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概要

 建物のてっぺんにあり、建物を覆っている部分。

 建物の他の部分や、建物内部にいる動物家具財産などを、日光などから保護する働きをしている。


材質

 粘土を平板状に成型し焼成したもの。

 その分布域は、東アジアから地中海地方や北欧アメリカ大陸までと非常に広域にわたる。日本にはの屋根材として伝来し、近世以降日本家屋の屋根にもよく使われる。

 耐久性に優れ、激しいの日差しにも耐えて長年建物を守る。また燃えないため火事を防ぐ効果もある。

 欠点は重いこと。地震で落下して被害が出ることもある。阪神大震災後、関西地区では重い瓦屋根が倒壊の原因になるというイメージから瓦屋根が激減した。


 天然スレート(粘板岩)など。

 ヨーロッパの宮殿の屋根がこれであり、教会や民家にもよく使われた。日本では東京駅丸の内駅舎をはじめとする、明治大正の洋風建築によくみられる。


セメント

 人工スレートとも呼ばれ、「カラーベスト」「コロニアル」などの商品名で流通している。現在の日本の家ではこの種の素材が最も一般的な屋根材である。


トタン

 鉄板亜鉛でめっきしたもの。錆びにくく瓦よりも軽いので、海岸地方や積雪地方でよく見られる。


 タールなどで防腐処理をして使用することもある。一般的な木の板による板屋根のほか、日本では薄く加工した板を使った「こけら屋根」という板屋根がある。こけら屋根は独特の優美な外見をもち、古代から神社仏閣や貴族の屋敷に使われた。職人の人件費が高くつくうえ定期的に葺き替えが必要になるので、近年は歴史的建造物のほかにはあまり見られない。桂離宮、金閣寺などが代表的。


●木の皮

 日本の檜皮葺きが代表的。こけら葺きとともに最も格式の高い技法として、貴族の住居や寺社仏閣に使用された。農村部では杉皮葺がみられた。


 耐火性・耐久性に優れた屋根材。瓦屋根より軽く耐震性にも優れる。風雨にさらされると表面が青く錆びて柔らかい外見を生み出す。瓦より材料費が高くつくので高級な屋根材であるが、神社建築や和風邸宅では、その柔らかで優雅な外見が好まれる。


タイル(陶板)

 瓦の一種ともいえる。イスラム教寺院であるモスクのドーム屋根はよくタイルで葺かれている。


(かや)

 縄文時代から使われ、昭和中期までの農村地帯では藁葺きとともに一般的な屋根材であったが、定期的に葺き替えが必要になるうえ囲炉裏を使わないと寿命が大幅に短くなるので、昭和中期以降急激に廃れ瓦やトタンに葺き替えられた。現在は合掌造の家で典型的に見られる。


 燃えやすい。草原地帯で非常によく見られる。日本を含む世界各地で広く使われた。湿度の調節に優れる。また、軽量であることも利点である。


コケ

 草や樹木が少ない亜寒帯地方で広く用いられる。


 モンゴルのゲル(包<パオ>)やアメリカ先住民のテント(ティーピー)は屋根も壁も布製である。


形状

屋根の覚書き

・切妻

・片流れ

・陸屋根(ろくやね)

・マンサード、ギャンブレル

・寄棟(よせむね)

・入母屋(いりもや)

・尖塔

ドーム

・ヴォールト


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