概要
(新三菱重工→三菱重工業→三菱自動車→)三菱ふそうトラック・バスが製造・販売しているマイクロバス。1960年から製造・販売が行われており、現在製造・販売が行われているのは、1997年10月に登場した4代目。
初代について
実は、初代に関してはやや込み入った部分がある。
初代は新三菱重工が製造・販売していた3トン積みピックアップトラック(後にキャブオーバータイプも加わる)であったジュピターのプラットホームを使ったものであったが、実は新三菱重工同様、(初代)三菱重工業を起源とする企業であった三菱日本重工業も、1963年に、2トントラックのキャンターのプラットホームを使ったふそうライトバスの生産・販売を始めてしまっていた。そのふそうライトバスを、新三菱・三菱日本(および三菱造船)合併による(2代目)三菱重工業成立後の1966年にリニューアルした際にふそうライトローザと改名してしまった。結果、三菱は2種類のローザを抱えてしまった。
そしてこの状態は、三菱自動車が三菱重工業から“のれん分け”されてからも続いてしまっていたが、1973年に2代目に置き換わる際にようやく解消されたのであった。