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異世界もの

いせかいもの

異世界を舞台・ジャンルにした作品のこと。
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概要

現実とは分けられた異世界舞台ジャンルとした作品
主に現実から異世界に転生するなどした作品のことを指す。
現実と関係ないハイファンタジーの場合はわざわざ異世界と言う必要がない為、こう呼ばれることは少ないが、好きな人が「世界観厨」と揶揄されたりもする(ハイファンタジーは外観観賞用と感情移入用に分けられていて、感情移入用のものは異世界ものに似ている。外観観賞用もメタな笑いの対象になることがある)。
特に近年ではタイトルに「異世界」を冠する作品が増えており、マンネリ化も懸念されるが・・・?

タイトル名に「異世界」という言葉を冠する作品の一覧

※pixiv内に記事のあるものを掲載。


異世界チートもの

所謂異世界ものの一ジャンル。
異世界転生/異世界転移した主人公が、チート能力を手に入れて大活躍し周囲からモテモテになる」というのが「異世界チートもの」。小説投稿サイト『小説家になろう』で人気となり有名になった事から、「なろう系」と呼ばれていた事もある。

チート能力については神様から授かったり転生前の能力を活かすという関係上「特に苦労せずに使いこなして事件を解決し、名声を手に入れていく」という作品も多く、その場合は主人公の悩みや葛藤が深く掘り下げられる事は少ない。

ただし、その反動で主人公側にあまりに都合が良すぎる内容になりやすく反感を買われやすいジャンルになっているのも事実である。
「何らかのチート能力を持ち、女からもモッテモテ」という主人公像自体は、それこそ大昔の神話英雄譚の時代から描かれ続けているごくごくありふれた類型ではあるのだが、「現代の一般人が異世界に転生する」という感情移入や自己同一視させやすいギミックを組み込んだがゆえに、却って読者と作者の価値観の違いが際立ちやすいという側面があり、きちんと読者を作品へ没入させてキャラに共感させるだけの説得力のある表現が出来ていなければ、作者自身の自己陶酔やエゴとして受け取られかねないという点は否めない。
加えて、近年はあまりに乱立しすぎたせいでマンネリ陳腐化が激しく、出だしから話の展開まで似通った内容ばかりになっている事も問題となっている(イヤボーン」/「死神ピカー展開)。
書く人は、「お約束だから」という考えのみで主人公の死や転生を描かないように注意しよう。

流行の背景(独自研究を含むため参考程度に)

異世界転生もの、特に異世界チートものが流行した理由については、人々が現代社会で生きるのに疲れ果ててしまったという背景が大きい。

異世界に転生する手段としての「死」は「スクールカーストでの敗北、仕事がうまく行かないなどが原因で、周りに存在を否定されてしまった」「この世への絶望(この世に人間の醜い欲望が渦巻いている、人間の体では到底解決できない悩みがあるなど)」「別の時代(過去、未来)にトリップする伏線としての“人生の終焉”」を意味していることが多い。
また、チート能力で苦労せずに事件を解決していくのも、「努力するなんて馬鹿馬鹿しい」「楽して生きていきたい」という考え・願望が投影されていることが多い。
これには、21世紀に入っても不景気からなかなか抜け出せず、いじめブラック企業が社会問題化し、「努力しても報われない」「正直者が馬鹿を見る」状態が続く日本社会への失望が大きく影響している。

そんな状況が、思春期の子供や冴えない社会人が陥りがちな「自分は生きていてはいけない人間なんだ」「こんなにもクソな世の中から亡命したい」という深い絶望感や「天才的な才能を手に入れてみんなからちやほやされたい」という承認欲求を育み、「異世界に転生しチート能力で苦労せずに軽々と物事を解決し周囲に認められていく」という現実逃避に酔いしれる事ができる世界観に人々は魅了されていったのである。

異世界チートものの流行は、今の日本人が追い詰められている事の裏返しなのかもしれない…

関連タグ

異世界 エンターテインメント作品のジャンル一覧
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