概要
学者とは、何らかの学問の研究や教授を専門とする人、およびその職業の総称である。
pixivにおいては、主に「ファイナルファンタジーシリーズ」のジョブのひとつである学者の意味で使われている。一番多いのは「ファイナルファンタジー11」の学者に関するイラストである。
FF3の学者
初出。「しらべる」で敵のHP、「みやぶる」で弱点をそれぞれ調べることができる。
武器は本であり、戦闘の際にはこれを使ってゴンゴン殴るというイロモノ系のジョブでもある。
ちなみに、本を武器にするというアイデアはFF2のバグ技である魔法の本の装備が元ネタ。
作中では、魔道士ハインのバリアチェンジを破るために使用することになるジョブ。しかし、そこを過ぎるとほとんど出番がない、ハイン戦限りの一発屋的な扱いだった。
DS版では「しらべる」でHPと弱点の両方を調べられるようになり、さらに敵にかかっている補助効果を打ち消す効果も追加。これに伴い、「みやぶる」は廃止された。
また、クラス3までの白魔法・黒魔法が使用可能になったほか、アイテム使用時に効果が2倍になる『アイテムの知識』がジョブ特性として付与され、FC版と比較すると格段に強くなった。
ただし、体力が全ジョブ中最低の凄まじい虚弱っぷり。目に見えてHPが伸びなくなるため、あまり長居はしたくないという側面も持つ。
なお、このジョブにすると全員眼鏡をかけ、レフィアはツインテールに絶対領域のいでたちとなる。
FF11の学者
オンラインゲームの「ファイナルファンタジー11」(FF11)で、拡張ディスク「アルタナの神兵」で追加されたジョブ。
公式サイトの説明では「水晶大戦中、各国の軍師として活躍した軍学者。
古の戦術魔道大典「グリモア」にも精通しており、 戦況に応じて2つの魔法大系を使い分けて諳じる。」とある。
しかし、学者の人気はそのアーティファクト(AF)のグラフィックにあるといえる。シュルツ流軍学塾生の制服という設定のその服は、学者というより学生であり、今までの装備にはないものである。特に女性用のものはスカートになっており、多くのミスラやヒューム♀がそれを着るために学者のレベルを上げたという噂もある。
但し、残念なことにタルタル♀はスカートではなくズボン。多くのタルタル♀達を悲しませている。pixivで見かけるタルタル♀学者のイラストは多くの場合スカートである。
現実ではかなわない夢をせめてイラストだけでも…ということなのであろうか?
FF14の学者
巴術士の二つある上位ジョブの一つ。タイプはヒーラー。
もう一つは召喚士で、こちらは魔法DPSとなっている。
武器は引き続き魔道書だが、召喚士とは別の専用装備となっている。
第五星暦時代、バイルブランド島で栄えていた都市国家「ニーム」がルーツ。
魔法の全盛期において海兵を主たる軍事力としていたニームにおいて、軍学を修めた学者の指揮と支援によって、精強の兵力を誇ったという。
使い魔「フェアリー」と契約し、彼女達の持つ癒しの力と、ニーム伝来の戦術を組み合わせた攻撃魔法を操る。レベルが上がると一時的にフェアリーの代わりに「セラフィム」を召喚し、より強力な回復魔法が使えるようになる。
白魔道士のような即時にダメージを回復する「ピュアヒーラー」と異なり、事前に詠唱する事でバリアを張り、攻撃を軽減する「バリアヒーラー」と呼ばれるタイプ。
かつては「エオス」「セレネ」2種類のフェアリーの使い分けによって支援方法を選択できたが、その後仕様が統一され、パッチ6.4でセレネが廃止となった(代わりにフェアリーをカーバンクルに戻す事が可能に)。
学者のジョブクエストは、強大な力を誇ったニーム海兵団の復刻、そしてニームで蔓延した奇病「トンベリ病」の治療法確立というストーリーになっている。プレイヤーはニーム時代のフェアリー・リリィベル、海兵団復刻を目指す斧術士アルカ・ゾルカと共に、トンベリ病の原因の追究と解決を目指す。
クエストは映画「フルメタルジャケット」のパロディもあり、新生海兵団の合言葉が「海兵魂!」な事もあって全体的に脳筋のイメージ。その為、特に脳筋ではない筈の学者にも同じ属性が付与されがちである。
「暁月のフィナーレ」で実装される賢者はバリアヒーラーの後輩に当たるが、学者にウザ絡みしては「海兵魂!」の一喝と共に容赦なく魔道書を脳天に落とされる(そして傍観する白魔道士と占星術師)のはお約束ネタ。
2021年9月18日公開のジョブアクション動画では、他のジョブは派手な新技や新しいコンボが披露されて沸き立つ中、学者の新アクション「疾風怒濤の計」は「全体バフに加え、戦闘中でも移動速度が上がる」という仕様が明らかとなる。
紹介動画では移動速度上昇後にトコトコ走って敵に近づく姿が紹介。あまりのシュールさに速攻でネタ動画が作られ、さらにゲーム情報サイトでは単独記事まで立ち、大いに盛り上がった。
とはいえ、戦闘中でも移動速度が上がるという仕様は、複雑かつ迅速な対応を求められるギミック処理においては強力な援護となる。高難易度コンテンツではおおいに活躍し、零式最速クリアを競うワールドレースにおいても、トップチームが学者を採用していた事で話題となった。
ただあまりにも有用だった事もあってか、パッチ6.1で効果時間が半分となってしまった。それでも十分使えるのだが……
FFTA2の学者
ン・モゥ族のジョブ。
FFTA2にて追加された。FF3と同じく武器は「本」および「辞書」
FFTAの世界が「グリモア」と関わっているが、11と違いジョブ自体は関係ない。
種族攻撃が得意で、攻撃範囲はマップ全域となっているものが多い。
ちなみに登場する「本」はFFTで言う財宝「サウンドノベル」だったりする。
これは時間軸がFFTA2(過去)→FFT(未来)と来るから、らしい。