29野島ちか → 30平沢唯 → 31巻上キミ子(アニメ「けいおん!!」における3年2組の出席番号順)|
概要
CV.豊崎愛生
中学校まではどの部活にも所属したことがなかったが、桜が丘高校進学を機に何か部活に入るよう幼馴染の真鍋和に勧められ、なんとなくどこかに入ろうかと考えるようになる。
その後、担任の山中さわ子に軽音楽を“軽い音楽”であると紹介されたことで、「軽い音楽なら簡単なことしかやらないだろうしいいか」と思い軽音楽部への入部届を提出した(※もっとも、軽音楽の由来はクラシック音楽などに比べると「軽い」「気軽に聞ける」という意味なので、唯の発想自体は間違っていない。また現実にも吹奏楽部を『水槽学部』と勘違いして入部する人がいるくらいなので、そんなに突飛な勘違いでもなかったりする)。
その後、本来の活動内容を知って不安になり、一度は辞退するつもりで部室に赴くも、そこで秋山澪と田井中律と琴吹紬の演奏を聴き、「これなら自分にもできる」と思い、また三人の様子が楽しそうだったので入部した。
なお、入部時点で楽器はカスタネットしか叩いたことが無いほどの音楽初心者だった (余談だが、そのカスタネットをうんたんとリズムを取り叩く様が非常にかわいい。実際にカスタネットが商品化された)。
高校卒業後は、さわ子に憧れて教員を目指し、N女子大学の教育学部に進学している。
髪は茶色(律より赤みが強く暗め)のボブカットで、右の前髪を黄色のヘアピンで留めている。瞳は髪と同じ色。
冬季制服ではスカートの下に黒いストッキングを履き、夏季制服では白いクルーソックスを履いている。
家では「ハネムーン」「いなかの米」などといったシュールな文言の入った部屋着を着ていることが多い。アニメでは幼少期から着ていることになっている。
プロフィール
人物
普段はのんびり屋だが好奇心は旺盛で、興味を抱いた事柄にはとことんのめり込む一面も持つ。
また、意外とお調子者。
人懐っこい性格で、軽音部員以外のクラスメイト達とも良好な関係を築いている。
集中力を一つのことにしか発揮できないタイプらしく、そのせいか学業は全般的に苦手。
初の中間テストではギターのコード練習に夢中になりすぎて追試を受けるハメになり、軽音部を早速廃部の危機に陥れた(追試対象となった生徒は合格点を取るまで部活動を禁じられているが、部員数が4人を切ると部を存続できないため)。
逆にその後、澪達に勉強を教わったら今度は100点を取るなど、一たび真剣に取り組んだことに対しては目覚ましい成果を挙げる。
もっとも、今度はコードの方を忘れてしまっていた。
軽音部メンバーでは、唯と同じく明朗快活な性格の持ち主である律とは特に気の合う間柄で、二人でよくはしゃいで暴走する。
一学年後輩の中野梓が入部してからは彼女を溺愛しており、「あずにゃん」と呼んでは事あるごと(例え暑い日でも)にじゃれついたり、キスをしようとしたり、焼きもちを焼いていると思うと喜んだりする。
『けいおん!college』でも彼女との再会を楽しみにしており、会ったらすぐに会えなかった分たっぷり抱きつくつもりだったらしい。
梓に限らずかわいい物や人に抱きつく癖がある(律曰く「くっつき魔」)。
真鍋和は幼稚園の頃からの幼馴染で、家族ぐるみの交流がある。澪からは「本能的に頼れる人物と感じたのであろう」と推測されており、実際に作中でも事あるごとに和が唯と軽音部を心配している様子が描かれている。
クラスメイトの中では、特に隣の席の立花姫子に懐いている様子である。
大学入学後に出会って早々やらかしてしまった和田晶も最初は怖がっていたがすぐに懐き、吉田菖にも不思議がられるほど邪険にされ続けているのにもめげずにくっついている。
家族
妹に一学年年下の平沢憂がおり、非常に仲が良い。
彼女とは髪型以外容姿が瓜二つだが、アニメ版では胸は唯の方が小さいらしく、律と一緒に澪の胸を羨ましがっていた(ただし、律や梓よりは大きめ)。漫画版では特にそういう設定はない。
憂が髪を解いて変装すると、さわ子以外は見抜くことができず、一緒にいるはずの律や澪からも「わからん」と疑われるほど。また胸は成長しているようで、近年の原作では大きめに描かれたり、唯はそれなりにある的な発言もされている。
家ではよくお菓子を食べてゴロゴロしているが、どんなに食べても太らない体質である。これについては背が高くスタイル抜群の澪だけではなく、紬やさわ子、さらに『きららファンタジア』のきららからも羨ましがられている。また、唯より小柄で細身の律も羨ましがるような発言をしていた。
暑さ・寒さ両方に弱いようである。
両親と同居しているが、なぜか作中ではほとんど顔を出さないスタンスを貫いている(これは唯に限らず、作中のほとんどの家族キャラに言えることだが)。
1期『けいおん!7話でクリスマスから年末年始にかけてドイツ旅行に出かけるラブラブなイメージや、2期『けいおん!!』第20話で彼女の両親と思わしき人物が学園祭を見に来ている描写がわずかにある程度である。
原作漫画では最終盤の受験回でようやく初登場と相成った。
アニメでの初登場は1期7話(声優は父が北沢力、母が夏樹リオ)であるが、本格的に顔を出したのは劇場版である。
母親もけっこうな美人だったため、唯の父親の勝ち組ぶりに嫉妬したファンも少なくなかったとか。
※背後にいるのが唯の母。
なお唯の母はcollegeにも顔出しで登場している。
唯以上の天然であり、今でも唯の髪を切っていることが判明した。
『highschool』でも憂の台詞に登場し、憂に起こしてもらっていることが判明している。
アホの子?
その言動から、特にアニメの視聴者からは「アホの子」扱いされることも少なくない。
実際に「うんたん」「うふふふーあはははー」「あ~い~す~」などなど、そのアホの子っぷりを象徴するシーンの多い唯だが、実はこれらは唯が自ら行ったものではなく、他のキャラの回想や想像・妄想の中の出来事であることが多い。
【例】
- 「うんたん」→第一話で和に何の楽器が出来るのか訊かれた唯が「カスタネット」と答えた直後に、唯もしくは和の脳内でカスタネットを叩く唯を想像したシーン。
- 「うふふふーあはははー」→第三話で再試に備えて自宅で勉強する唯を心配した他の部員3人が、唯が部屋のベッドで転がりスナックをほうばる様子を邪推してしまうシーン。
- 実際は勉強が全く出来てない予想は当たったものの、さすがにそこまで呑気ではなかった。
- 「ういーあいすー」「あーいーすー」→第八話でギターに熱中する唯に感心した憂が現在と照らし合わせる形で過去のごろごろ寝転がっている唯を回想したシーン。
……etc.
このため、本編未視聴でキャプチャ画像やMADなどで一部のシーンしか知らない人からするとかなりのアホの子に見えることもある。まあ実際多少はアホの子であることは変わりないのだが、そこまでひどくはなかったりする。
高校生活では、軽音部の一員として彼女なりの責任感を抱き、日々熱心に努力に勤しんでいる様子が見て取れる。
『けいおん!!』(アニメ2期)終盤や映画版では、そんな彼女の持つ意外な一面を垣間見ることができる。
また『けいおん!college』では音楽について知恵熱が出るほど考えるなど、将来についても真剣に向き合っている様子。
ちなみに知恵熱を出した結果、一時的に能力も性格も超優等生になった(本人はそのことを覚えていない)。
音楽活動
使用するギターはギブソン レスポール・スタンダード ヘリテージ・チェリー・サンバースト。
唯はこれを「ギー太」と名付けて、服を着せる、一緒にベッドで眠るなどしてかわいがっている。
本来は高校生の財力からすると高額(原作では14万8000円、アニメでは約25万円)な代物なのだが、楽器店が紬の実家の企業の傘下であったため、コネ(と紬の無言の圧力)でなんと5万円で購入できた。購入代金は全額お小遣いの前借り(月のお小遣いは5000円)である。
腕前については当初、楽譜も読めない全くの初心者であったが、上記のような「一度取り組んだらとことん集中・努力する」性格のおかげか、かなりの上達ぶりを見せている。
ただ、具体的な奏法や用語・コードなどの専門知識には現在も疎く、最初のうちは弦の張り替えなどのメンテナンスも怠っていたため、メンテナンスで楽器屋に持ち込んだ際に「ヴィンテージ?」と皮肉られるほど傷んでいた。
アニメ版では絶対音感の持ち主であるような描写が強調されており、合宿の際には自分の耳だけでチューニングを行って梓を驚かせていたほか、他のバンドの曲を一晩で耳コピする(また、それらの能力に本人の自覚があまりない)などの天才肌な部分を見せている。
ボーカル役は1年次の学園祭ライブに向けて自ら志願。
当初はギターを弾きながら歌うことができなかったが、後に顧問のさわ子から秘密の猛特訓を受け克服(しかしやりすぎて喉を枯らしてしまい、結局この時は澪がメインボーカルを務めることとなった)。
後に「U&I」「ごはんはおかず」などの一部の楽曲について作詞も務める。
卒業式の寄せ書き(けいおん!!第24話)
卒業の際には寄せ書きで、さわ子へ下記のメッセージを送った。
『さわちゃん、お(幸せ』に。♥
♥ 体大切 ♥
♥平沢唯(ギター)』
コラボ
「うんたん♪うんたん♪」
「けいおん大好き~!!」
「私達はいつまでも放課後です!!」
「白猫テニス」では2周年記念とのコラボキャラとして2018年7月31日~8月28の間に登場。
ステータス
ストローク | サーブ | テクニック | スタミナ | スピード |
401 | 341 | 328 | 354 | 396 |
スキル
LS | 試合中、平沢唯の応援によりハード属性のキャラは得点時にスタミナを50回復、失点時はスタミナを10回復する。 |
AS1 | 試合開始から、3分59秒間の夢の時間。その間、特殊状態になり、5打球ごとのジャストショットが付与され、ラケットを絶対に離さなくなる(ラケット落下無効)。 |
AS2 | ジャストショットで返球時、相手に10秒間魅了を付与する。 |
SS | 打球までのタップ数で、速さ・打球時のスタミナ回復量・SSで得点時のSSゲージ回復量が異なる飛燕ショット。最大10タップではSSゲージが60%回復し、味方全体のスタミナが100回復する神速飛燕ショット |
キャラ性能としてはストローク力が高めのハード・スター属性のスピードタイプで「夢の時間」によりラケットを離さず、ジャストショットで魅了付与や連打する必要があるが目にも止まらない飛燕ショットの強さや味方のスタミナ回復等攻守にも使える。
反面デメリットとしてスキルの最大発動がしにくく、特殊能力は時間制限があり、スタミナ消費経験も所持していないのでプレイヤーの腕が試される短期決戦向きのキャラクターである。
オススメのギアはSSゲージやスイングエリアを増加させられる。マリクシャムスやスイングエリア拡大とスタミナ軽減を持つ豊穣飾縄やギアズ・フェイトか。
特点が入るとうんたんやギター演奏などアピールをする。
オンライン対戦では「夢の時間」の影響からダブルスでは戦いやすい一方でシングル戦ではライバルの多さから苦戦しやすい。
特に飛燕ショットを瞬間移動で捕らえやすいミューエ、ボレーでタップの隙を与えないセアーラ、ルカ、ソアラは天敵で、同じくハード属性かつジャストを狙いやすくスタミナの少なさを自身のスキルで補完している中野二乃や中野五月等ライバルも多い。
コラボキャラ故かこれといった上方補正も行われておらず、依然として厳しい状況に立たされてしまっている。同じくコラボ出演した中野家には上方補正されたのに...。
同時期に登場していたコラボキャラには某声優多発作品から登場していた澪と律の声を担当していた女児高生がいる。
後に梓と同じ苗字で中の人も同じなコラボキャラや唯と同じ声優を担当した人と因縁のある魔法使いが登場した。
また唯をはじめとしたコラボキャラには全てスター属性がついている。
関連イラスト
中の人繋がり
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