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セル(ドラゴンボール)

せる

漫画『ドラゴンボール』の登場キャラクター。『人造人間・セル編』の最終ボスにして、シリーズ屈指の名高い悪役の一人。
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「こいつは失礼した」

「では、が私のウォーミングアップを手伝ってくれるかな?」


概要編集

セル

CV:若本規夫


ドクター・ゲロのコンピュータが作り出した、未来の世界の人造人間


バイオテクノロジー(生物工学)によって生み出された人工生命体(バイオロイド)であり、これまでアンドロイドサイボーグが主流だったゲロの作品の中でも一線を画した個体。


ゲロのスパイロボが密かに採取した孫悟空ベジータピッコロフリーザコルド大王、数種の生物、その遺伝子情報から彼らの用いる技の情報だけでなく、種族特有の体質などを兼ね備えた、作中に登場する戦士の中でも特に異質な存在。


人造人間で唯一を持っており、細胞を摂取された戦士の気が混ぜ合わさった独特の気を発する為、Z戦士達を困惑させた。


よく勘違いされるが原作では悟飯など他のZ戦士の細胞は入ってない

天津飯とクリリンの細胞が入っているというのはアニメオリジナルである(アニメでは「トランクスは強いがサイヤ人の細胞はもう充分だったので使わなかった」という発言をしている)。


太陽拳を使用しているが、これは細胞採取時に悟空が一度使用していたことから間接的に技を身につけている為、天津飯とクリリンのものではない。

そもそもピッコロがみすみすセルの太陽拳を食らってしまったのは天津飯にしか使えない技だと勘違いしてしまったためである(後に太陽拳はあまり難しい技ではなく悟空でも使えることをクリリンから説明される)。


名前の由来は「細胞」を意味する英単語「cell」から。


人物像編集

性格編集

サイヤ人の細胞の影響なのか非常に好戦的であり強者との戦いを求めているが、言い換えれば弱い相手には興味もなく、生体エキスの吸収も兼ねてさっさと殺してしまうこともある。当初は自分よりはるかに力の劣る悟空も簡単に殺そうとしていたほど。

逆にベジータとトランクスが短期間で超サイヤ人の限界を超えて強くなったと知ると、まだ伸びしろがあるとして見逃している。悟空から接触を受け「必ず戦うからもう地球人を殺すな」と言われた時も、大人しくセルゲーム会場で待ち続けていた(軍隊を殺しているが、これは向こうから手を出して来たからである)。


皮肉や暴言を浴びせられても笑って誤魔化すクセがあり、口喧嘩を避けようとするきらいがある。

が、これまでの強敵と同じく逆上すると口調が荒くなったり、地球を破壊したりしようとするものの、勝負に関しては「人質を取る」「命乞いをする」など卑怯な真似はしていない(不意打ちはしたが)。

だが、トランクスやテレビ中継を通して世界中の人間に対し「恐怖に怯え引き攣った人間共の顔を見ること」と自身の目的を告白した事から、その本質は極めて歪んだ欲望と殺戮であることがうかがえる。


体質編集

その風貌は昆虫や爬虫類を彷彿とさせる怪物のような姿をしており、タマゴ、幼虫を経て第一形態へ成長する。

背中には甲虫のような羽と、先端に針のついた管状の尻尾が生えており、その尻尾を突き立てて他の有機生命体から生体エネルギーを吸収することにより、戦闘能力を向上させることができる。


セル、完全体への道

同じくゲロの作品である人造人間17号18号を吸収することで第二形態、完全体と段階を踏んで成長することが出来るが、機械が組み込まれた彼らを吸収する際には尻尾先端の針穴を大きく開いて丸飲みにする方法が用いられる。

完全体となると尻尾は短く収納され、今度はその尻尾から自身の分身であるセルジュニアを出産できるようになる。

一応、尻尾を伸ばすことはできるようで『ドラゴンボールGT』では悟空を丸呑みにして吸収しようとした。


その他、ナメック星人の細胞を持つことにより、頭部にある「核」が破壊されない限りは体の一部を欠損しても再生することが可能。

…だが、悟空がかめはめ波で頭部にある核どころか上半身全てを粉砕されているのに平気で復活しているのを見ると本当の核は別の場所ではないか、或いは核を体内で移動させられるのではないかとの説もある。

さらにはサイヤ人の細胞により、瀕死の重傷を負うことで戦闘力を大幅に成長させるという特長も持つ。

フリーザの細胞も所持している為、宇宙空間での生身の活動も可能。


その気になれば元気玉もできるかもしれないという。

なお、彼の製造がおこなわれる過程でトランクスは「サイヤ人の細胞はもう十分だった」と言う事で採取されていない。

悟空やベジータそしてあのフリーザの細胞まで所持していることから、本気の修行を積めばどれ程強くなるか計り知れない。


各種形態編集

≪第一形態≫編集

沙鲁1cell_1st

前述のようにタマゴから生まれ、巨大なセミのような幼虫の期間を経て第一形態へと成長する。

体格のシルエットこそ地球人の男性に比較的近いがかなりの長身、加えて前述の虫の羽や尻尾、三本指の足、蛇に類似した縦長の瞳孔など、地球人とは遠くかけ離れた風貌をしている。

身体はプレートアーマーのような緑色に黒い斑点の付いた外骨格で覆われており、全体的にエイリアンや虫のような印象を受ける姿をしている。

3形態の中では最も人間離れしているが、怪物めいた姿を格好良いとして高く評価する声もある。因みに原作では手も3本指である。


初登場時の戦闘力はあまり高くはなく、神様と融合したピッコロがその気になればあっさり倒せる強さであった。

しかし、多くの人間の生体エキスを吸収することで大幅にパワーアップし、17号とピッコロの戦いに乱入した時には17号とピッコロを一蹴している。この時の強さは人造人間16号とほぼ同等。


また自らタマゴに戻ることも可能だが、一度タマゴに戻ると土の中で数年間過ごす必要があるという。

ちなみにアニメ版では培養液から幼虫の姿で登場し、即座に第一形態へと脱皮している。



≪第二形態≫編集

Cell wants to absorb Android 18水上ステージ

17号・18号のいずれかを吸収することで第二形態に成長する(作中では17号を吸収した)。

前の形態に比べれば人間に近い姿となり、ガッシリとした逞しい体つきになっている。

体格は全形態中最も大きい。

この形態のみ背中の羽根のような外骨格が存在しない。

顔立ちは分厚いタラコ唇に口元のチョビヒゲのような模様が特徴で、以前よりも表情がわかりやすくなった。

お世辞にも美形や端正とは言い難い顔立ちで、ベジータからも容姿は酷評されていたが、本人はあまいマスクと思っているらしい。

扉絵などでも紳士的なポーズをとっている。

ちなみに、原作者が最も気に入っている形態でもある。


戦闘力は第一形態を遥かに上回り、それまで互角だった16号に手も足も出させぬまま頭部を損傷させる。

だが、超サイヤ人の壁を超えた「超ベジータ」にはまるで歯が立たず、ベジータを大いにがっかりさせてしまう。

「完全体にさえなれば…」と口にした事でベジータから完全体に成長するチャンスを与えられることになる。


アニメ版では尻尾を使って超ベジータから生体エキスを奪おうとしたが失敗に終わっている。


超ベジータ絡みで印象深い形態だが実はセルの形態の中で一番戦闘回数が少ない。

第一形態はピッコロ(1回目)、ピッコロ&17号、16号に加え原作35巻最後の後日談で未来トランクスと戦っているなど戦闘回数は意外と多いのに対し、第2形態はマトモな戦闘をしているのはベジータのみ(16号は瞬殺、天津飯は新気功砲で足止めされただけ)


≪完全体≫編集

セルビームセルゲーム会場

二人の人造人間を吸収することで完全体へと成長する。

顔や首回り、手などは人間の皮膚に近い構造へと変化し、より人間に近い姿となる。

悟空より頭ひとつ分、背丈が高いので2m弱はあると推定出来る。

第二形態とは別人のように端正な顔立ちなど、どこかヒーロー然とした格好良い姿に変わり、言動にも心なしか知性と気品を漂わせるようになる。

顔の模様や耳から顎にかけての構造はどことなくフリーザを彷彿とさせる。

目標であった17号、18号を吸収し終えたためか尻尾は短くなって羽の裏に収納され、そこから新たに自身の分身であるセルジュニアを生み出す能力を得ている。アニメ『GT』ではこの尻尾を伸ばして悟空を吸収しようとしている。


戦闘力は段違いに上昇し、卓越した強さと明晰な頭脳を併せ持つ完全な戦士として進化を遂げている。

第二形態では歯が立たなかった超ベジータを一蹴。

パワーに偏った変身をしたトランクスにはその弱点を指摘して戦意を失わせ自ら攻めることなく完勝した。


まだ真の力を出していない状態でもカリン様曰く「悟空よりも上」と評される実力であり、 実際に悟空と戦った際にも互角の勝負を演じていたが戦いの模様を見ていた亀仙人も 「悟空は勝てない」と断言していた。

事実、悟空との戦いでは悟空が体力を大きく消耗しているのに対して、セルは多少息切れする程度と、体力差が如実に表れており、ベジータも悟空とセルの戦いを見て「カカロットを一歩も二歩も上回っている」と発言、

この当時においては悟空を超えた強敵として多くの人物から評価されている。


しかし、怒りで超サイヤ人2に覚醒した孫悟飯には圧倒されてしまい、その実力差から自身を軽んじる発言に怒ったセルは、先刻トランクスに指摘したはずのパワーに傾倒したフルパワー状態で襲いかかるも、鈍重な動きから容易に懐に入り込まれ、頭部の外骨格が割れるほどの強烈な蹴りを受ける。

その影響で、吸収した18号を吐き出してしまい、第二形態に戻ってしまった。



パーフェクトセル編集

パーフェクトセル

最近描いたDBまとめ

悟空を巻き込んでの自爆の後、辛うじて無事だった核から再生して復活したセル。略称はPセル

サイヤ人の細胞の影響で、死の淵から復活したことで急激なパワーアップを遂げており、18号なしでも完全体の姿に成長している。

超サイヤ人2と同じ稲妻が迸る金色のオーラを纏っており、本人も「孫悟飯のように遥かにパワーアップした」と言っていることから超サイヤ人2の次元に達していると思われる。

また、自爆の直前に悟空がみせた瞬間移動も学習し、より完璧な存在へと進化している。


なお、この呼称は後年のゲームにおけるもので当時はこの形態にこれといった呼称はなかった。

劇中でも「よりパーフェクトになった」とセルが発したのみ。

アニメでは「超完全体」と呼称している。作品によっては「最終形態」「完全体フルパワー」など様々な呼称が存在する。


≪セル:ゼノ≫編集

無題

スーパードラゴンボールヒーローズ』におけるオリジナル強化形態。暗黒ドラゴンボールに寄生されてパワーアップした状態。原作で手に負えなかった超サイヤ人2の悟飯を圧倒するほどの強さを誇る。


≪セルX(エックス)≫編集

セルゼノ 巨大化

スーパードラゴンボールヒーローズ』におけるオリジナル強化形態。上記の『セル:ゼノ』が暗黒ドラゴンボールによって更なる進化を迎え、巨大化した姿。


元々は『ドラゴンボールオンライン』にボスとして登場した形態だったが逆輸入される形で登場した。


セルマックス編集

セルマックス地球にあらわる

映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』に登場した全く新しいセルタイプの人造人間。

血のように赤い甲殻で覆われた第二形態と第三形態の中間のような姿、そして怪獣の如き巨大な体躯が特徴。



作中での活躍編集

元々はドクター・ゲロ自身が「戦闘の達人たちの細胞を合成したバイオ人造人間」の研究として開発を進めていたが、完成までに膨大な時間を費やすことから断念。しかし、その後もゲロのコンピューターが稼働を続けていたことでその研究は進められ、AGE786年(悟空が心臓病で死亡してから24年後の未来)になってようやく誕生する。ゲロは開発段階で既に「人間を吸収してパワーアップするが、人間だけでは不足であるため人間改造型の人造人間を吸収する」 という大まかな構想を描いていたようで、完全機械型でかなり完成度の高い人造人間を作るノウハウが既にありながら、17、18号を人間改造型としている。


アニメ版190話では、究極の人造人間の研究は続けられていたが完成の前にゲロが殺されてしまうという展開になっている(研究を続ける時間が欲しかったのかゲロは自身を人造人間に改造済みだった)。17号と18号によって研究所は吹き飛ばされたが奇跡的に培養カプセルは傷一つ付かず残り、24年後にセルが誕生した。


目覚めたセルは完全体になるべく17号と18号を吸収しようとするが、セルが目覚めた時には既に二人ともトランクスによって破壊されていた。そこでセルは、トランクスを殺害してタイムマシンを奪い、17号と18号を吸収するために過去の時代へと向かった。つまり作中のセルは、『悟空たちと共闘する未来のトランクス』とはまた別次元の未来からやってきた存在ということになる。言うなれば、本編に登場した未来トランクスがやってきた未来とはまた別の次元の未来が存在したということであり、その次元で何かしらの方法で17号18号姉弟を撃破した未来トランクスがその報告のために過去に行こうとしているところをセルの襲撃で殺害されてしまい、そのトランクスを殺害したセルがタイムマシンを奪い過去(本編の時空)に向かった、いうことである。(本編420話「未来に平和を・・・」でトランクスがセルの襲撃を防げたのは、セルがタイムマシンを奪うという情報を知っていたため。尚、劇中でセルが17号達を止める緊急停止コントローラーの存在を知っており、その使用を恐れていたため、作中セルの生まれた次元の未来世界では緊急停止コントローラーを使ってトランクスが17号達を破壊した可能性が高い)


なお、本編の次元でのセルは、作られ始めた段階でトランクスとクリリンに研究施設ごと破壊されたため誕生すること自体がなくなった。また、このセルが研究されている施設は破壊した研究所の更に地下にあり、ピッコロがやられたふりをしてセルから情報を引き出してなかったらどこにあるのか不明なままだったうえ、スパイロボも戦闘データを集め続けていた。


アニメ版では地上に出た後、記憶に残るゲロの言葉に従い17号と18号を吸収して完全体に至ろうとする(セル自身も「どうしても完全体になりたい」と望んでいる)。

既に17号達による破壊と殺戮で地球はほぼ死の星と化していたが残り少ない人間たちを襲っては生体エキスを奪い、一方で17号と18号の姿を探し求めたが「どういうわけか見つからなかった」と語られている。


アニメ版144話ではトランクスを殺害するシーンも描かれており、尻尾で首を締め上げて絞殺するというものだった。


アニメ版164話では超トランクスと対峙した際に「どうやらお前が17号と18号を倒したようだな」と悟って告げている。


タイムマシンは成体のセルには小さすぎたため、一度タマゴに戻ることでうまく乗り込み、設定されていたAGE763年に向かう。現代に降り立ったセルは成体に戻るまでに4年を費やし、その後はZ戦士との戦いを避けつつ各地で人間のエキスを吸収しながら戦闘力を高めていき、十分な力を蓄えた上で人造人間17号、18号たちを追跡しようとしていた。


途中、神と融合したばかりのピッコロとも遭遇し交戦する。その際にピッコロを追い詰めたことから口が軽くなり、自身の正体や目的を語った。だがそれはセルから情報を引き出すための演技であり、本気を出したピッコロには敵わなかったことから悟空の細胞からコピーした太陽拳で逃亡する。

以後も気を抑えて行動することで生体エキスを集め続け、ついにピッコロや17号を圧倒するまでに至る。ピッコロの気が高まったことから17号たちもいるに違いないと考え行動を開始。二人の戦いに横槍を入れ、手始めにピッコロを瀕死に追い込む。そのまま17号も追い詰めて吸収しようとしたが16号に阻まれ互角の戦いを演じる。だが地面に空いた穴から奇襲攻撃を仕掛けることで17号を吸収。16号を容易く半壊させる。しかし天津飯の妨害によって18号と16号を取り逃がしてしまう。


紆余曲折を経て二人の人造人間を吸収して完全体となったセルは、超ベジータすら圧倒する凄まじい戦闘力を得たが、その過程で急激な成長を見せたZ戦士たちの潜在能力に興味を持つようになる。内に取り込んだサイヤ人の細胞がそうさせるのか強敵との戦いを渇望。かつての天下一武道会を模した「セルゲーム」を開催する。地球の命運を秤にかけ、戦士たちとの戦いを楽しもうとした。


ゲーム当日は、精神と時の部屋で修業し、ベジータやトランクスよりも遥かに強くなった悟空と早々に激突し、自分の強さに比較的近い実力を持つ悟空との戦いを大いに楽しむ。

フルパワーで挑んだ悟空に対し、セルは余力を残したまま戦いを進めていった。結果、敵わないと判断した悟空は「降参」を口にして舞台から退場。悟空から指名を受けた悟飯がセルの相手をすることとなる。

悟空を「降参」という形で負かした数少ない敵であり、この戦いの結果は劇中の人物、そして当時の読者にも大きな衝撃を与えた。


なお、この際続く悟飯との試合の前に悟空の「お互い万全でないとフェアじゃない」という配慮から仙豆の提供を受け体力を完全回復させている。これに関しては後に戦う悟飯の性格から消耗したセル相手では本気が出せないと考えたからで、セルではなく悟飯のためにやったと見ることができる。ちなみに、この出来事によって何気に劇中唯一の「仙豆を食べたことがある悪人」になっていたりする(ベジータやピッコロも悪人時代に食べているが後にZ戦士入りしているため、悪の道を貫いたまま退場した仙豆摂食経験者はセルのみということになる)。


センシティブな作品

しかし、セルジュニアに仲間達を傷つけられ、更に16号を目の前で破壊された怒りによって超サイヤ人2に変化した孫悟飯には全く敵わず、さらには悟飯の攻撃により吸収した18号を吐き出してしまい、第二形態に戻ってしまう。


原作では超サイヤ人2の悟飯とはすぐに戦闘が終わってしまうが、アニメ版では追加シーンもあって長めに描かれている。

悟飯にはまったく歯が立たず、次第に苛立ちを見せ始め、最後は恐怖しながらもキレた状態で仕掛けるも終始圧倒されてしまう。

セルジュニアが悟空たちにやったことをそのままやり返すようなシチュエーションとなっている。


またアニオリ展開として、追い詰められたセルは「究極の戦士である私がサイヤ人の小僧なんかに負けるはずがない」と激昂し、クリリンのダブル気円斬やピッコロの魔貫光殺砲、果てにはどどん波まで放つも全て無駄に終わる。


ぐぬぬセル

自身の敗北を認めたくない一心から、セルは自爆により地球もろとも破壊することで相打ちを計る。今にも爆発せんとするセルに手立てがなく戸惑う面々の中で、悟空が最後の手段として、地球から遠く離れた界王の家にセルとともに瞬間移動し、そのままセルの爆発と運命を共にする。


パーフェクト・セル

自爆したセルだったが、体内にある「核」が無事であったことで死の淵から復活。18号なしでも完全体の姿に成長し、超サイヤ人2と同等のパワーアップを遂げた。同時に、その場で悟空の瞬間移動も学習できたため、すぐさま悟飯たちのいるゲーム会場跡へと舞い戻る。不意打ちのビームでトランクスを殺害し、それに発奮したベジータも一撃で薙ぎ払って見せるなど、その圧倒的なパワーをみせつけた。一撃で倒したベジータに対して放たれたエネルギー波を庇って受け、片腕が使えなくなるほどのダメージを受けた悟飯は「思った以上にセルのパワーがアップしていた」と実感している。


孫悟飯vsセル byひろ今だっ!!!!!!

冷静さを取り戻していたセルではあったが、その内心は完全に逆上しておりそれまでのように悟飯達との戦いを楽しもうとはせず本気のかめはめ波で太陽系ごと悟飯達を消滅させようと目論み、

負傷し片手のみしか使えなくなった悟飯とかめはめ波の壮絶な打ち合いを演じる。ダメージにより気が半分以下に低下していた悟飯のパワーを圧倒するが、あの世の悟空からの後押しと、ベジータの攻撃に気を取られた隙を衝かれたことで逆転され(アニメ版「Z」では他のZ戦士も悟飯の援護に加わっている)、強力な気功波に脳の核ごと飲み込まれ消滅した。


現代での戦いを終え未来に戻ったトランクスは、過去の世界で培った力で自身の次元における17号、18号を破壊。そのことを知らなかったセルは17号と18号の姿が見えないことに気づくと、トランクスからタイムマシンを奪って過去へ向かおうとする。タイムマシンの前で出発の準備をするトランクスに物陰から近づくも、すでに見破られており戦いとなる。トランクスとの実力差に気づかぬまま「かめはめ波」を見せつけようとしたが、より強大な気功波を先に打たれ細胞の欠片も残さず完全消滅した。


「トランクスがセルに殺される」「悟空が人造人間編で死ぬ」という歴史は変えられなかったが、「セルがサイヤ人に滅ぼされる」という歴史も変わることはなく、未来世界のセルの野望は阻止されたのだった。


その他編集

ドクター・ゲロとの関係編集

誕生してから顔を合わせていないという事もあるが、彼が生みの親であるゲロをどう思っていたかは明言されていない。

18号を騙す際に「ドクター・ゲロさまの遺志を受け継ぎ」と発言したが、これは17号の振りをした演技である為、本当に敬意を持っていたかはわからない。

アニメでは「草葉の陰のドクター・ゲロ様もさぞかし喜んでいるだろう」と発言しているが、やはり本心か皮肉かは不明。


しかし、逆に言えばセルは18号たちがドクター・ゲロを様付けで呼ぶはずだと想定していたという事であり、18号達に比べれば生みの親という意識は持っていると思われる。

アニメ版ではオリジナル展開としてラストバトルの最中、なぜドクター・ゲロが自分を生み出したのか回想している。それは復讐などではなく最強の武道家を誕生させるためだったとセルは推測している。


「てれびっこ※」用OVA『ドラゴンボールZ あつまれ!悟空ワールド』では「ドクター・ゲロ様の意思を継いで、レッドリボン軍を破滅に追いやった貴様(悟空)を倒してやる!」と、ドクター・ゲロ及びレッドリボン軍への忠誠を明言している。


バンダイから発売されていた、専用VHSと連動して遊ぶ事が出来る電話型玩具。


アニメ版でのセル編集

アニメ版の設定では悟空、ベジータ、ピッコロ、フリーザ、コルド大王だけでなくZ戦士達の細胞まで取り込んでいる設定になっている。Z戦士の細胞をもとにしているだけあって、かめはめ波や魔貫光殺砲気円斬といった読者も馴染み深い多くの技を使いこなし、ゲームオリジナルではヤムチャの繰気弾狼牙風風拳

も使用可能な為、ヤムチャの細胞も採集されているようで上記にある通り戦闘シーンや過去の描写も追加されている。


アニメ『ドラゴンボールZ』のオリジナル展開として、悟飯との戦いで死亡して以降のセルの姿が描かれている。全て完全体の姿での登場であり、第1・第2形態は登場しない。

当然ながら、生前の残虐な殺戮行為から地獄に送られるが、同じく地獄に落ちたフリーザ父子とその部下たちと結託し暴動を起こす。

特に、その面子の中で最も戦闘力が高いことから彼らの親分を気取っており、地獄の鬼に対しても蹂躙しつつ服従を迫っていた。


この時のフリーザはセルに敬語を使っており、悟空が死んだことを知ると喜んでいたが、その悟空を殺したのはセルだと知ると平静を装いながらも苛立った様子を見せている。フリーザが怒りを抑えて接するという事実だけでも互いの力関係がうかがい知れると言える。


騒動を聞いた悟空と、“西の銀河最強の戦士”であるパイクーハンが駆けつけ彼らと対戦。かつて悟空に倒されていたためうろたえるフリーザらに対し、「悟空を殺したのは自分だ」と一喝。今一度悟空を完全に屈服させようと迫るが、彼と戦う間もなくパイクーハンによりわずか二撃で打倒され、最後は一味ともども座敷牢に放り込まれてしまった(このときもちゃっかり上座に座っている)。


ドラゴンボールGTでは地獄に閉じ込められた悟空の相手をフリーザと共にする。地獄に落ちてからも鍛えていたようで大幅なパワーアップを遂げる(17号、18号だけではなく悟空も吸収出来るようになっていて、しかもそれを完全体になっても使える辺り、強化されたのは本当の模様)が、強くなり過ぎた悟空の相手では無く、かめはめ波 を撃つものの跳ね返されて上半身が吹っ飛んだ。しかし既に死んでいる身の為に不死身ですぐに再生した(元々お前は生前からピッコロの細胞の影響で普通に再生能力を持っていただろなどと言ってはいけない)。

フリーザとの合体技『ヘルズバスター』を使い、悟空を地獄の地獄に落としてそこで拷問担当官の老女(声:摩味)の協力もあって悟空を氷漬けにする。しかし悟空は生者だったために氷が溶け、逆に凍らせた冷蔵機を利用されて自分達が氷漬けにされた。

敗北後はフリーザと縛りつけられた状態で牢屋に入れられ、鬼たちに運ばれて行った。


一方でGTおよび以降のシリーズにおいては原作での長編ラスボスの内、フリーザはパワーアップしての復活を遂げ、魔人ブウ何らかの形で救済されたのに対し、セルは唯一死亡したままであり、その後の映像作品では特に再登場の機会が与えられていないと言う若干不遇な所があった。一応、2013年公開の映画「神と神」のCMでの出番は与えられたが、やはり出演は(過去の映像含め)無く、それを逆にネタにされてしまっていた。


しかし、時が流れた2022年、同年に公開された映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』において、新たなセル系統の強化個体セルマックスが登場。劇場版アニメシリーズにて(あくまで新規に製造された全くの別の個体という形であるが)久方ぶりの再登場を果たすこととなった。


OVA『ドラゴンボールZ あつまれ!悟空ワールド』ではラスボスとして登場、悟空達と対峙する前に17号と18号を吸収しいきなり完全体の姿で悟空・悟飯・クリリン・トランクス達とセルゲームを挟まず戦う事になる。

悟飯・トランクス(共に通常状態)・クリリンを圧倒し超サイヤ人となった悟空とも原作同様の戦いを繰り広げ、残像拳を使い悟空を追い込むも本物を見破られ岩場に殴りつけられそのまま撤退した。

悟空達は再び現れるであろうセルと再戦するまで修行を続けもっと強くなることを視聴者に向けて誓った。


TVCMでは、ニンテンドーDS用ゲーム『ドラゴンボール改 アルティメット武闘伝』のCMで悟空から「DSやらねえか?」と誘われて「いいだろう」とゲームで遊び始めている。



作者から編集

セルの体表の模様は、何もないと絵的にさびしいためにつけられたものだが、一つ一つ手書きであったため、作画が非常に面倒になってしまったという。

晩年まで鳥山氏は「もう描きたくないキャラ」の筆頭にセルを挙げている。


ゲームでのセル編集

多数のゲームに出演しており、様々なIFシナリオが存在する。ゲロの忠実な部下として登場するシナリオや、自らの手で殺害するシナリオが描かれるなど色々なパターンがあったり、逆にセルがドクター・ゲロに騙されて別の過去か未来に飛ばされるというシナリオも存在している。

またゲーム「ドラゴンボールZ」では18号ではなくクリリンを吸収してしまったセルリン、ドラゴンボールオンラインスーパードラゴンボールヒーローズに登場する魔界の科学者トワによって開発されたセルXなど公式が病気なオリジナル形態も存在する。


ドラゴンボールゼノバース

自らの手で主人公を鍛えることで最強の敵を生み出そうと師匠の一人になる。なお、主人公が地球人の場合「もしも主人公が地球にいれば、地球人たちも生体エキスの犠牲にならなかった」と語っている。「主人公から生体エキスを奪えばパワーアップには十分だった」のか、それとも「主人公がいれば犠牲が広まる前に自分を倒せていた」という意味なのかは不明。主人公のことはたいそう気に入ったようで、やる気があるならば自分も本気で鍛えるという態度を見せている。

ちなみにストーリーに登場するセルは、トワの魔術の影響でパワーアップを果たしている。悟飯とかめはめ波の撃ち合いを繰り広げ、セルジュニア二人との親子かめはめ波で悟飯を消滅させた(ちなみにこの時の悟飯は超サイヤ人2にはなっていない)。

さらに改変された歴史では、未来世界において17号&18号を吸収して完全体になったセルが登場した。この未来セルは原作ではトランクスに返り討ちに遭ったが、完全体になったことでトランクスを倒すほどの実力を身につけている。そのためトランクス:ゼノが消滅の危機に瀕したため、過去へやって来た主人公がトランクスと共闘。こうして未来世界のセルも倒された。


超サイヤ人4のベジータと対決させるとかつての雪辱を果たすことを告げられる。その時のセルの返答は「さらにパワーアップして気が大きくなったか。今度はなんだ? ウルトラ超ベジータか?」と嘲笑する。


ドラゴンボールファイターズ

主要キャラクターとして登場。人造人間21号によってドラゴンボールで復活させられた。なお、この作品においてセルは「地獄で修行した」という設定であり、パワーアップしたことを語っている。人工プログラムを植え付けられ洗脳されそうになったものの、逆にプログラムを屈服させてしまうという荒業をやってのけた。しかし21号が発動させた波動発生装置の影響で大幅にパワーダウンしており、気功波も撃てないという状態になっていた。

超戦士編では終盤、21号に戦いを挑む。しかし本気を出した彼女によってあっさりとお菓子に変えられ食べられてしまう。フリーザとは敵対していないようだが協力もしておらず、別々に行動していた様子。

敵戦士編ではフリーザと協力関係を結ぶが、互いに「役に立たないと判断したら殺す」と言い合うなどかなり仲が悪い。またフリーザにも不遜な態度で接するため、ギニューやその部下たちの怒りを買っている。その後、敵戦士たちは超戦士たちと共闘関係を結ぶことになるが、この際には波動制御装置に対抗する術を持つブルマを脅そうとするも、逆にブルマから対波動装置の譲渡について強気に詰め寄られ、おもわずたじろぐという珍しい姿を見せた(…ベジータの遺伝子がそうさせるのか…)。自身に植え付けられた人工プログラムを除去してもらうとブルマを殺そうとしたが、波動の影響は受けていたので何もできず断念した。最終決戦では悟空、フリーザとの同時攻撃に参加し、21号を破壊した。

人造人間編では、18号たちに敗れ気絶していたところを21号に食べられ、吸収されるという結末を辿っている。これにより21号は肌にセルと同じ斑点柄が現れた禍々しい姿に変貌している。

作中の特殊会話では、やはり悟飯との因縁が深く、共闘時の会話では彼に気弾を向けて挑発したり、(自身が倒された)当時よりも気が低下していることなどを指摘したりと険悪な雰囲気をみせている(悟飯からは「今でもお前は許せない」と告げられている)。また、魔人ブウの伝説や戦士たちとの過去は知らないようで、味方のブウ(善)と敵のクローンブウ(純粋悪)を前にした際には、彼らを独自の理論から紐解こうとするも、両者のペースに翻弄されて困惑する姿も。一時的に味方になったものの「改心することは100%あり得ない」としてZ戦士たちには警戒されている。唯一普通に接してくるのは悟空くらいなものだが、その悟空から地獄での生活について尋ねられた時は不機嫌になり一方的に会話を断ち切っている(余程嫌なことが地獄であったらしい…)。


キャラクター特徴としては近中距離戦において無類の強さを発揮するアタッカータイプのキャラクター。リーチの長い攻撃が多く、かつ崩しに優秀な技を持っている。なおかつアシストを含めた画面端での攻めは非常に苛烈なものとなり、相手に絶大なプレッシャーをかけながら立ち回ることができる。さらにジャンプ攻撃に対する無敵技も備え、コンボ火力も十分にあるなど、攻守共に隙がない。

弱点としては全キャラ中でもかなり背が高いので、喰らい判定が大きい点、遠距離技となるとかめはめ波などビーム系の技しかなく、咄嗟の牽制がややしづらい点、さらにスライドダウンを奪うのに苦労する点、アシストの癖が強く扱いづらい点が挙げられる。

発売当初から今現在(ver.1.28現在)に至るまで、その「パーフェクト」な強さゆえ、誰もが認める強キャラとして君臨し続けている。使えば使う分強みを引き出せるキャラであるため、長年愛用し続けている上位プレイヤーも多い。


スーパードラゴンボールヒーローズ

SH2弾にて、暗黒二星球に寄生された姿登場。漫画版では新たにタイムパトロールに加わったベジータ:ゼノに圧倒され、止めをさされそうになるが、魔神グレイビーによってベジータが攻撃を受けたことで戦闘は中断される。その後、べジークス:ゼノがグレイビーに善戦する中で魔神プティンから魔力を注がれ、セル:ゼノからセルXへと変貌。巨大化し、脚が4本に増えるなど、禍々しい姿となった。生み出した本人であるプティンでさえ制御できない程の強大な力で暴れ回るも、べジークス:ゼノと魔神グレイビーの同時攻撃によって撃破された。

監獄惑星編では、ハッチヒャックのデストロンガスによって生み出された戦士の1人としてUM3弾に登場(アーケード版のみ)。トランクス:未来と対峙するが敗北。UM4弾でも再登場するが、再び倒された。

ビッグバンミッションにて、新時空大戦編で登場。

死者として蘇り、頭には天使の輪がある。戦闘力は以前と変わらない模様。

(これに伴い、新しいモーションボイスが撮り直されている。)


シュルムの協力者として地獄から蘇った彼は、崩壊する惑星ベジータモドキから孫悟空達を救出。

地球モドキで彼らと合流した際には、ベジータから悪態をつかれており、それに皮肉を返している。

その裏で寝首をかこうと画策していたが、ハーツに心を読まれており、互いに胸の内を潜めていた。


宇宙モドキ脱出後は、フュー率いる魔界兵達を相手取る。


UGM5弾において超時空トーナメントに巻き込まれていたことが判明した。

偶然遭遇したターレスとの戦闘を開始する。

その後、ドミグラによって魔強化形態の力を与えられ、トランクス:ゼノ黒衣の未来戦士を襲撃。超サイヤ人ゴッドのトランクスをも上回る驚異的な力を見せる。しかし、トランクスとの戦いを通して迷いを捨てた黒衣の未来戦士には及ばず、黒衣の未来戦士とトランクスによる師弟魔閃光によって撃破された。


スーパードラゴンボールヒーローズワールドミッション

シーラスが起こした異変によってヒーロータウンに登場。復活したフリーザと共に暴れ回る。ビートたちに追い詰められるがシーラスが与えた力によりパワーアップを果たすと勝利を確信して再戦を挑んでくる。しかし借り物の力ではビートたちには及ばず敗北。弱ったところをアムズによって吸収された(このためにフリーザとセルはヒーロータウンに呼び出された)。


エクストラシナリオでは追い詰められた際、暗黒ドラゴンボールを取り込んだ形態のセルXへと変身。しかも自身を構成する超戦士たちの細胞を利用し、分身を生み出すことに成功する。新たな力を得たことで三度ビートたちと渡り合い、ラストバトルでは巨大化した形態へと姿を変えたが、それでも及ばず今度こそ撃滅された。




余談編集

唯一の地球出身ラスボス編集

ピッコロ大魔王フリーザ魔人ブウなど各エピソードのラスボスたちは宇宙人であり、地球とは違う惑星の出身である。

そんな中、セルだけは地球生まれの地球育ちとなる。また人工的に生み出された存在という点でも対照的である(ブウはビビディが生み出したと言われているが、実際は勧誘して使役するに至ったらしい)。


中の人について編集

CV若本

セルの声を担当する若本規夫氏は、TVアニメ『サザエさん』のアナゴさん役でも知られ、第二形態セルの分厚いタラコ唇が彼と共通することも合わさり、よく中の人ネタとして扱われる。

ベジータに打ちのめされて「チクショー!!」と咆哮するセルをアナゴさんでパロディしたAAまで存在する。

若本氏いわく、一番演じやすいのは完全体(素に近い声で演じられるからだとか)。


また、『Z』のデジタルリマスター版である『ドラゴンボール改』では音声も新たに収録されている。セルの声は若本氏が続投しているが、何故か第一形態の演技だけ『Z』に比べやけにハイテンションな裏返った声で演じるようになっており、Z世代の視聴者の間でも一時期話題になった。これは後に同氏が語ったところによると、「『Z』の時点では変身する事を知らなかったので同じ演技で通すしかなかった。できれば形態ごとに演じ分けをしたかった」という理由によるもの。


セルに殺された人たちを生きかえらせてあげてください!編集

セル撃破後、ドラゴンボールによって、彼に殺された人たちが生き返っているが……

その際、『逃走する18号と16号を追い込む為に、セルによって島ごと吹き飛ばされた人々』が、どうなったのかがちょっとした謎である

だって作中での願いの叶え方だと、彼らが生き返っても、その足場となる島はまだ吹き飛ばされたまんまのハズで、つまり生き返った次の瞬間に海中に投げ出され、おそらく大半の人が溺死してしまっている解釈になる

※似たような事例で、ナメック星で死亡した(ハズの)クリリンと悟空をポルンガに生き返らせてもらっても、ナメック星が吹き飛ばされている以上、生き返った瞬間に宇宙空間に投げ出され再度即死してしまう、という議論があった


選出された細胞について編集

セルの細胞は、(アニメでのZ戦士の細胞を含めなければ)悟空・ベジータ・フリーザ・コルド大王・ピッコロとなっている。

このうち、コルド大王以外は、結果的にパーフェクトセルを超える力を持つ変身(スーパーサイヤ人3やスーパーサイヤ人ブルー、ゴールデンフリーザやブラックフリーザ、オレンジピッコロなど)をとげており、ドクター・ゲロのコンピューターに先見の明があったこともわかり、さらに言えばパーフェクトセルも修行すれば、セルマックスの領域まで行ける伸び代があった可能性すらある。

さらにいえば、レッドリボン軍関連キャラで、ピッコロ、ベジータ、フリーザという各節目のボスキャラの細胞を持って生まれたセルは、本来ならラスボスとなってもおかしくない存在であったとも言える。


一方で、アックマン兎人参化スケさんなどの無印時代(ギャグ漫画時代)のチートキャラの細胞を使っていれば、「誕生時点で最強となれたのでは?」と言われることもある。

関連動画編集

PS4/ Xbox One「ドラゴンボール ファイターズ」セル/キャラクターPV

※バンダイナムコエンターテインメント 公式YouTubeチャンネル“876TV”より

セル完全体(限定公開)

※バンダイナムコエンターテインメント 公式YouTubeチャンネル“876TV”より


関連タグ編集

ドラゴンボール ドラゴンボールZ ︎︎セル編 ︎︎細胞 丸呑み ︎︎人造人間 ︎︎レッドリボン軍 人造人間17号 ︎︎人造人間18号 ︎︎セルジュニア

セルゲーム 最強の敵 勝てる気がしない 戦闘狂


生みの親

ドクター・ゲロ


因縁の相手

孫悟飯


眠鬼同誌の悪役。自身のパワーアップのため登場人物を付け狙うという役回りがセルと似ている。『霊媒師いずな 特別編』では意識したのか「玉藻をパンツ(穿くとパワーアップする)にするべく眠鬼が追い掛け、都会に隠れた玉藻を炙り出すために上空から大声で無差別攻撃を宣言する」という展開がある(島々に隠れた18号を炙り出すためにセルがやったのと同じシチュエーション。構図なども似ている)。


大魔王バーン同誌の悪役。爆発によって主人公父親を殺す、同じく爆発によって地上を消し飛ばそうとする、亡き父親の魂に鼓舞された息子との一騎討ちに敗れるなど一部の展開が似ている。また星のドラゴンクエストでは追い詰められた際に自爆しようとした。


セロドラゴンボールより後のジャンプ漫画DBパロディ回(アニメ版のみ)に登場するセルのパロディキャラ。若本氏が別のキャラで準レギュラー出演しているのにも拘らず(しかも同回にも出演している)主人公声優が演じた。彼はドラゴンボールではレモを演じている。


恐怖王ハギス神々のトライフォースのスピンオフ漫画であるリルトの誓いのラスボス。作者は鳥山明の影響を受けていたようで設定やデザインがドラゴンボールとよく似ており、更に通行人に孫悟空が登場している。ラストバトルでは主人公がグミ撃ち→ラスボスがバリアで押し切るなど悟空VSセルを意識したやり取りが見られた。

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