概要
ありとあらゆることを知り、ありとあらゆることを成すことができる能力。
『全』てを『知』り『全』てを『能』う(出来る)。
現実においてはアブラハムの宗教の神や、各神話における最高神(ゼウスなど)が所持しているとされることが多い。
創作物においては主人公やラスボスなどにこの能力を持つ者が多い。
ストーリーとして『実は真の全知全能ではなかった』『実は弱点があった』など、いかに全知全能を自称他称される相手を攻略するかで盛り上がることが可能だからである。
「そもそも全知全能であることは可能なのか?」という問題には論理学などの難しい話が絡んで来るが、その辺りを詳しく知りたい場合は各自ググったりwikipediaなどを参照のこと。
極めて簡単な例については下記の項目で記す。
全知全能の実現性
『神は全知全能である。そのため、神は誤ることがないし不可能なことも無い』
例えばこの一文があったとして、単純に「神様ってすげー!」「さすが神様!「神様最高!」で済めばいい話しではあるが、いつの時代も人間は色々と考えてツッコミを入れるモノである。
あとは宗教的な問題で相手の神をただ認めたくない場合などにも議論される。
この一文についてそれが真実であるかどうかを考えると色々と問題というか、ツッコミどころが出て来る。簡単な例としては下記の物。
例:「神様!神様でも絶対に倒せない存在を生み出して!」
→生み出せたとしたら、倒せない相手が存在することが神は全知全能ではない証となる。
→生み出せないとしたら、生み出せないこと自体が神は全知全能ではない証となる。
→結局のところ、全知全能の存在とか居ないのではないか?
となる。
また、宗教的な問題では「神様が全知全能で最強なら、なんで神様は悪魔を滅ぼさないの?」や「全知全能の神様が創ったのに、なんで悪魔がいたり人間の中に悪人がいるの?なんでわざわざ不完全にしたの?」などの問題も昔から議論されている話題である。
これに対しては「神の考えは人間には推し量れない」「それらの存在は必要なものである」など、宗教側の言い分も色々あったりする。
関連タグ
神 超自然的存在 最強 デウス・エクス・マキナ チートキャラ 厨設定 矛盾 オールマイティ
ユーハバッハ:同名の能力を有する。
チートライダー:全知全能に両足突っ込んだ者もいる。
全知全能の書:仮面ライダーセイバーの物語の根幹を成すキーアイテム。
オティヌス、アウレオルス:真に全能であるが故、不都合な結果を自ら叶えてしまうリスクも抱える。
異世界もの:主人公が転生特典(転生チート)等を経て全知全能となることも珍しくない。
全知全能のミロク:見ての通り、肩書きが全知全能。