力に物を言わせた力押しで全て打ち消し、強行突破してしまう(例:ヒットが自分以外の時間を止めても時の止まった空間内を力ずくで動いてヒットに猛攻を仕掛け、現実世界から隔絶された四次元空間すらも自らが放出した莫大なエネルギーの圧力とかめはめ波で強引に打ち破っている)。
など...
上記のように、スペックを冷静に細かく分析してみると、孫悟空とは、主に魔術や特殊能力、スキルなどで戦う猛者達とは別のベクトルで規格外の強さを有していると同時に、圧倒的な身体スペックによる物理主体で戦う強者達の中でも一際目立った数多の超常能力(生身での飛行能力や概念すら消し飛ばす超火力のエネルギー攻撃、ワープ能力など)を兼ね備えたチートキャラの一人なのである。
ただ、ドラゴンボールにはそんな悟空に後れを取らない強さを持つキャラクターや、彼ですら依然足元にも及ばないレベルの強者が大勢登場する。その為、悟空はチートではあるが、敵に苦戦したり殺されかけたりする(なんだったら死亡した経験が3回もある)ことも多く、決して無敵ではない。
また、今の悟空がこれほどまでに強くなれたのは、決して彼一人だけの力よるものではなく、ベジータ・ブルマ・ピッコロ・クリリン・トランクスをはじめした数多くの仲間や、孫悟飯・孫悟天・チチなどの家族の存在、亀仙人・ビルス・ウイスなどの師の存在、フリーザやヒット、ジレンやブロリーなどといった戦いを通じてある種の友情が芽生えた人物達が直接的、あるいは間接的に彼を支えてくれたお陰でもある。
敵を含めた数多くの人物との関わりを経て、ここまで強くなる事の出来た孫悟空は、まさに少年漫画の主人公に相応しいと言えよう。
技
亀仙流の奥義で、掌に気を集中させ、気功波(エネルギー波)を放射する技。亀仙人から見よう見まねで習得。他に同門のクリリンやヤムチャ、敵であったセルやブウも使用するなど作中でも最もメジャーな技とも言える。
以降は悟空の代名詞とも言える技となっており、息子や孫、仲間たちにも引き継がれている。また本人も、様々なアレンジを加えた使い方をしている(バリエーションについては該当記事を参照)。
初めて使用した時はせいぜい自動車を壊す程度だったが、その破壊力は物語が進むに連れて強化されていき、現在では 、合体ザマスが作り出した空全体を覆い尽くさんばかりの大きさで、地上に当たれば地球など容易く消し飛んでいたであろう威力のエネルギー弾である「聖なる逆鱗」と正面からぶつかり合った末に貫通し、ベジータとトランクスの親子ギャリック砲ですら全くダメージが通らない程の不死性を持つ彼に、そのまま回復不可能の大ダメージを負わせる異次元の火力を誇る「究極技」と成っている。
宇宙を管理する神・界王に師事し体得。全身に赤いオーラを纏い戦闘能力(身体能力や気の出力など)を倍化させる技。
倍率は2倍・3倍・10倍…と段階を持つが、身体への負担が大きく、界王からも無闇に3倍以上を使わないように釘を刺されている。超サイヤ人に変身できるようになってからは使うことはなくなった。アニメでは「あの世一武道会」なる大会で久々に使用しているが「ドラゴンボール超」では使わなくなったのは超サイヤ人と界王拳の併用は自殺行為そのものだったため、封印していたことを明かした。
同じく界王から伝授。手を掲げ、万物のエネルギー(元気)を少しずつ集めて光球にし、それを投げつける技。元気を集めれば集めるほどその威力と規模は強大になるが、その分、多くの人々の協力が必要になる他、元気を集めている間は完全な無防備になるので使い所は慎重に見定める必要がある。
崩壊するナメック星から脱出した際に偶然行き着いたヤードラット星人から指南を受け習得した技。
何万光年もの距離でも相手の「気」による座標さえ分かっていれば瞬時にワープできる。面識がなかった新ナメック星の住人を探る際には「ピッコロに似た気」を探っていたが、地球からは不可能で界王星から界王に座標を教えてもらった上で見つけ出していた。
見知った相手であればブルマの様に小さい気の相手(戦闘力5以下の一般人)の居場所も探れるが、同じ地球上にいても探るのに数秒時間を要していた(側にいたヤムチャを感知した可能性はある)。他の例では戦闘力139の亀仙人の気であれば10000km以上離れていても探れる様子。
戦闘時はこれを利用し、相手の背後を取るなども可能。
ちなみに、他人に触れるか自身に触れてもらった状態で瞬間移動を行えば、複数人をワープさせる事も可能である。
額に指を当てて使うことが多いが、移動先の気を探っているだけで使用に必要な訳ではなく、戦闘時には目視できる範囲に動作なしで使っていたりする。
- その他
ジャン拳、残像拳、舞空術、太陽拳、気円斬(っぽいもの)、気合砲など技のバリエーションは広いが、悟空オリジナルの技は少年期の猿拳や狂拳、他にはフリーザ戦で使用した気合い砲等を除けばほとんどない。アニメオリジナルの劇場版では龍拳、映画ブロリーではゴッドバインド、宇宙サバイバル編では銀龍の一閃という技を使用している。
変身形態
大猿
尻尾が生えた状態で満月を見ることで巨大な猿に変身するサイヤ人の特質。
尻尾を切断されるか月が見え無くなることで元の姿に戻る。
この形態に変身すると戦闘力は10倍となる。
反面、この状態だと一転して理性を失い無差別な破壊を起す凶暴な性格となってしまう(息子の悟飯も同様)。仲間にも危険が及び、過去には養父である孫悟飯を殺めてしまっている。
このことについてクリリンはサイヤ人本来の性格に戻っているのではと推測している。
元の姿に戻ると大猿時の記憶は残らないようで、このため長らく本人はこの体質と悟飯翁の死因を知らなかった。
超サイヤ人
フリーザとの戦いでクリリンが殺された事をきっかけに変身。
それまで半分程度の力しか出していないフリーザに劣勢を強いられていたが、 この変身を機に戦況は逆転、フリーザがフルパワーを出しても敵わない戦闘力を見せつける(設定では通常状態の基本戦闘力の50倍となる)。
腕力はどれ程なのかというと、両手両足に10tずつの重りをつけた状態で(合計40t)目に留まらぬ速さのシャドーボクシングを可能としている(なおそれをしていた場所である界王星は地球の10倍の重力であるため、実際の負担は地球の環境下であればそれ以上である)。
覚醒直後は興奮状態となり、一人称が「オラ」から「オレ」になり、それに伴い口調にも変化が表れている。悟空曰く「理性がなくなる」「落ち着かない気分」。後にこうした精神状態は、精神と時の部屋でみっちり修業を積んだ後にはコントロールできるようになった為、見られなくなり一人称も「オラ」のままで安定した。
ちなみにこれらの傾向は、後述の超サイヤ人4にも表れている。
アニメオリジナルストーリーでは、パイクーハンとの戦いで超サイヤ人と界王拳を併用した超界王拳を用い、瞬間的にパイクーハンの上を行った。
超サイヤ人2
超サイヤ人の壁を超えた状態。
これに初めてなったのは息子の孫悟飯で、悟空はセルゲームでの死亡後、あの世での修行で変身できるようになった。
見た目は超サイヤ人1とあまり変わらないが、髪がより細かく逆立ち、オーラにスパークが走るのが特徴。超サイヤ人を遥かに超えたパワーとスピードとタフネスを兼ね備える(設定では超サイヤ人1の2倍の戦闘力)が、体力の消耗は激しくなる。
作中での登場期間が短く、ゲーム作品などではこの形態がカットされている事もある。
超サイヤ人3
魔人ブウ編で披露した、原作での最強形態。超サイヤ人2を更に超えた状態。
髪の毛が腰に届く程長くなり、眉毛が無くなるのが特徴。
悟空が修行で身に付けるまでも数年の時を要した。
そのパワーは2と比較しても圧倒的だが(設定では超サイヤ人2の4倍)、あまりにもエネルギー消費が大きく、現世では短時間しか変身できない。ただしあの世にいた頃の悟空はその制限を気にすることなく変身できた。
超サイヤ人4
『ドラゴンボールGT』に登場。
既存の超サイヤ人とは少し方向性の異なる変身であり、外見は特に顕著である(黒髪に尻尾の復活など)。本項で説明している悟空の変身の中では唯一、東映アニメーションの中鶴勝祥が行っており、鳥山は最終確認と修正(つまり監修)のみを行った。
大猿状態の強力なパワー・タフネスと、大猿にはない超スピードを併せ持つ。太陽の温度(4000℃)に触れてもノーダメージ。また、自身の体からも高熱を放っており、サタンに対しては自分の体(スーパーサイヤ人4の孫悟空)に触れたら普通の人間では骨すら残らないと発言している。
エネルギー消費と変身時間の問題は解消されているが、専用のサイヤパワーを取り入れるか十分な休養を取らないと力を回復できない。
超サイヤ人ゴッド
映画『ドラゴンボールZ 神と神』および『ドラゴンボール超』に登場。
他の超サイヤ人とは変身する方法も全く異なり、「正しい心をもったサイヤ人が6人集まる」必要がある。作中のピッコロや破壊神ビルスの発言から、ただエネルギーを送り込んでもらえばなれるというわけではなく、5人のサイヤ人が正しき心のエネルギーを、正しき心を持った1人のサイヤ人に注ぎ込む事でなれる。
その力は神族あるいは神の域に達していない者には感じ取ることはできない。
ビルスと拳を交えたときは、拳が衝突したときに生じる衝撃波だけで宇宙全体を破壊しかけたこともあった。
当初は自由自在になれる形態ではないとされていたが、漫画版では破壊神シャンパ編のヒット戦を皮切りに、自らの意思で変身している。
この影響か、アニメ版でも自由に変身可能な設定が取り入れられたようで、宇宙サバイバル編で久々に披露した。
ただし、当初の変身方法が無かったことになったわけではなく、ゲーム『ドラゴンボールZ KAKAROT』で採用されている。
鳥山明は「悟空はビルスと闘った後、平常時と超サイヤ人を極めたほうがレベルを上げられて体力の消耗も少ないと悟り、おそらくもう超サイヤ人2や3に変身することはない」と発言している。
とはいえ、それは単に「変身する必要はない」というだけの話であり、変身自体は従来通り可能。実際『超』では手合わせやエネルギー消費を抑える時に変身している。
なお、このゴッドへの変身自体は後述に更に強化された超サイヤ人ブルーが登場してからも、「超サイヤ人を大きく上回る戦闘力になりながら、エネルギー消費は少なく、冷静な状態で戦える」変身として度々重宝されている。
超サイヤ人ゴッド超サイヤ人(超サイヤ人ブルー)
映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』および『ドラゴンボール超』に登場。
ややこしいが正式名称が「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人」、劇中での通称が「超サイヤ人ブルー」で、ゲームなどにおいても両方の名称が使い分けられている。
あまりにも名前が長いため、「超サイヤ人ゴッドSS」「SSGSS」などの略称が用いられることが多い。前述のブルーの名称も「正式名称では長すぎる」という事で名付けられていた。
超サイヤ人ゴッドを体得した後にさらに修行を積んだことで得た新たな変身。
超サイヤ人4を含むこれまでの変身と違い、「神の強さと穏やかな心を併せ持ち、気(エネルギー)のコントロールを極めた」状態という特性がある。
映画ドラゴンボール超ブロリーでの戦闘描写を見る限り、マグマの中に突っ込んでもそのまま戦い続けていたので相当な熱への耐性もある。
漫画版では他のメディアとは異なり、エネルギーを常に外に放出し続けているため、非常に体力消費が激しい形態と設定されており、いかにこの欠点を解消するかがテーマの一つとなった(未来トランクス編で解消)。
破壊神シャンパ編ではまだ調整中で本人も危険と承知しながらも、10倍界王拳を併用するというかなり無茶な荒業をヒットへの敬意として慣行した
(通常の超サイヤ人では肉体が持たず、更に気のコントロールも難しいため、使用すると暴発してしまうことから、現世では使用しなかった)。
その後、少しの期間気の扱いに不具合が生じるという軽い後遺症(遅発性乱気症)を発したが、完治後の未来トランクス編以降は免疫が付いたのか、一切発症しなくなった(最高倍率でなかったから後遺症が無かったとする説もある)。
さらに宇宙サバイバル編では20倍界王拳を併用。この状態でもジレンにダメージを与えることはできなかったが、後述の身勝手の極意を発動させるきっかけとなった。
身勝手の極意”兆”
宇宙サバイバル編で登場した、界王神や破壊神など神々ですら容易には到達できない新たな領域。
悟空がジレンとのぶつかり合いで暴発した元気玉の猛烈なエネルギーを浴び、体内で暴れるそれをSSGSSの気で抗った事で、体の内に眠る可能性の殻が破られ誕生した。
まだ身勝手の極意を完全に制御できていない状態であるため、相手の攻撃に対する防御・回避は完璧ではあるが、攻撃面ではどうしても意識をしてしまい、力を最大限に発揮する事ができなかった。攻撃を弾かれる度に鋭く重い一撃へと進化して行く。スピードに関しても、光速を越えるディスポすらも軽く遇らう。
さらに限界を超える変身の為、変身後の体への負担は大きい。
漫画版銀河パトロール囚人編では、「激しい感情の昂りを自制できたときに発動する」と言われており、メルスとの修行で自由に発動できるようになった。
また、不安定な状態である為、極端に体力を減らしてしまうという弱点がある。
後述の完成形に至るまでの途中経過であるため、完成した後は日の目を浴びることないと思われたが、生残者グラノラ編で未完成ゆえの不安定さが思わぬ爆発力をもたらすこととなる。
身勝手の極意
身勝手の極意の力を完全に極めた姿。全ての攻撃・防御を身体が無意識の中で自動的に展開し、宇宙規模の極超光速戦闘を可能とする。
口数の少ないクールな性格になるが、意識がなくなったわけではなく、通常通りに会話をする事も可能。
ただし体への負担は”兆”の時よりも大きく、エネルギーの消耗だけではなく全身に悲鳴と黒い稲妻が上がる程の激痛が走る。
悟空曰く「追い詰められて偶然出来た」らしく、力の大会後も自由に発動させることはできない。
漫画版ではアニメ版程の負担は無いが、使いこなせていないが為に消耗は激しく、ジレンとの戦い後は途中で変身を解いてしまい、以降は超サイヤ人にすら変身できない程疲弊していた。
銀河パトロール囚人編では、セブンスリーを吸収しパワーアップしたモロとの戦いで遂にその技を極める。
研ぎ澄まされた身勝手の極意は、全ての危機に対して勝手に反応し攻撃を避けれるだけでなく、肉体が勝手に強度を増強させる為、攻撃した相手が負傷してしまうなどのカウンターも可能。
攻撃面では、パンチの衝撃波が地球全体を揺るがし、爆風によって雲すら吹き飛ばす。最終局面では、神の気を用いて自らの巨大な化身を纏う戦法も披露した。そして超能力のようなもので相手を完全に静止させ、意のままに操ったりするなどの異能も使っている。
発動後から短時間であれば急所や隙の一切ない無敵状態でいれるが、時間が経つにつれ精度が落ちてしまう、更には体力の消耗が激しいため無敵でいれる時間はほんの僅か。
また生残者グラノラ編では、「本来は変身して行うものではない(熟練精度が高い者ほど平時から自然と発動する)」とされており、ウイスとの修行により平常時でも身勝手の極意を使用することができるようになった。それに伴い、“超サイヤ人と身勝手の極意の併用”が可能となったが、まだ技の精度が完璧ではないため、変身する身勝手の極意には大分劣っている。
ゲームオリジナル形態については個別記事で参照。
本編以外の作品での悟空
同じ原作者の作品
※長期間のブランクや作者である鳥山明の忘れっぽい性格もあり原作との矛盾点も多いが気にしたら負けである。
ネコマジン
最終話に登場、ウーブが既に弟子になった後なので原作最終話以降と思われる。
原作とやや異なり、ネズミが苦手(原作では、子供の頃に口の中に入れて水没から救ったことがある。ただドラゴンボールSDではそれで嫌いになったと解釈されている)。
銀河パトロールジャコ
最終話にて、ジャコがわずかに目を離した隙に地球に到着。
原作では地球に降り立った当時は「赤ん坊」だったと表現されているが、本作では既に1~2歳ほどに成長しており、衣装も丸裸だったアニメ版と異なりサイヤ人の戦闘ジャケットを着ている。
本作のコミックスにて収録された原作の前日譚となる読切漫画『ドラゴンボールマイナス』では更に実の家族との関係が掘り下げられた。
これまで原作でもアニメシリーズでも描かれなかった悟空の実母・ギネの登場や、アニメSP『たったひとりの最終決戦』で登場した父・バーダックが原作者により描かれるなどの見所も多いが、原作では「悟空は地球を侵略するために派遣された」とされたが、本作では「フリーザの脅威を感じたバーダックにより人知れず安全な地球へ逃された」という展開になっている。
ゲーム作品
ファミコン時代
『神龍の謎』ではピラフ編までを描き、中盤からはオリジナル展開を見せる。この頃は原作もギャグマンガよりだがパンティを拾って瞬足になる悟空など当時の原作と比較してもおおよそかけ離れたイメージである…説明書でも亀仙人に「あいつもすみにおけんわい」なんて言われている…
二作目以降のカードバトルRPGではゲームジャンル的にしょうがないのだがLV1の悟空は悲しくなくほどに弱く、下っ端魔族に手も足も出なかったり、熊山賊に生死をかけた戦いを披露する有様である。特に三作目『悟空伝』を遊んだ子供ならウサギ団に手も足も出せず、一撃で射殺される悟空は嫌と言うほど見せられたと思われる。
また二作目『大魔王復活』では当時のアドベンチャーゲームにありがちな即死ポイントを作り難易度を上げる仕様が追い討ちをかけ、水門を破壊したら溺死する、雪原地帯で凍死する、高所から転落死する、敵の不意打ちでライフが無くなり死ぬ、館の倒壊や壁の崩落で瓦礫に押し潰されて圧死する、極め付けは敵の罠で毒を盛られて毒殺されるなど、どんな苦境にも決してめげなかった悟空が嘘のように呆気なく死んでいく…これも時代の産物である。
FC後期作品の『強襲サイヤ人』以降のシリーズでは一貫して頼れる存在になる…のだが、今度は今度で長期離脱が多すぎてまともに操作できないというジレンマがつきまとう…特に『強襲サイヤ人』ではラディッツ撃破後は終始修行パートでしか操作できず、あまつさえ修行に手間取ったら加入がベジータ戦までお預けという始末である。
スーパーファミコン時代
最後のカードバトルRPGである『超サイヤ伝説』では、戦闘力が界王拳使用を前提としている為、界王拳を使う前に不意打ちで殺される事態が起こるので、なるだけ防御に影響する漢数字が高いカードで界王拳を使わないと危険である。また最高レベル到達はスーパーサイヤ人覚醒が条件のため、ノーマル状態では最高レベルに出来ないので素の戦闘力が最高レベルのチャオズ以下になってしまう事も…ただ裏技か小技でも使わないと気の遠くなるような経験値を稼がないといけないため、余程のことがない限りはピッコロ、ベジータに次いで素の戦闘力は高くなる。
『超武闘伝』シリーズは全作皆勤だが、2のみ隠しキャラ扱い。こちらでは基本的に高性能なキャラ。
『ドラゴンボールヒーローズ』シリーズ
当然全てのバージョンに新規カードが登場。
ゴッドミッションからはオリジナルキャラクター孫悟空:ゼノが登場している。
スーパードラゴンボールヒーローズでは、悪のサイヤ人の気によって侵食されたオリジナル形態の超サイヤ人・暴走および超サイヤ人ゴッド超サイヤ人・暴走や、大神官の衣装を纏った姿も登場した。
さらに、シリーズごとによって普段の胴着とは異なった物を着用している。
ドラゴンボールファイターズ
基本キャラとして「孫悟空(超サイヤ人)」、隠しキャラとして「孫悟空(SSGSS)」、DLC追加キャラとして黒髪の「孫悟空」、「孫悟空(GT)」、「孫悟空(身勝手の極意)」が登場。
前者3体は一部の技を共有しているものの、性能は全く異なる。
ドラゴンボールレジェンズ
2021年9月時点で、40体を超える悟空が実装。
また、「孫悟空」という名前のタグも用意されている。
コラボ作品
ジャンプのお祭り作品では、ほぼ中心人物のような扱いで必ず登場する。
ファミコンジャンプ
発売当時、連載はピッコロ大魔王編あたりなのでまだ子供。
桃白白に盗まれた如意棒を取り返すことで仲間になる。
彼とラストステージのエシディシ(ジョジョの奇妙な冒険)との戦いは爆笑必至である。
また原作再現かラストバトルでHPが一定値以下になると「オラ腹が減って力がでねぇ…」と呟き攻撃力が低下してしまうのでHP管理には気をつける必要がある。
ファミコンジャンプ2
前作の続編。既にチチと結婚し悟飯を授かっているため成人状態。
戦闘画面では得意の棒術を使うが、店で金を出して買うことにより如意棒を使えるようになると一気にリーチが伸びる。
ステータスでは全キャラ最高値だが、如意棒購入までは通常攻撃の射程が1と全キャラ最低値であり、かつ必殺技のかめはめ波がLV11まで障害物すら貫通出来ず、かつ単体にしか当たらないとステータスに反して性能はイマイチ。後半からは射程と範囲の問題は改善されるので意外にも大器晩成型である。
超コラボスペシャル
映画公開記念に際して、同じく週刊少年ジャンプ連載で同時間枠でアニメが放送されている『トリコ』『ONEPIECE』の2作品とのコラボアニメが制作された。他の作品からも宇宙最強を認められているためか、ルフィやトリコと言った実力者を相手にトップを独走したり、界王から宇宙の危機だと一旦レースを抜け出した後、すぐに地球を救い、ルフィとトリコと同着になったり、ルフィやトリコの能力に驚きながらも通常形態で二人を相手に戦うほどに強い。悟飯やサンジ達のパワーを吸収して圧倒的なパワーを手に入れたスーパービッグトローに苦戦しながらも、ルフィとトリコの協力、仲間達によって作った元気玉、そして超サイヤ人3でのかめはめ波で撃破した。
Jスターズビクトリーバーサス
バランスの良い能力を持ち、近・中・遠のどの距離にも対応できる必殺技を備え、舞空術による空中ダッシュを使った追撃も可能で、更に全キャラ中もっとも豊富なコンボ攻撃の数を誇り、カウンター技まで併せ持ち、操作によってあらゆる戦況に対応できる。
スタミナを最大まで溜めると超サイヤ人状態となり、一部の技が強化され、『瞬間移動かめはめ波』が使用できるようになる。
コンビネーションアタックがカウンター技であるため、自分から開始するのが難しいが、それでも弱点という弱点が存在せず、初心者でも比較的使い易い上に、操作を極めるほどに強くなるキャラクターである。
JUMP FORCE
SSGSSに変身できることから、恐らく『超』の悟空であると思われる。
『ドラゴンボール』シリーズからはベジータ、ピッコロ、トランクス、フリーザ、セル、魔人ブウ(善、DLC)と、数多くのキャラが参戦している。
その他
日本偉人大賞2007 歴史を変えた超エライ人SP
2007年にフジテレビ系にて放送された特別番組。
コーナーの一つである『偉人最強決定戦』にてゲスト出演し、実況の三宅正治アナとともに偉人達の戦いを見届けた。
リルトの誓い
ゼルダの伝説シリーズの一つ「神々のトライフォース」のスピンオフ漫画。
この第1巻にて背景に悟空が登場している(登場場所が死者の集う天上界のためか頭に輪っかを付けている)。
作者は鳥山の影響をかなり強く受けているようで、デッサンや構図などにもそれが現れている。
余談
- 野沢氏が孫悟空を担当したきっかけは、3期鬼太郎の声優に応募した際に、既に別主人公の声を担当していたためにダメになり、他の作品を探していたから(同スタジオのアニメ作品の主人公を同じ声優が2作品以上同時に務めることはダメだという暗黙のルールがあった)。
- 野沢氏が悟空を演じる際、悟空と一緒に「どんなやつが出てくるのかな」という気持ちになりたいために原作は読まなかった(ただし事前に世界観を掴むための1巻を除く)。
- 共演者やスタッフがその先を話そうとすると、「まだ野沢さん知らないから」とストップをかけられることもあったという。
- 本家(元ネタ)のキャラクターはこちら。世界的に爆発的な人気になったドラゴンボール。その漫画の主人公のため、世界でも抜群の知名度を誇る。東京五輪マスコットに孫悟空が選ばれたという「デマ」が本家を生み出した国で流れた時、本家を生み出した国の人々にも「ドラゴンボールの方が西遊記より有名。東京五輪マスコットになっても何ら不思議ではない。」と言わしめるほどである。もう一度言うが「デマ」である。しかし、この騒動で改めて彼の知名度、人気が浮き彫りになった。
- 更に、漫画原作のキャラクターでありながら、ギネス・ワールド・レコーズが主催している『ゲーム史上最も有名なゲームキャラクターランキングTOP50』にもランクインしており(第41位)、ゲームキャラクターとしても世界的に有名になっている。
- このように現在では世界的に人気の悟空ではあるが、日本国内でも作品人気に火がつくまで時間がかかった事はよく知られているが海外でもそれは顕著であり、海外版ファミコンであるNES版神龍の謎・『DragonPower』発売時は知名度が無さすぎた為、謎のカラテマンのような男が主人公に置き換えられている。それどころかゲームドットでは完全に元ネタの方の孫悟空に置き換えられてしまっている始末であった…海外においても日本のように最初から人気があったわけでは無かったのである。
- 作中では舞空術や筋斗雲で空を飛ぶ悟空だが、少年期の頃に天下一武道会の決勝戦でジャッキー・チュンと戦った時にはしっぽを回転させて空を飛ぶという青いハリネズミの後ろをついてくるキツネみたいな技を披露したこともある。
- よく代名詞として挙げられるセリフに「オラワクワクすっぞ!!」があり、銀魂でも神威のセリフとしてパロディされているが、原作ではこのような表記ではなく、「(中略)ワクワクするぞっ!!」とか「オラ、ワクワクしてきたぞ!」など標準語に近い表記となっており、2017年リリースのLINEスタンプもこれに準じている。
- 「オッス、オラ悟空!」というセリフも作中では一度も言っていないが、野沢雅子氏本人が声を充てた事は複数回ほどある。
- 一つはアニメ版の次回予告、二つ目はゲーム「ドラゴンボールZ超武闘伝」起動時のセリフとして、三つ目は姪っ子に頼まれて悟空のセリフを電話越しに喋った時である。
- 1994年の特番ではちびまる子ちゃんと共演している。挨拶は「皆さん、あけましておめでとうございます!!」、「それでは皆さん、今年もよろしくお願いいたします」と悟空らしからぬ丁寧なものだったが、途中からいつもの口調に戻っている。2024年3月に原作者の鳥山明氏とまる子役のTARAKO氏が他界した際にこれを思い出した人もいる模様。
関連イラスト
別名・別表記など
孫悟空(GT)(ドラゴンボールGTの悟空)
孫悟空(超)(ドラゴンボール超の悟空)
孫悟空(ミニ)(ドラゴンボールDAIMAの悟空)
関連タグ
ドラゴンボール ドラゴンボールZ ドラゴンボールGT ドラゴンボール改 ドラゴンボール超
鳥山明 銀河パトロールジャコ ネコマジン Dr.スランプ CROSSEPOCH
サイヤ人 大猿 超サイヤ人 超サイヤ人2 超サイヤ人3 超サイヤ人4 超サイヤ人ゴッド 超サイヤ人ゴッドSS 超サイヤ人ブルー界王拳 身勝手の極意 孫悟空:ゼノ 大神官衣装
主人公 Z戦士 純粋 脳筋 武闘家 戦闘狂 武人肌 無神経 光属性 最強 チート 大食い 鋼メンタル 努力家 黄金の精神
関連キャラクター
家族(孫家)
チチ(妻) 牛魔王(ドラゴンボール)(岳父) 孫悟飯(長男) 孫悟天(次男) ミスター・サタン(義兄) ビーデル(長男嫁) パン(ドラゴンボール)(孫娘) 孫悟飯(じいちゃん)(養父) 孫悟空Jr.(昆孫)
血縁者(ゲームオリジナル)
仲間
カリン様 ヤジロベー ピッコロ(ドラゴンボール) 地球の神 界王
ベジータ トランクス(ドラゴンボール) ビルス ウイス ブロリー(ドラゴンボール超) チライ レモ
友達
そっくりさん
ターレス(映画オリジナル。サイヤ人は顔のパターンが少ないため似ているだけとのこと)
ゴクウブラック(『超』未来トランクス編から登場。悟空の体を乗っ取っている)
ブロリー(映画オリジナル。顔も体つきも全然似ていないが、コンセプトが「もう一人の孫悟空」)
カリフラ(一部では「第6宇宙の孫悟空(カカロット)ではないか?」と考察されている)
合体戦士
ゴジータ / ベクウ(ベジータとのフュージョン合体。映画および『GT』にて登場)
ゴタン(サタンとのポタラ合体。原作ではイメージのみだったが後にゲームにてキャラクター化)
カロリー(ドラゴンボール)(ブロリーとのフュージョン合体。ゲーム『ドラゴンボールフュージョンズ』に登場)
セリフ(記事がある物のみ)
天津飯!技を借りるぜぇ!! クリリンのことか あててみろよ 惨めな最期 バイバイみんな またな! 最後の決着はオレにつけさせてくれ バカなことやってねえで働け!
その他
悟チチ(チチとのカップリングタグ)
リンク:ゼルダの伝説シリーズの主人公。上記の通りスピンオフ漫画にて悟空と共演している。そちらではかなりの実力者だが伝説の剣の使い手ではなく、天上界から通信して主人公にアドバイスするなど魔人ブウ編の悟空に近い役回りだった。また原作でも「子供の姿と大人の姿が登場する」「宿敵が逆立った髪型で額が出た男」「子供の状態から大人の体格に変身することで絶大な力を発揮する(漫画版では激しい怒りに駆られての変身だった)」「歴史が分岐しており死亡してしまったリンクも存在する(シリーズ的には死亡した歴史から続く作品が多い)」などなど共通点が見られる。
関連リンク
【集英社運営・ドラゴンボール公式サイト『ウィークリー☆キャラクター紹介!第1回目は孫悟空修業編の「孫悟空」!』】(外部リンク)