概要
1963年から製造・販売が行われている。三菱ふそうトラック・バスが三菱重工業の一部だったころに誕生したことになる。
1970年に三菱重工業から三菱自動車が独立した際にそちらに移管、さらに2003年に三菱自動車のトラック・バス部門がドイツのダイムラーベンツに移管・「三菱ふそうトラック・バス」と改名した際、そちらに移管している。
1.5トンクラスに関しては、5代目(1985年から1993年まで)の途中(因みに1987年)から7代目(2002年から2010年まで。ただし一部車種は2011年まで継続)まで、「キャンターガッツ」と名乗っていた。なお、キャンターガッツは、2013年から2019年8月まで、日産自動車の1.5トントラックであるアトラスの三菱ふそうバージョンとして発売されてはいた。
8代目(2010年から日本市場では2020年まで)と現行モデル(9代目、2020年11月から)に関しては、2014年9月から2023年12月にかけてUDトラックスディーラーでも販売されていたが、キャンターと名乗らなかった(ちなみにカゼットという名称が付けられていた)。また、2012年11月から2021年1月にかけて日産自動車のディーラーでも売ってもらっていたが、ここでもキャンターと名乗っていなかった(因みにNT450アトラス)。
7代目ではイメージキャラクターに矢沢永吉を起用したものの、あの不祥事の影響もあってか、短期間の起用に終わってしまった。
近年、海外のプラモデルメーカよりロケットランチャーを改造して積み込んだテクニカル仕様の模型が発売された。ダンプの荷台で発射角を調節するものと、航空機用ランチャーを足場に乗せているだけの2種類発売されている。
トラックのキャンターではないが「キャンター」の名称が付く車種として、2014年に中東向けに日産のNV350キャラバンを「キャンターバン」として輸出している。