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概要編集

インド北部のアーグラ市にある墓廟。伝説的な美しさを誇る建築物としても有名。

ムガル帝国5代目皇帝のシャー・ジャハーンが1631年に亡くなった妻のために建立。しかし、息子のアウラングゼーブが親族同士の骨肉の争いの果てに王位の座に就くと同時に、死ぬほど憎んでいたシャー・ジャハーンをアーグラ城塞(こちらも世界遺産)に幽閉した。


その後、シャー・ジャハーンは牢の窓格子から毎日、 タージ・マハルを眺めていたそうである。死後、妻の隣に葬られたが、その棺の大きさは夫婦で異なっていた。これは対称性を尊重するイスラム教の概念では異常な事であり、アウラングゼーブの憎しみが非常に大きかったと言われている。


しかし、因果応報を受けるように彼の息子らも、王位継承をめぐり激しい闘争を繰り広げる事となり、帝国の衰退が始まるきっかけともなった。

1983年に世界遺産に登録


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