概要
1937年落成、運営会社は後楽園スタヂアム(現・株式会社東京ドーム)
読売ジャイアンツ(巨人)と日本ハムファイターズのかつての本拠地球場。フランチャイズ制が敷かれたばかりの頃は、国鉄スワローズや毎日オリオンズなども本拠地球場としていた時期があり、日本シリーズで関東の他球場が使用できない場合の代替球場としても使われた。
巨人の主催試合では長嶋茂雄の天覧試合でのサヨナラ本塁打と王貞治の756号本塁打を放った球場として有名。
日本ハムは前身の東映時代である1971年8月21日の主催試合(対西鉄戦)にて、高橋善正が完全試合を達成している(2023年時点でこれが球団史上唯一の完全試合)。
1981年の日本シリーズは巨人と日本ハムとの対戦となり、史上初(かつ唯一)の全試合同一球場での開催となった(結果は4勝2敗で巨人の勝利)。
1988年に後楽園競輪場跡地に後継球場である東京ドームが落成する事にともない、前年の1987年に開催された巨人と西武ライオンズの日本シリーズを最後に球場としての役目を終え解体。2024年現在、跡地は東京ドームホテルになっている。
フィクションでの後楽園球場
『大戦隊ゴーグルファイブ』ではゴーグルファイブの基地「未来科学研究所」はこの地下にある設定で、後楽園ゆうえんちに秘密通路がある。
巨大母艦ゴーグルシーザーの発進時は、後楽園球場が巨大エレベーターにリフトアップされる形で上昇する。発進時は、試合中であることが多い。
物語終盤において、暗黒科学帝国デスダークの幹部マズルカの体内に埋め込まれた爆弾により研究所は壊滅する。
試合中にリフトアップするのであれで試合に支障が出るのでは?と揶揄されるが、マズルカの自爆で地上に影響が出なかったことを考えるとリフトアップ時の反動が出ない様設計されていたと考えるのが妥当かもしれない。
実現はしなかったが基地の商品化も検討されていた。
『エスパー魔美』では高畑さんが後楽園球場に植えられた芝の本数を即答(実は一定面積あたりの平均本数から出した概算数)して、魔美の超能力を暴き出そうとしていた先輩を撃退している。
『ちびまる子ちゃん』では劇中の設定が1970年代だったこともあり巨人ファンの
まる子の父ひろしが後楽園での巨人主催試合のTV中継を見たり、同じく巨人ファンの花輪クンがヒデじいと一緒に後楽園球場に観戦に行った描写があった。