パーフェクトセル
ぱーふぇくとせる
CV:若本規夫
セルが多くの人間の生体エキスおよび人造人間17号と人造人間18号を吸収したことによってこの姿となった。
非人間的な外見だった第二形態以前とは異なり、かなりカッコいい顔になっている(作者曰く「こういうただかっこいいだけの敵は描いていて動かしにくい」らしく、若本氏も「カッコよくて気に入っている」と発言している)。特徴的だった尻尾も短くなり、背中の翅の間に収納されている(任意で伸ばせる)。
蠅のようなロボットが収集したZ戦士やフリーザなどの細胞を取り入れており、あらゆる技を使いこなす能力を有する。アニメではピッコロの魔貫光殺砲やベジータのギャリック砲、天津飯の四身の拳・太陽拳なども使いこなし、更にこれらの欠点まで自身で補っていた。
非常に優れた再生力を有し、身体の中の核が破壊されない限りどれほどバラバラになっても決して死なない。悟空がゼロ距離でかめはめ波を撃って上半身を消し飛ばしても、すぐに下半身から上半身が生えてきたほど。ちなみにこの後「私の核は脳の中にある」と言っていたので、核の場所を動かせる可能性がある。
完全体になると10日後にセルゲームを開催することを決め、超能力で天下一武道会風の会場を作り、テレビ局を襲ってZ戦士達に宣戦布告し「世界中の全ての人間を最後の一人たりとも逃さず徹底的に殺す」と宣言。攻めて来た王立防衛軍をたちまち返り討ちにするとセルゲームの開催日を待ちわびるようになる。
実際にセルゲームが始まると超サイヤ人化した孫悟空と戦うが、途中で悟空は降参し、息子の孫悟飯を次の対戦相手に指名する。
悟飯が怒って真の力を出さない事に業を煮やしたセルは「セルジュニア」を7体生み出してZ戦士たちに暴行を働き、更に悟飯の目の前で人造人間16号の頭部を踏み潰して破壊する。それにより逆上した悟飯は超サイヤ人を超えた存在である超サイヤ人2に覚醒、セルジュニアは悟飯一人に全員やられてしまい、セル本人も真のパワーを出し本気で挑むも攻撃が通用せず逆に大ダメージを受ける。これによりセルは18号を吐き出してしまい第二形態に戻ってしまう。
追い詰められたセルは地球もろとも自爆すると息巻くが、悟空の瞬間移動により界王星にテレポートさせられ、相討ちは叶うことなく爆死した。
…かに思えたが奇跡的に核だけは残っており、更にサイヤ人の細胞を移植したため「死の淵から生還するごとにパワーアップする」特性のおかげで、18号無しで完全体のまま復活し、更に戦闘力も増強された。ちなみにこの復活後の形態のみを「パーフェクトセル」と呼称することもある。
もう遊ぶことはやめ、地球を太陽系ごと消滅させてやろうと嘯き(アニメ版公式設定では本当に太陽系ごと消すつもりだった事が判明しており、IF世界を描いたゲームでは未来で太陽系を消し飛ばしている)気を溜めてかめはめ波(パーフェクトかめはめ波)を放ち悟飯の片手かめはめ波と撃ち合いなる。一時は優位に立つも、ベジータの力を振り絞ったエネルギー波が上空から直撃したことで隙が生じ、力を爆発させた悟飯渾身の親子かめはめ波で押し返され、宇宙空間まで吹っ飛ばされて細胞一つ残さずに消滅し死亡した。
原作では以後登場していないが、アニメ『ドラゴンボールZ』や『ドラゴンボールGT』ではその後も地獄にて何度か登場している。