概要
漫画『ドラゴンボール』に登場する技の一つ。頭部の前に両手をかざし、眩い光を放ち相手の目をくらませる。
元は天津飯が編み出した「新鶴仙流」の技だったが、使い勝手の良さから悟空やクリリンが使うようになり、果てはセルすらも使用する。使用頻度とその頭から大抵の人はクリリン発の技と勘違いしがちでもある。
サングラス越しなら直視しても問題ない程度の光量らしく、悟空は亀仙人がつけているサングラスを拝借してこの技を破っている。逆に物理的に防ぐ手段さえなければ目で物を見る相手であれば相当の格上にも通用する地味に強力な技。特に、気を探る能力を持たず、目で相手の動きを把握する相手には、効果が絶大である。サイヤ人編のベジータや、ナメック星編でのドドリアやフリーザは、この技によって悟飯やクリリン達を見失っている。
また、気を探れる者でも、いきなり使われると条件反射的に怯んでしまうためか、相手を取り逃がすこともある。まだ完全体になる前のセルは、ピッコロやクリリンを相手に太陽拳を食らわせ、逃げおおせている。また、人造人間18号を吸収するときにも太陽拳を放つことで、トランクスやクリリン達の目をくらまし、吸収を成功させているなど、要所要所で効果的な技として使われている。
天津飯やクリリンの印象が強いためか、技名通り太陽光をスキンヘッドで反射させる技と勘違いされることが多いが、先述の通り悟空やセルなども使用しており、実際は太陽光は関係なく全て個人の気の操作によるもの。クリリン曰く「それほどむずかしい技じゃない」とのこと。
TVアニメ『ドラゴンボール超』では強化版の「100倍太陽拳」が登場。武道家に復帰したクリリンが編み出した。効果は以前と変わらないものの光の強さが上がっており目をつぶったり覆うだけでは防ぐことは不可能となった。その為「武器や道具の使用禁止」などが規定されている武道会では最初からサングラスなどを装備していない限り防ぐ事が不可能となり、より強力な技へと進化した。
亀仙人のかめはめ波と違い「天津飯の技」であることが強調されるため、作中では天津飯の持ち技の一つとして認識されている。
漫画「スーパードラゴンボールヒーローズアバターズ!!」では、4巻に登場したサブキャラクターの栗林マロが使っている。
ただしハゲ頭に太陽光を反射させるというもので、原作初期でクリリンが使った疑似太陽拳である。
使用者
余談
第22回天下一武道会にて、太陽拳を覚える前のクリリンが自分の頭の輝きで悟空相手に目くらましを行ったことがある。ただし、その時は太陽拳程の輝きはなかった。
また、ベジータもザーボンに対して砂の目潰しを行っていたが、仮にベジータが太陽拳を使えた場合は、太陽拳でザーボンを目潰ししていたと思われる。
ゲーム『ファミコンジャンプ』にて、悟空がこの技をエシディシに使用した場合、残り体力に関係なく一発で倒せる。あァァァんまりだァァアァ!!!
そっくりさん?
『ドラゴンボール』に登場する多数の技の中でもポーズがとても簡単なため、誰もが真似しやすい。通常は手を広げた状態で額にかざすポーズだが、クリリンのみエメリウム光線(Aタイプ)に酷似したポーズをとる。そのため、頭上・顔の前で両手を掲げるポーズが太陽拳に例えられることがある。
例としては『けいおん!!』のOP「GO!GO!MANIAC」での平沢唯のポーズや、『【推しの子】』の星野アイなど。
関連イラスト
関連タグ
ドラゴンボール ドラゴンボールZ ドラゴンボール改 ドラゴンボール超
ハゲ おでこ フラッシュ 目潰し うおっまぶしっ 天津飯!技を借りるぜぇ!! スタン 閃光弾
英子(魔法先生ネギま!):作中で同名の技を使用するが、こちらは「太陽を背にボールを投げつける事で、相手からは太陽が目くらましになってボールに対応できなくなる」と『ドラゴンボール』のものとは少し異なる。