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さかなクン

さかなくん

さかなクンとはイラストレーター、タレント、魚類学者、東京海洋大学客員教授でギョざいま〜す。
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概要でギョざいます!編集

神奈川県綾瀬市出身。年齢は非公開であるものの、ドランクドラゴン鈴木拓とは中学・高校の同級生であることを明かしている。(なので、鈴木の年齢さえ把握していれば彼の年齢も分かってしまうのだが…。)

本名は宮澤正之(みやざわ まさゆき)。テレビなどでは触れることはないが、自身の著書や執筆に協力している『釣りバカ日誌』などで公表している。

父は囲碁棋士宮沢吾朗九段。

アナン・インターナショナル所属。


「さかなクン」の名前の通り無類の魚好きであり、魚類学者としての活動を中心に、タレント・イラストレーターなど幅広い分野で活動している。また東京海洋大学の名誉博士号を持ち、同大学の客員教授を務めている。


その名前から敬称をどのようにつけるべきか悩まされる人物の一人。本人は「さかなクン」と(すでに「クン」が付いているので)呼び捨てでよいとしているが、一部では「さかなクンさん」や「さかなクン君」と呼ばれており、本人が後で訂正することもある。


甲高い声や落ち着きの無い仕草の他、バラエティー番組では「ギョギョー!」という独特な叫び声を上げるなど、強烈なキャラクターの持ち主である。

また、会話や文章の中では「ギョ語」「さかなクン語」と呼ばれる特徴的な表現を用いる。

基本的には「ゴ」を「ギョ」と置き換えて発音・表記し、例えば「すギョい」「○○でギョざいます」といったようになる。ただし、地名や人の名前などの固有名詞の場合はそのままであるため「タツノオトシゴ」は「タツノオトシギョ」にはならない。

また「一期一会」→「一魚一会」などの熟語や「ゴミ」→「ギョミ」など、二文字の単語でも同様である。

驚いた時やテンションが上がっている時などは、感嘆詞として「ギョギョ!」を用いる。


しかし、本人のこのハイテンションなキャラクターや特徴のある話し方が批判の対象になることも少なくないようで、過去に自身のFacebookで「声が耳障り」「落ち着きがない」「テレビから消えて」などのインターネット上の書き込みを目にしたことでショックを受け、悩みすぎて発熱してしまったという投稿をしている。


ハコフグちゃんのことでギョざいますね〜編集


ハコフグの帽子がトレードマークで、バラエティー番組に出演する際は必ず被っているほか、固い番組や記者会見のみならず、後述するように国会の参考人質疑(原則帽子着用は禁止。後述)や今上天皇が出席する会(宮内庁の承諾済み)に至るまで、公の場面ではほぼ必ずハコフグの帽子をかぶっている。「『さかなクン』としての皮膚と同じ」であるとのことである。

『さかなクン』の本体は上の魚で、人間である宮澤正之氏に寄生している」とネタにされることもある。本人も基本的には「体の一部」として扱っており、人前で脱ぐようなことはないものの「帽子である」こと自体は否定していない。


このハコフグ帽子は複数種類が存在しており、基本的には上側と斑点部分が青、下が黄色と白のカラーリングとなった、ぬいぐるみ素材のものを着用している。

普段は冬用と夏用(メッシュ加工されていて通気性が良い)を季節や場所に合わせて被っており、これ以外にも本人がYouTubeチャンネルで紹介しているものでは

  • ウェットスーツ生地で作られた水中用
  • 黒×黄色のカラーリングのもの(クロマキー合成のためのブルーバックだと透けてしまうので、上の青い部分が黒になっており、白い斑点が付けられている)
  • 大学の教壇に立つ際などに着用する学帽(上側が学帽のように角ばった形になっており、学章がついている。こちらも夏冬両方あり、さらにこちらも黒いカラーリングのものがある)
  • 目以外が全て銀色になっているもの
  • ヘルメット

がある。

さらに、氷結のCMで東京スカパラダイスオーケストラとコラボした際に着用していた、目以外が全て黒になっているレザー調のものや、水木しげるのお別れ会で着用していた、クロマキー用とは別の黒×黄色のもの(白い斑点がない)などが確認されている。

本人によれば、『どうぶつ奇想天外!』に出演した際、スタッフに「印象が薄い、一目でさかなクンだと分かるようなインパクトが必要だ」とアドバイスされたことで考案したとのことである。もともとは帽子ではなく着ぐるみなども考えていたが、子供の頃水槽の中で他の魚にいじめられながらも懸命に泳ぐハコフグの姿を思い出し、「ハコフグに元気をもらおう」と、自身で五面図を描いて作ってもらった。



略歴でギョざいます!編集

「さかなクン」というのは子供の頃から呼ばれていたあだ名である。


高校3年生であった1993年テレビ東京の番組「TVチャンピオン」の「第3回全国魚通選手権」に出演した事をきっかけに魚に詳しい素人として知名度を上げる。

高校卒業後、当初は東京水産大学(現在の東京海洋大学)に入学を希望していたが受験に失敗し、日本動物植物専門学校(現在は廃校)に進学する。水産科志望であったが、入学時点で廃止となっていたためアニマルケアー科に進んだ。


専門学校卒業後、一度は魚類専門のペットショップに雇われ店長として就職し、その後水族館や観賞魚の販売店など魚に関係する仕事を複数経験する。

寿司屋で働いていたある日、店で魚のイラストを描いたところ他の店や企業からも絵を依頼されるようになった。ここから、アルバイトをしながら兼業でイラストレーターとして活動するようになる。


とあるテレビのドキュメンタリー番組に出演したことで現在の所属事務所の会長に声をかけられ、タレント活動に加えイラストレーターとしての展示会やサイエンスライターとしても活動するようになる。


魚類学者なのでギョざいます!編集

さかなクンは子供の頃から魚に詳しく、学校では「博士」等と呼ばれる事があったという。


魚以外の海洋生物爬虫類両生類にも詳しく、中学3年生のときには学校で飼育していたカブトガニの人工孵化に成功し、新聞で取り上げられた。(カブトガニの人工孵化の成功例は非常に珍しい)


また、生きている魚だけでなく魚の料理法にも詳しく、原型を留めないまで調理された魚を食べて種類を当てたり、刺身を食べて産地を推測する事もできるといわれる。


全国の研究者と密に連絡を取り合っているほか、小さな町の漁師たちとも親しくしており、オフの日には船に乗せてもらって漁に同行し、情報収集しながら漁を手伝うこともあるという。

その豊富な知識と交友関係の広さから、国内外の本職の魚類学者たちからも一目置かれる存在となっており、「魚の種類がわからないときはさかなクンに聞け」という与太話が半ば本気で語られるほどである(現代では学問の専門化・細分化が著しく、本職の魚類学者でも専門外の魚に通じているとは限らない)。


功績でギョざいます!編集

平成22年(2010年)、絶滅したとされていたクニマスの再発見および生存確認に大きく貢献し、一躍話題となる。

かねてより親交がある京都大学教授の中坊徹次氏にクニマスのイラストを依頼された際、参考のため近縁種のヒメマスを全国から取り寄せた所、山梨県の西湖から取り寄せた固体がヒメマスとは異なる事に気付く。その固体を中坊教授の元へ持ち込んだ所、解剖や遺伝子解析からクニマスである事が判明。

この功績により、さかなクンらクニマスの発見に貢献した人達は、平成22年(2010年)12月22日に行われた当時の天皇陛下の記者会見にて、魚類学者でもある明仁上皇から名前を挙げて賞賛されている。


エピソードでギョざいます!編集

水木しげるの大ファンで、妖怪にも詳しい。本人によれば「もし魚に興味を抱かなかったら『妖怪クン』になっていたであろう」とのこと。

また、幼少期はトラック(特に清掃車)を好んでおり、現在の愛車は1980年昭和55年、本人曰く「ギョじゅうギョねん」)式三菱ふそうキャンター(FE型、2トン積み)。購入は2010年頃。そのエンジン音と車内のレトロな雰囲気をいたく気に入り、事務所のスタッフが北海道まで足を運び発見、購入となった。


中学校時代、「吹奏楽部」を水槽学部」と勘違いして入部した。勘違いから始まったが部活自体は熱心に取り組んでおり、現在でもサックスとバスクラリネットの演奏はかなりの腕前で、2016年には東京スカパラダイスオーケストラとCMで共演している。


父がプロ棋士ということもあり、本人も囲碁を得意としている。


芸能にはあまり興味がないようで、邦楽界で浜崎あゆみが全盛だった頃も彼女の存在を知らず、その愛称である「あゆ」を「」の事だと思っていた。


魚類に対する並外れた知識や、ひょうきんなキャラクターながら意外と高い地位の人である事から、ネット上にて、さん付けで「さかなクンさん」と呼ばれたりしている。


2020年2月12日、第201回通常国会・参議院国際経済・外交に関する調査会にて参考人として意見陳述した。

それに際し「『通常の服装』でよいか」と本人が要望し、事前の理事会で帽子着用について話し合われた。

国会内では「品位や礼節を欠く」という理由から、帽子、外とう、襟巻、傘、つえの類の着用・携帯を衆議院規則213条及び参議院規則209条によって禁止しているが、理事会では「品位や礼節を欠いたものにはならない」と全会派が賛同したため、晴れて「本体」と共に出席が認められた。

また、国会審議では「○○君」と敬称を付けることになっており、当初は「さかなクン君」と呼ばれていたが、「しっくりこない」という理由で、途中から本人承諾のもと敬称略になった。ただし議事録では「さかなクン君」と表記されている。



「帽子は皮膚の一部」さかなクンが帽子着用で参院調査会出席 - 日本放送協会(NHK NEWS WEB) 2020年2月12日


2022年に劇場公開された自身の自伝の映像化版である「さかなのこ」では、本人役ではなく、よりにもよって「言わば『さかなクン』に成りそこなった、世間からは『危ないおじさん』扱いされ(ただし冤罪)物語からは途中で消え去る人物」を演じている。(なお、若い頃のさかなクンであるミー坊を演じるのは、女性俳優ののん氏)


何事でギョざいますか!?編集


2021年6月21日からの週にキッチン戦隊クックルンへ出演。

例によって魚の知識を遺憾なく発揮していた、のだが…

6月22日回に怪人攻撃(人格変化)流れ弾を受けたさかなクンが、翌23日回にてまさかの闇堕ち

なんと「海と魚が嫌い」になり、好きなものは「山ときのこと公言。

決め台詞に到っては「ギョギョギョなんて気持ち悪いこと言わない」とまで言い放つ始末。

慌てたポセイ丼が「逃げちゃダメだ」とメタネタに走るなどカオス展開を見せたが、最後は弱点の水を掛けられてあっさり復活した。


…そして「なぜきのこだったのか」という謎が残された。


関連動画でギョざいます!編集


関連タグでギョざいます!編集

魚類学者 学者 専門家

タレント イラストレーター

ハコフグ クニマス

さかなクンさん さんをつけろよデコ助野郎

さかなクン博士

天装戦隊ゴセイジャー:さかなクン博士として登場。海洋生物の蘊蓄をたっぷり説明してくれる。

あまちゃん:本人役で出演

キッチン戦隊クックルン

さかなのこ:さかなクンの半生を綴った自伝的映画

花寺のどか:おなじく「吹奏」と「水槽」を勘違いする場面がある。

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