概要
1997年に開場し、同年よりプロ野球チーム中日ドラゴンズの1軍本拠地となっている。なおナゴヤドームが完成するまでドラゴンズの本拠地だったナゴヤ球場は、現在2軍の本拠地として活用されている。所有及び運営者は、球団の系列会社である「株式会社ナゴヤドーム」。
医薬品事業などを手掛ける興和グループ(旧・興和創薬)との命名権(ネーミングライツ)契約により、2021年より5年間「バンテリンドームナゴヤ」という名称を使用する。
この球場の特徴として、三菱電機社製の「オーロラビジョン」である「106ビジョン」(106でどおむ)が挙げられる。開設当初のスコアボードはCRTだったが、2008年にLEDに取り換えられ、ハイビジョン対応となった。セ・リーグ本拠地球場では最大、日本の野球場では福岡ドームに次ぐ2番目の大きさ。マウンドも硬めでフェンスも面積も大きいことから、圧倒的投手有利球場の代表格となっている。
仮にセリーグ首位のチームでもここの試合になると連敗することも決して珍しくない。
それ故に魔境とも揶揄される事も…。
バックネット裏3階の放送席は、3塁側からJ SPORTS・CBCテレビ・東海テレビ・NHK(テレビ・ラジオ両方)・東海ラジオ・CBCラジオとなっている。それ以外にも放送席を持たない中京テレビ・テレビ愛知・メ~テレ・サンテレビなどが使用するフリーの放送席がいくつかある。また、CBCテレビや東海テレビが副音声企画などに使用する部屋もある。
新広島市民球場と同じく開催試合は原則BSなどで放送される事はなく、地上波も中日新聞絡みからかCBCか東海テレビの放映がメインとなる。
最寄り駅は名古屋市営地下鉄名城線のナゴヤドーム前矢田駅が近い。それもドーム方面の連絡橋と直結で徒歩5分程度の距離でつき、来客用の駐車場も完備している。本ドームの直ぐ側には同連絡橋内でイオンモール ナゴヤドーム前店と繋がっているため、近辺でショッピングも楽しめるようになっている。このようにバンテリンドームナゴヤへと改名したが、駅名や周辺施設などの名称はナゴヤドームの名が残されている。