解説
日本語の言葉の一つ。二字熟語「一期」「一会」が組み合わさり、慣用句となった四字熟語である。スル動詞をもたない普通名詞。
普通名詞としては『一生に一度だけの機会』を意味する。より具体的には旅先や仕事などでの出会いにおいて、初めてないし何度か会った人(物が対象になることもある)に対して「この出会いは一生に一度きりの大切なことだ」と捉えることをいう。ここから派生して『この一瞬を大切に思う、これきりかもしれないこの出会いを大切にする』という意味でも使われる。
この四字熟語の由来は、茶道家の千利休が言ったとされる「一期に一度の会と思って亭主を畏敬すべし」という言葉とされている。「毎回同じ相手と行う茶会であっても、今日行われる茶会は一生に一度だけであるため、心を尽くして臨むべきだ」という意味を持っているものと伝えられて今日に至る。
マインドウェイブの一期一会
ファンシーな意匠の文房具を扱う日本の企業「株式会社マインドウェイブ」が2004年から販売開始している商品の一つである。2011年7月まではカタノトモコ氏のデザインを起用していた。のちに短編テレビアニメーションが2シリーズ製作され、『キッズステーション』チャンネル内にて放送された。
作品名 | 放送開始日~終了日 | 備考 |
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一期一会 恋バナ友バナ | 2007年10月20日~2018年1月26日 | 1話の長さは5分、全13話。高校生の日常生活をつづる作風 |
一期一会〜キミノコトバ〜 | 2010年10月24日~2011年1月30日 | 1話の長さは5分、全13話。女の子の日常生活をつづる作風 |
Pixivでの傾向
普通名詞
「一期一会」の抽象的な概念を各ユーザーの主観で作品化したもののほか、投稿者が作品を創ったときの心情として当タグを付けることもある。
「一期」の読みは『苺』と同音、つまり同音異義語であることから、これらの絵のように「イチゴとの遭遇」というダジャレが描かれているものもある。
マインドウェイブ
投稿数は少な目だが、アニメーションに登場する作風やシチュエーションに意図的に類似させた作品が存在する。なお原作オリジナルキャラクターを描画したものは存在せず、他作品の版権キャラクターに置き換わっている。
関連タグ
苺 キッズステーション 初対面 フォレスト・ガンプ/一期一会
千利休(Fate)/???(リンク先ネタバレ注意):『Fate/Grand Order』に登場するサーヴァント。この四字熟語を由来とした宝具を使用する。