解説
建築における屋根の形式のひとつで、英語のつづりは「dome」。
なお、日本語では丸屋根などと呼ばれる。
通常、中心部に柱等の支えを必要とせず、建築方式の一つとして合理的。
また、アーチとの類似点が多い。
歴史
古くから用いられ、推測によると一万年前から用いられている可能性が存在するとも言われる。
特にこの形式を利用した建造物として有名なのが岩のドーム(エルサレム)やアヤソフィア(トルコ)。
また、ロシアのたまねぎに似た形状のドームはロシア建築の特徴ともなっている。
(聖ワシリイ大聖堂、よくクレムリンと混同される建築物が特に有名)
なお、イタリアの教会堂などにみられる屋根上部に突出した屋根より小さい構造物は「キューポラ」(cupola)と呼ばれる。
(英語における発音は「クーポラ」の方が近い)
その他
近年においては球場などに用いられる建築様式でもあることから一般にも浸透している他、建築用語以外でも用いられる。
(コンサートなどの興行で行われるドームツアー、スノードームなど)
関連項目
建築物……エルサレム神殿(岩のドーム) タージ・マハル サン・ピエトロ大聖堂
球場……札幌ドーム 東京ドーム 西武ドーム ナゴヤドーム 大阪ドーム 福岡ドーム ロジャース・センター(スカイドーム) T-モバイル・パーク(セーフコ・フィールド) チェイス・フィールド(バンクワン・ボールパーク) 高尺スカイドーム