菓子・乳製品製造販売会社の株式会社明治については、旧社名の明治製菓を参照のこと。
概要
番数 | 244番目 |
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使用期間 | 1868年10月12日~1912年7月30日(44年187日間) |
天皇 | 第122代明治天皇 |
勘申者 | 松平慶永 |
典拠 | 『易経』「聖人南面而聴天下、嚮明而治」 |
他の候補 | 不明 |
日本の元号。明治元年1月1日(西暦1868年太陽暦1月25日)から明治45年(大正元年、西暦1912年)7月30日までの期間。明治天皇の在位期間とほぼ一致する(明治天皇は明治以前に即位しているため微妙にズレている)。この元号より、日本の元号は天皇の代替わりごとに元号を改める一世一元の制となった。
典拠は『易経』説卦伝の「聖人南面して天下に聴き、明に嚮ひて治む」で、「天下の道理を尽くし得て人類の地位を成就させた聖人、つまり天地による万人・万物を覆戴し慈育する働きに一役買うことができる聖人が君位に就けば、南に向かって坐り天下の政治を聴く、すなわち明るい方向に向かって治める」という意味の元号である。
前越前藩主の松平慶永らが勘申したいくつかの元号案を籤として、宮中賢所で明治天皇が御自ら抽籤なさって決定されたものと伝えられる。
明治の典拠
『易経』説卦伝、「聖人南面而聴天下、嚮明而治」
『書経』注、「其始為民、明君之治」
『孔子家語』五帝徳、「長聡明、治五気、設五量、撫萬民、度四方」
『荀子』「上宣明則下治弁矣」
明治時代
明治維新を迎えた近代日本が、帝国主義の時代に欧米列強と比肩する国家になるべく急速な近代化や富国強兵に邁進した時代である。
この時代の日本は、薩摩と長州出身者を中心とした藩閥政府主導で武士などの身分制度を廃し中央集権体制を固め(廃藩置県)た。同時に鉄道や蒸気船などの近代的な文物を受け入れ、国内で培った軍事力と経済力を背景に対外進出に乗り出す。明治時代後期には、日清戦争・日露戦争などの大きな戦争を経て領土や権益を拡大、ついに産業革命と不平等条約改正をなしとげた。
近代日本の基礎は、良くも悪くもこの時代にほぼ固まったと言える。
2019年の令和改元時点で、世界最高齢の田中カ子氏(当時116歳・明治36年生)をはじめ明治生まれの日本人が2600人ほど存命している。この人たちが栄えある五元号を跨いだ人たちである。
明治時代を舞台にした作品
関連タグ
明治時代 明治維新 明治政府 明治製菓 明治大学
時代 日本史 元号 年号 大正 昭和 幕末 近代
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